スピグラ系レンズ比較

手持ち4×5レンズ比較
6×9で使用の場合

 バウッシュ&ロム     88mm  USA
 コダック エクター    127mm  
USA
 フジナーW         150mm 
JAPAN
 シュナイダー ジンマー 210mm
  GERMANY
  カメラ クラウン・グラフィック4×5 フィルムホルダー グラフレックス23
  フィルム コダック トライX D76二倍希釈現像 ASA400

 4×5用レンズは以上の焦点距離違いの4本が手元にあります。
 本当はワイド側に65mmが欲しいのですが、高くて手が出ないで居ります。
 これらを6×9で使った場合の比較写真を載せて見ます。
 同じ場所に三脚を立てて同じ一本のフィルムに写してあります。つまり、条件はほぼ同じと言うことです。
 画角にすると35mm換算の42mm位から100mm位までなので大きな違いが無く、動ける範囲なら移動して画面の納められる被写体が多いと思われます。
 しかし、被写界深度などやはり、長い玉になってきますから、描写に違いが出てきます。
 近距離、中距離、遠距離の要素があるので、すべてf22まで絞り込んだものです。
 写真をクリックすると大きくなります。

 
 Baush&Lomb 88mm

Kodak Ektar 127mm

Fujinar W 150mm

Shuneider Symmar 210mm
 パースペクティブ的にはこれだけの違いです。
 ピントは前から画面で1/3程度のところに合わせてありますが、210mmのみが転轍機の辺りにあわせています。
 レンズの特性は127mmのエクターが一番硬めでしょうか?長いほうの二本はやさしめです。
 古いバウッシュ&ロムが一番暗部のつぶれが少ないような気もします。
 カラーになるともっと差が出るのでしょうが、モノクロではこの程度の差です。6×9で使うなら、バウッシュ&ロムの88mmが万能レンズになるように思います。
 4×5でも距離計をこのクラスのレンズに調整しておけば被写界深度もそこそこあるのでスナップまでこなせると思います。
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