スピグラのレンズ

コダック・エクター 101mm
Kodak Ektar

 コダック・エクター 101mm f4.5
  アメリカコダック社 3群4枚 テッサータイプ
  シャッター 
 グラフレックスのスピグラをはじめとする23(6×9)シリーズの標準レンズとしては高級バージョンです。
 同じようなものでコダック・メダリストI や コダック・メダリストII に搭載されたコダック・エクター100mmは4群5枚構成のテッサー変形もので若干違うものです。
 本家のテッサーに負けない解像力を持った銘玉とされます。

 中々しっかりして描写をします。
 ミニスピグラにつけて、距離計連動で撮影しています。距離計は厳密に言うと4フィートで2cmくらいの後ピンになっています。
 このようなレンズは、絞りを開けて撮るものではないですから、十分に実用範囲かと思います。
 この状態ではボディとフィルムバックの間で若干光漏れを起こしています。後日遮光フェルトで対策をしたところ改善されました。

 コダック・エクターはシグネット35などの35mmカメラ用から大判カメラ用のコマーシャル・エクターと呼ばれるものまで作られています。
 基本的にはテッサータイプ、もしくはテッサー変形タイプのものです。
 コダックのレンズの中には3群4枚のものが他にもありますが、前玉回転式のものはエクターを名乗っていません。
 USAコダックの看板ブランドです。

リンク スピードグラフィック23   センチュリー・グラフィック

クラウン・グラフィック45

カラート距離計調整法   レンズボード作成