JR東海・紀勢線
波田須
Hadasu
JR東海・紀勢線・熊野市駅から松阪方面に向かい二つ目の駅。
開業以来、一度も駅員の配置されたことの無い無人駅です。
集落の遥か下のほう、海のそばにホーム一本と待合用の5mほどの屋根だけです。
駅に向かう道も、最後の20mほどは車も入りません。当然駅前広場もありません。
この辺の駅の共通点はトンネルを抜けて駅があり駅を出るとトンネル・・・です。
リアス式海岸線を縫うように走ります。
この波田須には二つの歴史的言い伝えが残っています。
一つは神武天皇が上陸したと言うものです。
もう一つは『徐福』が上陸したと言う言い伝えです。
徐福は秦の始皇帝によって不老不死の薬、天台烏薬を探しに来てこの地に上陸したと言うことです。駅の近くに『徐福の宮』が祭られ、楠木の大木に抱かれたように小さな祠があります。この祠は地元の人たちによって大切に祭られてきています。