KODAK SIGNET 35
コダック・シグネット・35
白黒試写

　カメラ　コダック　シグネット　35　初期バージョン
　　レンズ　コダック　エクター　44ｍｍ3.5

　半逆光の条件です。左上に太陽があり商店街にあるためフレアーが掛かってきています。この条件ならほとんどのレンズで起きるはずです。
　ピントのあった部分の描写力は普及機のジャンルの入るこのカメラとしては抜群のものです。ボケも特に癖があるわけでもなく評判どおりの力を持っていると思われます。

順光の恵まれた状況の写真です。 　硬めの私好みのレンズです。 　準ワイドともいえる44ｍｍなので被写界深度も大きく画角もある程度あるので作画のしよいレンズです。この時代のカメラらしくファインダーが余りよくないので今の時代に使うと寂しい感じもします。 　折りたためないのですが、非常にコンパクトに作られているので携帯には向いています。この手の３５mmカメラでは一番小さいほうです。 　エクターの描写力は後年になってから評判になり今ではレチナのエクター付が他のレンズより高くなっていますね。 　カメラとしてはレチナはドイツコダックではるかに作りは良いですがこのシグネットは価格から言ったら買い得かも知れません。 へ 　　カメラ解説へ

　左端の逆光写真は太陽が写り込んでも焦点内のあるため非常にすっきり移っています。ゴーストも無く優秀なものです。絞りは羽が６枚ですが自動絞りなど必要ないので割合と円形に近くなっています。この辺りもボケに影響あると思います。角が無いのでビームも出にくいと思います。