本宮大社

 熊野本宮大社は熊野川中流にあり、紀伊山地の懐に抱かれています。
 中辺路などを経て熊野詣に来た都人などが最初に参拝したお社です。
 現在の社は熊野川に面した小高い山の中腹にありますが、明治の大水害までは熊野川の河川敷にありました。その水害により十津川村など流域の山村が壊滅的被害を受け、本宮大社も流失し十津川村の住民の一部が大挙して離村し開拓団として北海道に渡り「新十津川村」を造りました。旧社跡には鳥居と祠が祭られています。
  この本宮大社も那智大社同様神仏混合の名残のような山門があります。


本宮大社の大鳥居これより神域  ツァイス・イコンタ523/18テッサー75mm

     石段の続く杉に囲まれた参道・・・奥山を思わせます ヤシカフレックスD


                  桧肌ぶきの山門を抜けるとシンプルな社殿前に出ます。 ツァイス・イコンタ テッサー


             

    白木作りの神殿はシンプルでこじんまりしたものです。
   信仰の地でありこけおどしの大きなものは必要なかったのでしょう・・・ 
ツァイス・イコンタ テッサ