Wanted
欲しいカメラ
      

 これから上げるカメラは、私が使ってみたいカメラです。
 スペックなどはネットで集めた資料からのものです。従って、私の使った上での感想ではありません。
 写真も見難い物が多いですが、入手できたら良いものに替えます。
 ここが混み合ってきたら下の『珍カメ・変カメ』または『名品カメラ』に移動させます。そちらもどうぞ・・・
 どれにも入らないものは
『欲しいカメラ卒業生』のコーナーに移しました。。
 珍しいカメラやアイデア一杯のカメラを集めたコーナーを作成しました。
 右のロゴをクリックしてください。おいおい追加してゆきます。
 今まで生産されたカメラでアイデア的にも性能的にもいいなと思うものを名品カメラ
 集めて載せて行きます。ここの卒業生が行きます。  
 こんなカメラを手に入れるにはオークションを活用する方法もあります。
 国内ではYahoo、海外ではeBayでは豊富に出品されています。
 感想やら面白いニュースなど掲示板に書き込んでいただければ幸いです。  

ENSIGN MULTEX

 なんと、このカメラはかのエンサインの物です。
 残念ながら127フィルムの物です。
 機能的には1/2から1/500までのフォーカルプレーンシャッターと言う高級?な物だそうです。
 レンズはムルター50mmと言うものが着いています。1937〜38年だそうです。戦前のヨーロッパではカメラ産業はここまで育っていたのです。
 フォーカルプレーンなのにどうもレンズ交換式ではないように見えます。
 金を出して欲しいと言うものではないですが、一度使ってみたい物です。
 EXACTA SIX
 エクザクタ シックス

 銘版はまさにエキザクタのものです。6*6版の一眼レフで写真で分かるようにフォーカルプレーンです。
 ペンタコンシックスでも未完成な感じですがこれは全く未完成と言えるようなものです。
 とにかく作ったと言うようなもののようですが詳細は分かりません。中判の一眼ですから当然シャッターを切ればブラックアウトするでしょう。
 使うのでなく飾るのであれば中々格好の良いものだと思います。ただし、数が少ないので気軽の飾るよぷな値段では入手できないかもしれません。
 FLEXARET VI
 フレクサレット 6

 チェコスロバキア・メオプタの作った二眼レフで7型まで作られたもので、二眼レフとしては一番後まで生産されたものの一つです。
 この6型はグレーの外装も目立ち数も比較的多いものです。
 古い型は私が持っている同じメオプタのミローナと同じミラールと言うレンズが付いていましたが、途中からされに切れ味の良いベラー(ル)が付けられました。最近ではこのレンズが良いとか言ってマニアが増えているそうです。
 5型からはレンズ下の距離調整レバーのつまみが二つになり遠近何処にあっても指が届きよいように改良されています。これはミノルタ・オートコードより優れたアイデアでしょう。
 シャッターはドイツのプロンターなどが付いたものとチェコで作ったものの両方を使ってきましたが、6型あたりからはチェコ製しか見かけません。
 35mmフィルムが使えるアダプターが今でもふんだんに出回っています。5型までは巻き戻しが出来ず暗室作業が必要なようですが6型以降は巻き戻しが出来るようになったようです。ただ、いまどき二眼レフに35mmフィルムを入れるかどうかは疑問ですが・・・
FUJICA SUPER 6
フジカ スーパー シックス

 
国産スプリングカメラの最後の方を飾るものです。柔らかいフォルムのフジカシックスに連動距離計を組み込んだものです。マミヤシックスはフィルムを移動させることでスプリングカメラでも早くから距離計連動を実現しましたが、こうした形では機構が複雑になるため実現が遅れました。これが出た時にはスプリングカメラ時代は終わりに近づき結局はあまり売れないままで終わったカメラです。
 レンズも優秀でいいカメラだと言われたのですが、お目にかかることもあまり無いものです。
 国産スプリングカメラの弱点は蛇腹の材質にあります。良く確かめて光漏れの無いものを探してください。これはフジカだけの話ではありません。
 MINOLTA AUTOCORD L
 ミノルタ・オートコード・L

 説明するまでも無く、日本を代表する二眼レフです。この機種はセレンの露出計が組み込まれています。実に簡単明瞭な露出計でASA感度だけセットしたら後は左手側のノブに付いた窓で追針するだけでライトバリューが分かると言うものです。ありがたいけどライトバリューは覚えていません。そんな人のために絞り側の数字とシャッター側の数字を足してメーターの数字にすれば露出はドンピシャと言うものです。きちんと使えば単独露出計並には働くでしょう。
 実はこの機種はゲットできました。
 若干問題もあるのですが、シャッターなども動いているので撮影は可能です。
 現在完了形のWantedです。
 詳しくはをクリックしてください。
MINOLTA PRESS
 ミノルタ プレス
   
 日本であまり作られていないプレス用のカメラです。
 スピグラに比べるとかなり華奢なつくりですがプレスカメラとしてのコンセプトは満足させているようです。
 お目にかかったこともないし、お目にかかれることもないカメラだと思います。
 ミノルタは戦前戦中の一時期ドイツとの提携でカメラを作っていたようなのでそうした技術が盛り込まれたものかもしれません。
 コンパーの載ったスプリングカメラも作っていたのですから不思議ではないです。
AUTO TERRA SUPER
オート・テラ・スーパー
   寺岡製作所 1950年代
    
 このすっきりとしたカメラは、秤でおなじみの寺岡製作所が作ったものです。秤屋さんらしくスプリングを使った自動巻上げです。ボディが小さいので7枚くらいしか巻き上げられないようですが、別売りアダプターをつけるとモータードライブ並になるようです。
 このカメラズノーレンズ付きもあるようです。名前は聞いたことがあっても実物を見ることのほとんど無いカメラです。かなりの珍品に入ると思います。完動品がひょっこり出てきたらお宝です。
 それにしても、すっきり仕上げたカメラで専門外のメーカーのものとは思えない出来です。ただ、目立たないのも確かです。

 軍艦部をここまで凹凸無しにしておきながらアクセサリーシューの始末が・・・出っ張りを取って、ミノルタαのように普段はカバーをつけるとかの一工夫が欲しいですね。
CANON  DEMI-C
キャノン デミ C

 
キャノンのハーフカメラの一つ、「デミ」の中でレンズ交換の出来るものです。
 標準レンズが28mmと言う焦点距離なのでシャッターをレンズの後に置く『ビハインド・ザ・シャッター』として、レンズ全部を取り替えるようにしたものです。50mmと言うハーフカメラでは準望遠と言えるものが付けられています。
 フォルムはキャノネットなどと同じ柔らかいもので、キャノンの女性向路線の一つです。
 見掛けはおとなしくても、きちんとしたレンズ交換が出来る優れものでしたが、本格的マニアには受けず数が出ていません。レンズもセットで出ているのもを探さないと交換レンズが後で入手できる可能性は低いでしょうね。きちんとしたメーカーが大衆用に作ったのに珍しいカメラに入ると思います。
CANON 7s
キャノン7s 50mmf0.95付

 
ボディはレンジファインダー式キャノンの最後の方のものでCDS露出計を組み込んだものです。シンクロもシャッターにXの速度表示のある古いタイプのものです。
 これを取り上げたのはこのレンズです。『人間の目を越えた』とか各レンズメーカーが1.4から1.2へそして1.1と大口径競争をした最終地点ともいえる0.95と言うものです。
 勿論、大したものです。キャノンは非球面レンズの導入なども早く大したものです。
 ただし、こうしたレンズは記念碑的なものです。確かに明るいですが、これを開放で使う意味があるのか???となると疑問ですね。一眼レフではないのでこの太いレンズはファインダーに視界を邪魔するだけともいえます。これにフードを掛けたら近距離のものは見えないでしょうね。
 一眼レフ時代になる頃にはこの大口径競争はやらなくなりました。
 普通のレンズ並みの値段で手に入るなら、『こんな化け物もあるんだぞ・・・』
と、見せびらかすためにもっていてもいいでしょうね。
 ただし、レンズはものすごく数が少ないので・・・

 KALLO WIDE
 カロ ワイド  
コーワ

 レンズシャッターワイドカメラが流行った時に出たものの一つです。コーワ独特のエプロンの縁取りが特徴です。
 プロミナー35mm2.8にセイコーシャMXと言う組み合わせはレンズシャッター機としては高級の部類です。
 ピント合わせ用のノブがレンズ下に見えていますが、この頃を最後にこうしたノブは減りました。レンズ横にレバーを付けたものの方がカメラを構えたままでのピント合わせがしよいですからだと思います。
 一連のワイドカメラは35mmレンズで今なら標準に近い感覚で使われるのでしょうが、意外と普及しなかったのか中古市場では少ないですね。やはり、先駆けになったオリンパスワイドが多いようです。
 LICA FLEX 1
 ライカ フレックス I
 35mmの王者、ライツもニコンFの発売と共に充実していった、35mm一眼レフの波に飲み込まれ、レンジファインダー市場が縮小するのに耐え切れずに乗り出した最初のものです。
 ご覧のように消化し切れていないスタイルのものです。『LICA』の文字が無ければミランダなどと変わらない感じです。つまり、高いライカである必要が無いジャンルなのかもしれません。
 レンズもそれまでのM型の遺産を継承することも出来ず
新規開発となります。
 ライカの歴史の中で失敗作ではないですが、存在理由の分からない物になってしまいました。
 丁寧に作られたライツのカメラですから、安く(一般のM42並に)手に入るなら、欲しいものですね。ニコンF並ならニコンの方を買いますが・・・
 SAWYER'S mark IV
 ソーヤーズ 4 日本
 レンズを見て分かるように、このカメラは東京光学の物です。トプコンフレックス・ジュニアでしょうね。
 東京光学らしく丁寧に作られたボディにトプコールですから超一流の4*4二眼レフでしょうね。
 クランク式セミオートマット・・・精悍な顔立ち・・・
 4*4と言うハンディはありますが手元に来ればかわいがること間違い無しの一台だと思います。
 フィルムもまだ手に入りますから充分実用にはなります。
 4*4を使うときはトリミング無しの真四角画面を使うつもりで無いと、トリミングしてしまうと35mmと原板サイズはさほど変わらなくなってしまいます。これが4*4の普及しなかった理由でもあるようですが・・・
 トプコンフレックスを探すよりこうしたOEM物を探す方が早いかもしれません。
VITESSA 500 AE
ビッテッサ 500AE
 メーカー名がZRISSIKON VOIGHTLANDERとなっています。
 まさにコニカ・ミノルタです。
 名前もビッテッサを名乗っていますが、どう見ても安物コンパクトカメラですね。レンズもランサーを付けていますからきちんと写るはずです。
 これ一台持てばドイツのレンズシャッター機の代表二社を持ったことになります。
 金を出して欲しいかと言われると、「欲しくない」という一台ですが、話題として置いておいても・・・程度です。
KODAK 35
コダック 35 
USA コダック
 コダックのコンパクト35mmの原型のようなものです。何も付いていませんが、アルバダファインダーのコンパクトなものでこのあとに続いて開発されるコダック35とは全くイメージの違うものです。

 ポケットに入れて歩く散歩カメラには面白いと思われます。
 多分『普通に写る』カメラではないかと思われます。
 新品では日本には全く入ってこなかったものと思われます。かといって、日本で見かけることが少ないだけで希少価値はないものでしょう。
WELL STANDARD I
ウエル スタンダード 1型  
日本光機
 日本のカメラらしくないですね。
 127フィルムの4*5の物です。フィルム送りは赤窓式、軍艦にある二つの窓は距離計ではなく、丸い方は反射型で上からのぞく、四角い方は普通のファインダーです。こうした二つのファインダーはボックスカメラや古い蛇腹にあるもので、戦後これを軍幹部につけていたのはウェルミー・シックスがあります。このように並べられると距離計連動のカメラに見えてしまいます。
 シャッターはNKK、レンズは自社ブランド65mm4.6です。珍胴式のスタイルは私が持っていたブラウン・パクシナ29などドイツの中判には結構あったのですが日本製は珍しいです。ただ、120では無く127なので実用上はあまり面白くないですね。
 数が極端に少ないのでお目にかかることも無いと思います。
PILOT SUPER
 パイロット スーパー
 ドイツ ドレスデン 1939年

 120フィルム、6*6の一眼レフです。フォーカルプレーン1/200までと言うものです。レンズはオリジナルのパイロッター75mm4.5ですし、この時代ではフリネルレンズも無かったですからファインダーはかなり暗いと思います。しかし、パララックス無しで、簡単に撮れるカメラが欲しいと言う希望がこうした先進的なものを生み出したのだと思います。
 戦争前のものですから、ローライのオートマット機構といい、当時のドイツカメラ産業のレベルの高さが分かります。全く肩の並べようの無いレベルの話です。
 レフレックス・コレレもそうですがその完成度はすばらしいものです。この流れがハッセルを生んだのでしょうね。
 EBNER SFM
 エブナー SFM
  ドイツ スツットガルト 1930年代

 一見、何の変哲も無い6*6のスプリングカメラですが、ボディがベークライトで出来ています。今時代にはやった入門気やおもちゃ的カメラに多いベークライトボディですが、決しておもちゃではなくきちんとしたものです。
 レンズはメイヤーのプリモタール75mm3.5でシャッターはコンパーの1/300が付いています。当時としては中級機のスペックかと思います。
 こうした流線型のフォルムにベークライトという新しい素材を使った先進的なものだったのだと思います。
 ベークライトは経年変化も少なく狂いも少ないので優れたカメラボディです。ただ、ネジなどを外すと再びきっちり閉まりにくいという今のプラスチック同様の欠点もあります。
 日本では非常に珍しい存在でもあります。
 NAGEL VOLLENDA
 ナゲール ボレンダ
   ドイツ 1931〜37

 ナゲール博士が作ったカメラでこの後コダックに吸収されドイツコダックのデュオなどに発展した。この技術はレチナの開発にも生かされドイツコダックの基礎を固めたものといわれています。
 カメラはベスト判(127)のです。
 ベークライト製のおもちゃ的なものの多かったベスト判でもこれはコンパーシャッターにテッサーやシュナイダーのレンズを乗せてしっかりした本物のカメラを目指したものです。歴史的な意味でも価値のあるカメラの一つでしょうね。
 日本では新品当時はほとんど入らなかったカメラの一つです。
 PIGEON 35 R
 ピジョン R
  信濃光機

 
戦後たくさんあったカメラメーカーの一つですが、丁寧に作られたカメラです。レバー巻き上げになったものもあるようです。
 レンズは当時国産では定評のあった富岡のトリ・ランサーを使っています。三枚玉ですがよく写るといわれていました。
 シャッターはTBKという1/200までのものが付いています。この頃はNSKとか色んな三文字のシャッターが使われていますが、正体不明のものもあるようです。
 こうしたメーカーのものは、アメリカ向けの輸出が主なため残されているものは少ないようです。
 戦後の組成乱造の頃には『よく写る』と言う言葉が普通に使われました。逆に言うとあまり写らないものがたくさんんったということでしょう。
 1940年代から50年代のクラシックカメラではこの『あまり写らない』ものも確かにあるようです。
 この信濃光機のものはよく写ると言われた方のカメラだったと思います。
AGFA REFLEX
アグファ レフレックス

 ボルシー、サモカと並ぶ35mm二眼レフです。このカメラもウエストレベルファインダーの使いにくさを解決するために普通のファインダーを持っています。もちろんこれではピントは合わせられません。
 実物は見たこと無いのですが、35mm二眼レフのウエストレベルでは拡大鏡を使った状態でじっくりピントを合わさないと見えないと思います。アイデアは別として実用性には欠ける形式だと思います。6*6などの真四角と違い縦位置撮影では大変だと思います。
 全く実用ではなく飾り物としてコレクションにはいいと思います。ただ、数が少ないのでめぐり合えるかどうか疑問です。
FUJITA 66
フジタ 66
 藤田光学

 120フィルムの6*6一眼レフです。どちらかと言うとスタジオ向きの感じがします。
 日本の四畳半メーカーなどが淘汰され落ち着いた時期に開発されたものですがゼンザブロニカほどの機能と目を引くものが無いため販売面では苦戦したようです。ブロニカはニッコールを搭載することにより評判をとったのですがこれは自社ブランドでありその面でも地味なものとなります。
 数が少ないのでお目にかかる機械は少ないと思いますがコレクションとしては面白いと思います。しかし、実用面を言うならブロニカのほうがはるかに上だと思われます。
PETRI 7 FLEX
ペトリ 7 フレックス

 ペトリの最後の方のものです。
 露出計のCCD受光窓をこのような形にしたものはツァイスなどにもありますが、ボディに埋め込んだ露出計がかなり不正確であると言うユーザーの不満を解消するために受光角度を小さくしてあります。現在のようにレンズを通した光量を測るようになるまでに苦心したものです。
 丁寧なカメラ作りでは定評のあった栗林もニコンやキャノンのように一流メーカーにはなれず、一眼レフ時代を迎え、弱小カメラメーカーが淘汰されてゆくようになると二度の倒産を経て消えてゆきました。
 ペトリ 7と言うとレンズシャッター機が有名ですがこうしたものも存在したのです。この時代のペトリは販売力を失っていましたから現物はかなり少ないかと思います。現物があり動くものであれば写りは基準に達した物のはずです。
VITO III
ビトー 3
フォクトレンダー社 ドイツ


 私の持っているビトー2の後継機種で35mmビトーのスプリングタイプ最後のものです。前蓋が上下開きに変わり、距離計が連動するようになりました。レンズもカラースコパーより上のウルトロンが選べるようになっています。ただ、セルフコッキングは採用されていません。
 フォクトレンダーにはこの中級機のほかに最高級のビテッサが用意されていたので無理をしなかったものと思われます。
 機能的にはレチナに及ばないのですがレンズの良さで人気がありかなりの高値になっています。2型との値段の差はかなり大きいです。
 気軽にフォクトレンダーの35mmを使うなら2型でよいかと思いますが、ウルトロンは使ってみたいものです。プロミネントというリジットタイプのものにも付いていますがこちらもかなり高いですね。
CANON DIAL35
キャノン・ダイアル 35

キャノン製の異色のカメラです。
 ボディ下のグリップがスプリングになっています。リコーオートハーフと同じようにスプリングを巻き上げておいてフィルムを自動巻上げにしようというものです。
 話題にはなりましたがものすごく便利になったというものでもなく一時的なものでした。モータードライブ、完全オート露光になってこれが当たり前になったのですが・・・
 海外では8mmで有名なベル・アンド・ハウエル社にOEM供給されていますからそのブランドのものが逆送されているものもあります。
 コレクションとしては面白いですが実用という面ではやはり???でしょうね。
MIRANDA  G
ミランダ G


 トプコンが出たら当然、ミランダも出さないと片手落ちでしょう。
 この一眼レフはファインダーの美しさに定評のあるものです。シャッターボタンがボディ前面にあるなど日本ではなじまれなかったスタイルです。この写真ではソリゴールのレンズが着いていますが、輸出ではかなりの力を持ち、OEMでも出ています。ズノーの技術が生かされているともいわれるレンズも根強い人気があります。
 一眼レフとしての機能は全部備えて居るのと、レンズの互換性からマニアが随分居るようです。
 オークションでは海外の方が豊富に出ているようです。
TOPCON SD
トプコン SD
東京光学
 東京光学の誇る一眼レフです。ほかの一眼レフとは一味違うスタイルとトプコールの味でマニアには受けたカメラです。国内より海外での評価のほうが高かったものの一つです。これもべセラーのネームがかぶっています。
 シャッターボタンもボディ前面にあるのでほかのカメラから持ち替えると違和感があるかもしれません。
 製造しなくなってから結構人気があるようです。国内より海外にきれいな品物が残っているようです。
SENI LEOTAX
セミ レオタックス

 丁寧なカメラ作りで定評のある昭和光機の120セミ版のカメラです。国内では時代も悪くさほど売れていないようですが、海外では活躍したようです。35mmのレオタックス同様丁寧に作られているようです。国内ではパールやマミヤシックスの陰に隠れていますが、日本製スプリングカメラの中でも名機に入る一台かと思います。
 フィルム巻き上げ機構のカバーに刻まれたレオタックスのロゴひとつにも
こだわりが感じられるものです。
RETINA REFLEX
レチナ フレックス
  ドイツ・コダック社
 カメラとしては失敗作に近いとも言われますが、ドイツが一杯作ったレンズシャッター一眼レフの初期のものです。シャッターはシンクロコンパー、レンズはシュナイダーのクセノンCレンズかローデンシュトックのヘリゴンCです。
 使ってみたい理由は手に入れてしまったレチナの交換レンズクセノンCのワイドと望遠を使ってみたいからです。レンズは2cや3cと共通です。レンズのシャッターと後玉を残して前玉を変える方式です。設計的にはかなり無理をしているそうです。
 スプリングカメラでは外付けファインダーと半分手動の距離合わせで厄介なものですが、一応一眼レフなのでその面は楽になります。ただし、ファインダーは暗くピントが見えるかどうか・・・
 気をつけないと後に何も付かないこの型とSだとかIIIだとか付いたものはレンズ交換システムが違います。同じでも元がクセノンならクセノンの交換レンズを揃えないと、ヘリゴンとはくっつきません。ややこしいのです。
 クセノンCレンズのレポートは11月中頃にはアップできると思います。ボディは2cの予定です。

Graflex
CENTURY 35A
 アメリカ製ではありません。レンズもコーワの45mm3.5が付いています。グラフレックス向けにコーワが作ったものです。一見、パノラマのように見えますが普通のものです。エプロン回りに少しコーワらしさもあります。
巻上げがレンズ下に見えるレバーで行うユニークなものです。それ以外は取り立てて言うほどのものでは無いと思いますが、実物は見たことも無いカメラです。
 日本でも出ていたのでしょうか?
AIRES
VICEROY
アイレス バイスロイ
 1950年代最初は二眼レフで次には35mmカメラで一世を風靡したアイレスが作り出した6*6とセミ判兼用のスプリングカメラです。
 ご覧のようにブライトフレーム付距離計連動ファインダーと言う意欲作です。
 1957年とかいいますから、既にスプリングカメラの時代は終わる時です。
 数が非常に少ないものですが、コーラル75mm3.5とセイコーシャMXがついたもので現物があればすばらしいものかと思われます。
 ZEISS CONTINA
 ツァイス・コンティナ
 
ツァイスが作った35mmスプリングカメラの最終型に近いものです。コンテッサほど大層なものではなく普通の距離計を搭載していますが単独距離計でしかありません。シャッターもセルフコッキングが省かれています。
 レンズはテッサーのものとノバーのものがあります。
 どうせなら距離計の無い533/24の方がすっきりすると思いますが、中々テッサー付がありません。
 このタイプは最初。IKONTAと呼ばれていました。
 今ではリジット型レンズのコンティナが多く出回っているので区分が難しいです。
 カラート・レチナと揃えたのでIKONTA/24かCONTINAが欲しいです。

欲しいカメラ卒業生・・このコーナーに乗せたもので『珍カメ』でも『名カメ』でもないものを移したページです