スピグラ系レンズ

Kodak Ektar 127mm
エクター127mm f4.7 (4×5)

 コダック エクター127mm f4.7 4×5用
  USAコダック 3群4枚テッサータイプ
  シャッター コダック・スーパーマティック T B 1 〜 400 X接点
  絞り 4.7 〜 32
  コーティングあり
  クラウン・グラフィック・・・6×9と6×6で試写

 このレンズはクラウン・グラフィックの純正標準レンズとしては高級バージョンです。
 エクターは基本的にはテッサーコピーです。ごらんのように実に丹念な描写をします。
 本来、大きなシノゴをカバーするレンズですから、6×9で使うと当然のように画面の隅でも歪は感じられません。
 私が使うと硬めになりますが、柔らかなトーンに仕上げても解像度は落ちることは無いはずです。
 シグネットの44mm ・ メダリストの100mm ・ スピグラ23用の101mm とエクターを使ってきましたが、どれも良いレンズです。
 決して高価なレンズではありませんが、本家のテッサーにも負けないと思います。

 絞り込んで使っていますから127mmでもピント幅は結構広いです。
 真ん中のものは晴天の空がバックにありますがフレアーも少なく納まりました。
 左のものは等倍くらいまで寄ったものですが、ここのHPに露光補正を載せておきながらやらなかったので、ネガが露出不足です。ここまで寄るとシャッター二段分の補正が必要のはずです。この写真は66で使っていますから、本当にレンズのセンターを使うのでボケも古いテッサータイプとは思えないほどです。
クラウン・グラフィック センチュリー・グラフィック ミニスピグラ