熊野

 神々が生まれ、神話が生まれた地『熊野』・・・『ユヤ』とも読まれるそうです。
 太古の昔より、人々の心の中に住み続ける神秘なもの、偉大な自然に対する憧れと恐れを具象化する土地として、崇められてきた土地です。
 古くは『蟻の熊野詣』と言われる熊野信仰の地として、『ふだらく信仰』の地として極楽浄土への入り口として、数知れない人々が、十重二十重と連なる紀伊山地を越えてこの地を訪れました。
 そして、今。21世紀になり、この地は『世界遺産』として世界の人に紹介されました。
 この地は、物見遊山で遊びに来て面白い土地ではありません。何も無い、自然があるだけの土地で、古き人たちのように『自分との対話』『神との対話』を求める人にこそその良さのわかるところです。信仰心などは無用のものです。素直に成れればよいのです。
 ここで言う『熊野』とは現在の行政区域ではなく、古く『牟婁の地』(むろ)と呼ばれた地域全体を指します。紀伊半島全体を指す広いものです。この裏山が『高野』『吉野』となります。
 それぞれの詳しい解説は、各地の公式ページなどに詳しく記載されていますから、私は自分の視点で切り取った写真を中心に紹介してゆきます。   
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花の窟 産田神社 大馬神社
日本最古の神社と古事記に記載があります。
   三重県熊野市
ここで火の神が生まれた産屋跡だと言われています。
    三重県熊野市
古代より進行の対象になった、岩と滝が日本人の信仰の原点を示します。
    三重県熊野市
本宮大社 速玉大社 那智大社
写真無し
制作予定
熊野三山の一つ、熊野川の中流にあり、紀伊山地を越えてきて最初におまいりした神社です。
    和歌山県本宮町
新宮市の名前の由来にもなった神社で熊野川河口に位置します。

    和歌山県新宮市
那智山として親しまれる熊野三山の一つで以前は隣接の青岸渡寺といったいでした。
    和歌山県那智勝浦町