速玉大社

 熊野速玉大社は新宮(しんみや)であり、新宮市の由来ともなっています。
 熊野川の河口近くに位置して三山の中で唯一つ街中にあります。
 地元の人は『権現さん』と親しみを込めて呼んでいます。
 本宮から新宮まで今では168号線の快適な旅になりますが、かつては険しい熊野川流域を峠越えをしながらの旅でした。
 その途中からは、修験道の『奥駆け』の道が『大嶺山』『吉野』と伸びています。この地帯一体として『世界遺産』の登録されました。

 朱塗りの社殿は本宮大社と対極にある雰囲気です。
 街中に位置することもあり三山の中では異質なものを感じます。

        マミヤRB67 90mm 富士フィルム

 境内は早朝より市内の奉仕の方が見えられて、清掃など行われています。新宮の人にとって氏神さん的な存在なのでしょう。

早朝、まだ参拝者も訪れない境内に朝日が差し込み、すがすがしい空気に包まれるとき、街中であることを忘れさせてくれる、かつての三山の面影がしのばれます。





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 かつてはこの社殿の周りもうっそうとした森に覆われていやのだと思います。少しはなれたところには、太古よりの暴れ川『熊野川』の氾濫が作り出した『浮島の森』があります。

 すごい幟がありました。
 云われは知りませんが『日本第一』だそうです。ご自分でお確かめください。







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