Dictionary      写真用語辞典    投書    

 カメラ・写真関連の用語を私なりの解釈を加えてまとめました。私のHPを見るときや他の写真関係のHPを見るときの参考にしてください。又、載せた方が良い言葉や、分かりにくい言葉がありましたら、トップの伝言板か質問メールください。加えて行きたいと思います。
 分野を、暗室・カメラ・撮影・写真・フィルム・ブランド・パーツに区分しましたが違う部門にまたがることもあります。

 アクセサリーメーカー等は古いブランドを中心にあげてあります。かつて大手でも今はないブランドが増えていますから・・・
 オークションとかで今の人がなじみのないメーカーでも、当時は一流と言うものもあります。国内製品を中心に取り上げてあります。 又、大きな写真屋さんのない町の人のためにフィルム類・現像薬品(暗室用品)輸入フィルムに付いて通信販売のある店を載せてあります。 クラシックカメラなどに必要な参考資料のURLは 参考資料集にあります。

NEW ! カメラ名前辞典 国内外のカメラの名前を集めてあります。随時追加してゆきます。参考資料のあるものは役立ち情報コーナーから入れるようにしてあります。
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 スプリングカメラなどクラシックカメラについてのコラムはLUZのジオログにあります。ホームページトップからは銀塩写真全般にわたる各コーナーに行けます、こちらは上のHOMEアイコンから入れます          2005/05/20 改訂 538語 

項目 分野 説明
110 フィルム ワンテンカメラといわれほんの一時期出回りました。35mmの半分以下の画面でした。元々、コダックがいわゆる馬鹿チョン的に使えるものを、もくろんだものです。出来た写真はフィルムが小さくて、安物レンズで…日本人の好みには合いませんでした。コダックはカメラを供給した責任上フィルムは作り続けましたが、近年やめたとか聞きます。これは、手元にあるなら、記念品的意味で残しておくとよいでしょう。
120 フィルム ブローニー判といわれる幅6cmの裏に紙が全面的についたものです。基本的には6*6で12枚撮りですが、半分のものがあります。
127 フィルム ベスト判といわれるもの。幅47mmの裏紙付きの物でベビーローライとか4*4と言われるものに使われました。今ではヨーロッパの一部では入手できますが、日本ではクロアチア製の白黒フィルムが手に入るくらいです。
135 フィルム 普通の35mmフィルムのことです。
220 フィルム ブローニー判の中で新しい規格のものです。巻上げが半自動になって裏から番号を見なくてよいのなら、平面性の邪魔になる紙は最初と最後だけで十分じゃないかと、フィルムの裏に紙の部分がないもの。そのおかげで同じ径のスプールに倍の長さのフィルムが巻けるようになりました。カメラのフィルム押さえの位置が紙のない分前に出さなくてはならないのですが、これを使えるカメラは簡単に切り替えられるようになっています。取れる枚数は6*6で24枚6×4.5なら28〜30枚も取れますから、35mm感覚で使えます。但し、古い二眼レフとかスプリングカメラでは使えませんから、間違えて買わないようにしてください。パッケージも大きさも同じです。
4*5 フィルム シノゴと呼ばれるもので、カットしたフィルムを使う4インチ×5インチつまり大体10cm×12cmにもなる原版を得られます。プロ用のカメラとして今でも使われています。
620 フィルム コダックが提唱したフィルム規格。フィルム自体は120と同じものですが、巻き取り軸が極端に細いものです。コダック社はこのフィルム発表以来620仕様のカメラを作り続けましたが、世界の趨勢は120の方に残りましたから、35mm時代に入るとともに、フィルムの供給もままならなくなりカメラとしては製造されなくなりました。 このタイプのカメラを使うには120のフィルムを620の軸に巻きなおして使います。
6*4.5 写真 セミ判もしくはロクヨンゴと呼ばれます。120フィルムの一般的なフルサイズ6*9を半分にして経済的にし、カメラも小さくしたものです。カメラにはセミ・イコンタ、セミ・パールなどのスプリングカメラがあり、新しくは富士が645シリーズを作っています。120で16枚もしくは15枚撮りです。
6*6 写真 ロクロクと呼ばれます。120や220のフィルムを使い約6cmの真四角に原版を作ります。二眼レフやスプリングカメラの原版サイズに使われ非常に多くのカメラが作られました。スライドは真四角のままで鑑賞できますが、印画紙に焼くときトリミングをするか。余白を一杯残して真四角に焼くか、議論のあるところです。120で12枚撮りです。
6*7 写真 ロクナナと呼ばれます。四つ切印画紙の比率や120フィルムの長さなどから作られた比較的新しいサイズです。カメラもクラシックカメラにはありませんが、マミヤRB以来高級アマチュアとプロ用に各種作られています。120で10枚撮りです。
6*9 写真 ロクキュウと呼ばれます。120や220のフィルムを使い約6cm×9cmの原版を作ります。いわゆるブローニーです。今では写真屋さんの出張危難撮影に使われるものです。一般に使えるカメラでは最大のサイズですから、アマチュアでも高画質を求めるときに使います。120フィルムで8枚です。
8*10 フィルム エイトバイテンといわれます。4*5の更に倍の原版が得られるため、大きな写真が必要なとき使います。週刊誌の表紙より大きなものです。
APS フィルム アドバンスド・フォト・システムとかいう企画でフィルムメーカー・カメラメーカーともに参加した規格です。一番新しくて最後の規格です。出来たフィルムはカートリッジのままです。ネガも見られないからインデックスプリントと言うサンプルを必ず作るように取り決められています。 又、写真データはフィルムに記憶されています。35mmの約1/1.6のサイズで超微粒子フィルムを供給し高画質で小さくてフィルム入れも失敗しない…というコンセプトでした。しかし、現実には35mmにも同じフィルムは供給されるし、35mmカメラもフィルム装填が自動化されるし、あまりメリットが無いことになりました。普通の引伸ばし作業も出来ず、マニアには相手にされませんでした。この原版サイズは今の普通のデジタルカメラのものと同じです。つまり、ワイドレンズの供給が無いに等しかったわけです。これではメリットより、画質が落ちるデメリットが大きく、特に高級志向の大きい日本では早急に勢いを失いました。今では、フィルムメーカーのお荷物のなっています。お金を出しては手を出さない方がよいと思います。
ASA フィルム フィルムの感度を表す単位。日本ではこれを長く使ってきましたので今でも感度をアサで言う人が結構います。数字的には今使われているISOと同じになります。
CD アルバム 写真 最近のプリントショップではこのサービスを掲げているところが多いですね。デジタルプリント機の導入で、同時プリントの時に全てデジタルデータに持ち込みますから、簡単にCDを作れるわけです。家でスキャナーで取りこむのは大変ですから、作品とまでいかないものは便利かもしれません。但し、CDの耐久性と信頼性にも疑問がありますから、持ち帰ったら、コピーして予備を作成する事をお勧めします。コピーでは品質は落ちませんが、読み込んで加工するたびに落ちますから、マスターは上書きしないで残した方が賢明です。
CdS カメラ 硫化カドミウムも半導体で光を当てる抵抗値が変わって、たくさん当てると電気が流れやすくなります。これを利用して露出計を作るとかなり暗くても測れる物が出来ました。この電源に安定したボルト数が長く取りだせるので「水銀電池」を使いました。この水銀電池は環境問題で世界中で販売禁止になり今では手に入りません。悪いことに、これと同じボルト数で長持ちするものが一般にはありません。空気電池といわれるものが一番近いですが、これは長持ちの面では劣ります。露出計やカメラの中古を買うときには良く確かめてください。全く使えなかったり、アダプターに数千円かかり、電池も電圧が落ちるとすぐに変えなくてはならず大変高くつくときがあります。オークションなどで表示はありませんから、しっかり質問してください。40年ほど前のNIKONのフォトミックファインダーも水銀電池ですが、こちらはメーカーでアダプターがあり、露出計の特性調整もしてくれるそうです。
D72 暗室 コダックの開発した一連の現像液。印画紙に使用されることが多いですが、万能薬としても使われていました。単品の薬品で調合することも可能です。
D76 暗室 コダックのフィルム用現像液。古典的なものですが、非常に優れているので、今でも世界中で使われています。単品の薬品で調合することも可能です。
DIN フィルム フィルムの感度をあらわす単位。アメリカではこの単位が使われてきました。フィルムの箱には両方の表示があるものが多いです。古いカメラの内臓露出計などにはこの単位になっているものがあります。
DVD アルバム 写真 CDアルバムと同じことです。  CDアルバム参照
EE カメラ 露出計内蔵カメラをこう呼んだ時代があります。。完全オートでなくても、針を追いかけるだけで適正露出が得られる程度にはなっています。但し、このように表示する時代のもので水銀電池を要求するものは、水銀電池は入手不能ですからそのつもりで…粒々みたいなものがついたガラスがはまっていて、露出計が大きいのはセレン式で電池は要りません。
FP 接点 カメラ フォーカルプレーンシャッターのフラッシュ接点です。シャッターが動き出してから後の幕が閉じるまで光るように、前の幕に合わせたものです。使う球はFP級と言う特殊なもので値段も高いものでした。高級機のユーザーでも消耗品なのでフラッシュの時はレンズシャッターのカメラと言うことも多かったですね。
FUJI FM2〜4 暗室 フジ・中厚手光沢紙高感度の印画紙、フジブロ同様使いよいものです。印画紙選びも好みです。
G GR パーツ モノクロ用のフィルターで緑のものです。最近は見かけませんが唇が黒くなり肌とのコントラストが付いて色白で血色の良い写真になるためポートレートに多用されました。日本人のYフィルターに対し外国ではこちらが主流だったようです。
ISO フィルム フィルムの感度を表す単位で今は国際的にこれを使います。数値的には旧来のASAと変わりません。
LPL ブランド ステンレスの現像タンクに代表される暗室用品等のメーカー
M 接点 カメラ フラッシュに時代、比較的燃えている時間の短いものを使うようにレンズシャッターのカメラにつけられていました。X接点より早く電気を流します。フラッシュの球は燃え始めるのに時間が掛かり燃え終わるまでも時間が掛かるからです。M級はそんなに長くではなく、普通に燃える速度なのでバルブが低コストで作れました。
M42 カメラ レンズのマウントの規格、プラクチカマウントと呼ばれるものもこの規格です。。
MACO フィルム ドイツの白黒フィルム MACCO PAN が輸入され、オークションでたまに流通しています。一般の店では見かけないがグレイというモノクロフィルム専門の商社がある  http://www.graltd.com ここではMACO FORTE FOMA の製品を扱っている
ND フィルター パーツ 色の付かないグレーのフィルターで、光量を落としてシャッター速度を遅くするなどのために使うもので、露出倍数から×2とか×4とか呼ばれます。
OHP 写真 プロジェクターに一種で会議などの資料を投影するものです。A4くらいまで扱えるもので、中にはスライドも映せるものもあります。
PLランプ 撮影 ストロボを使うとき、ストロボ本体やカメラのファインダーにストロボが準備できたことを知らせるマークが出るか、パイロットランプが付きます。ストロボはコンデンサーに電気を溜め込んでスパークさせるので、その充電に若干時間が掛かるため、充電完了のサインが出るのです。  フラッシュを焚く時も同様です。
R カメラ REWINDの略。35mmカメラにこれが書いてあるときはそこのボタンなりレバー、リングなどを操作することにより、スプロケットを解除して巻き戻しが可能になります。古い35mmカメラでは表示がなくてもどこかに解除する装置があり巻き戻しが必要です。
R1 R2 パーツ 白黒用のフィルターで赤色のものです。普通のフィルムでもYなどに比べ海や空が黒くなるのでコントラストが強調された写真が取れます。赤外フィルムにはこれをかけます。使わないで撮ると普通のパンクロフィルムになってしまいます。
RESERVE オークション 予定価格・最低落札価格のことです。
TRI-POD 撮影 三脚のことです。
UV  撮影 化粧品と一緒でUVカット、紫外線カットですっきりした写真を撮ろうというものです。レンズ保護をかねて昔はこれを付けていました。
X 接点 カメラ カメラのフラッシュ・ストロボの点灯させるタイミングの内、シャッターが全開した時に繋げて発光させるものです。発光時間が1/1000とかのストロボではこれでないと駄目です。どのカメラでもついていますが、古いフォーカルプレーンではシャッターが全開するのは1/60とか1/25ですから、気をつけてください。レンズシャッターは必ず全開のタイミングが在るので高速でも大丈夫です。 FP級参照
X-ray バッグ フィルム 空港の手荷物検査はX線を使います。ご存知のようにレントゲン写真が撮れる様にフィルムはX線で光を浴びたようになります。ことに、ブローニーなどは金属の入れ物には入っていませんから、まともに浴びてしまいます。そこで、間に鉛を挟みこんだ袋が考案されました。X線は放射能と同じなので一番通りにくいのが鉛なのです。海外旅行の際は準備した方が良いかと思います。空港のX線はかなり強力ですから、ブローニーとか大切なフィルムはこれに入れ手に持って、申し込んで目での検査を受けた方が無難です。特に訳の分からない低開発国にはすごい機械が残っているようです。
Y1 Y2 パーツ 白黒用のフィルターで黄色のものです。空が少し暗く落とせるので風景写真では定番です。
YA パーツ 白黒用のフィルターでオレンジ色のものです。青空がかなり黒く写せるので雲が白く浮き出してきます。風景写真で使われます。Oと表示された物もあります。
アイ ピース カメラ ファインダーの覗くところです。そこに付けるゴムなどを呼ぶこともあります。
アイリス カメラ 絞りのこと、レンズを通る光の量を調節する。数字が小さい方が明るい。
アイレス ブランド 35mmレンズシャッターの高級機として人気のあったブランドです。メーカー乱立時代が終わるときには姿を消しました。
アイレベル    ファインダー カメラ 中型一眼レフや二眼レフは上から覗いて撮るウエストレベルファインダーのものが多いです。これでは機動性にかけるので35mmの一眼レフのように目の高さで覗けるようにしたファインダーです。古い二眼レフの一部にはオプションで用意されましたが、普及機ではピンとは合わせられませんが、上のファインダーの部分にもぞき穴をつけて、撮影範囲が分かるスポーツファインダーでアイレベル撮影をしました。
アウト フィット オークション outfit セットのことです。オークションなどでケースやフィルターなどがセットになっているときに使われています。
アオリ 撮影 商品撮影などで普通に撮影すると、後の商品にピントが届かなかったり、商品の大きさが遠近で変わったりします。建築では上が小さくなって島します。それを防ぐため、レンズやフィルム面を傾けたりずらしたりして、相対的な距離を同じように調節する装置。スタジオで使う大型カメラ・トプコンやマミヤのプレスカメラの一部にこの装置があります。普通のカメラではニコンがレンズをずらせるレンズを出していました。
アーガス ブランド アメリカのカメラメーカー。距離計連動用の歯車をわざと外に取り付けるなど、デザイン面で奇抜なカメラを作りました。日本ではほとんど姿を見ないものですが、中古市場では海外からの流入品が出ています。
赤窓 カメラ 昔のカメラで、自動巻き止めなど無い頃、フィルムの裏には裏を黒く塗って光が入らないようにした紙が付いていました、それには駒ごとに番号が印刷してありました。カメラの裏ブタに穴を開けそこから覗きながら番号を見て巻上げを行いました。その窓にその当時のフィルムが感じにくかった赤いセルロイド板を嵌めてあったので『赤窓』と呼びます。その番号は今でもブローニーなど、紙の付いたフィルムには印刷されていますし、世界中同じですから、いくら古いカメラでも今も使えます。
赤目 撮影 フラッシュ撮影の時、人間とが動物の目は暗いところで瞳孔が開いています。そこに短時間で光を当てて撮影すると、瞳孔が小さくなる前にシャッターが切れるので、網膜の血管を映し出してしまい。目の赤い写真が出来ることを言います。但し、必ずそうなるわけではありません。    最近のカメラではそれを防ぐため、本当のフラッシュがたかれてシャッターが切れる前に、数回ストロボを発光させて、瞳孔を少し閉じさせてしまおう、と言う『赤め防止』システムを内蔵したカメラが多いようです。これで、ほとんど防止できますが、絶対ではありません。
アクセサリーシュー カメラ カメラにストロボなどをつけるための受け金。40’位から同じ規格のものがつけられ始めました。当時は単独距離計やフラッシュを取り付けるために必需品になっていました。途中改良されフラッシュをコード無しで発行できる接点が取り入れられ『ホットシュー』とも呼ばれました。近年になってストロボも内蔵か専用になり、付属品を取り付けることもなくなってきましたので、付いていない機種がほとんどになりました。クラシックカメラのときはこれが無いものはストロボ発光のためにブラケットが必要な時もあります。
アグナー カメラ アグファーのカメラにつけられた、普及用の三枚構成のレンズ。高級品はゾリナーとなります。古いものではヘリアーが高級とされています。
アグファ フィルム ドイツのフィルム・カメラメーカーです。カラーフィルムはかなり日本でも見かけます。割合と落ち着いた色合いでファンも居ます。カメラも中級機から普及期にかけ、各種製造しました。
アグファ マルチコントラスト 暗室 ドイツアグファ社の多諧調用印画紙です、フィルターを用意すれば多諧調に使え、普通には調子の出せないネガにも対応できます。フィルターは必ずしも純正でなくても使用できます。
アサカメ 写真 雑誌『アサヒカメラ』をこう呼びました。カメマイ・ポンカメ
旭光学 ブランド アサヒフレックス・・ペンタックスと一眼レフの開拓者として進んできたメーカーです。一眼レフの歴史はここが作ったともいえるでしょう。
アサヒフレックス ブランド 今のペンタックスの前に旭光学が1952年に出した国産35mm一眼レフ最初のブランド。上から覗くウエストレベルファインダーともう一つ普通のレンジファインダーを用意して35mmらしくスナップもとれるように工夫していました。ミラーが直ぐに戻るクイックリターンなどもこのカメラの改良の中で生まれました。まれに出てきますが希少価値で高価です。レンズはスクリューのM37ねじ込みでした。ペンタックスになる頃にM42に変わりました。。
アジラックス ブランド Agilux 英国のカメラメーカー。中級機を主に製造しなした。独創性のある機構を開発し搭載するのが好きなメーカーで特徴のあるものが多いです。
圧板 カメラ フィルムを平面に保つために、撮影枠に押し付ける役割をしている、スプリングで押されたプレート。これの性能により平面が狂い、ピントがずれることもあります。
あとピン 撮影 被写体より後にピントが合っていること。アップの時はもちろん普通のときでも救われないことが多いです。焦点深度が前のほうが小さいからです。  前ピンの反対
後幕 カメラ フォーカルプレーンシャッターは二枚の幕を走らせてその時間差で露出時間を変えるものです。このときに後から走り出し露出時間を制御する幕です、速いシャッター速度の場合、フィルム面が全部見える前にこの後幕がスタートします。ストロボは発光時間が短いのでこれでは全画面に光が当たりません。したがって、フォーカルプレーンでは高速シャッター時にはストロボが使えなくなります。
アナスチグマット カメラ Anastigmat ひずみの無いレンズと言う意味で使われています。クラシックカメラの3枚構成のレンズにはよく書かれています。4枚とか5枚構成のレンズには書かれていません。まともなレンズにする最低限度の3群3枚構成なので、高精度・低歪をうたったものでしょう。世界中のクラシックカメラに書かれています。これが無いのは高級化、おもちゃか?おもちゃにもかかれたものがあります。
アポタール ブランド アグファーのカメラにつけられた、普及用の三枚構成のレンズ。高級品はゾリナーとなります。古いものではヘリアーが高級とされています。
アルコ ブランド 日本では珍しい35mmのスプリングカメラを出しました。距離計連動でオプションの円筒型のファインダーを載せた姿が印象的なものです。レンズシャッターつきとしては高級機でした。
アルス ブランド 昔の暗室用品やアクセサリーのメーカーですがオークションでもあまり見かけません。
アルペン フレックス ブランド 戦後の二眼レフ全盛時代?乱立時代?に製造された中級機です。今でも、かなりの数が残っているようです。
荒れる 写真 仕上がった白黒写真に銀の粒子が一杯見える状態を言います。増感現像をするとこの状態になります。わざとこの状態を起こさせることもあります。これには絞りを3段以上絞り、少し高温25度以上で現像すると良いでしょう。但し、その目的だけの写真を一本に入れてくださいね。きれいな写真はなくなりますよ。
アンスコ ブランド アメリカのカメラメーカー。戦後はドイツアグファーからOEMでスプリングカメラなどを提供されていた時代もあります。
暗室タイマー 暗室 これには二つあって混同されることもあります。一つは目覚まし時計やストップウォッチのようなもので形がどうでも時間経過を見るものです。暗室が暗いので印画紙の現像時間などが分かりやすいように目盛がはっきりしています。   もう一つは引伸機に接続して、露光時間を正確にしようと言う物です。半紙・全紙のように時間が長いものは秒針を見ながらでも出来ますが、キャビネや手札のように秒単位ですと、これの厄介になった方が仕上げが安定します。どうせなた、安全光を連動できて引伸機のスイッチが入ったとき安全光が消えてくれると、目視でのピント合わせなどが格段に楽になります。
暗箱 カメラ 元々はカメラの総称でしたが、カメラが持ち運べるようになってからは、三脚を立てて黒い布を掛けて、ピントグラスでピントを合わせ、ピントグラスのお代わりにシートフィルムを入れる、写真屋さんのカメラを呼ぶようになりました。
アングル 撮影 カメラと被写体との角度関係。ローアングルとは下から見上げるように撮る方法です。
アングル ファインダー カメラ 一眼レフなどでファインダーが交換できず、ローアングルとかの撮影がしにくいときに使う、90度とか角度を変えて覗くようにしたもの。
アンブレラ 撮影 まさに雨傘ですが、内側が白くて光が反射しやすいようになっています。これに向かってストロボを焚き、間接照明でやわらかな写真を撮るのに使います。プロスタジオにはあります。
イーゼル 暗室 引伸ばしのときに印画紙を固定する枠です。二つの辺が動かせて、色んなサイズに使えるようになっています。普通は四つ切用ですが、小さいサイズを焼く時は半分のカビネがあると作業が楽になります。
イコンタ ブランド Ikonta ブローニー時代のドイツ名門ツアイスのスプリングカメラ。本当にクラシックカメラといえるものから、距離計連動時代まで数々の名機があります。
イソカ フレックス ブランド 二眼レフのブランド。出た数が少ないため、あまり見かけません。普及機です。
イソレッテ ブランド Isolettte Jsolettte ドイツアグファの6*6スプリングカメラ。色んなバリエーションがありますがゾリナーが付いたものが最高のグレードです。途中からIがJに代わりました。
一脚 パーツ 三脚に対し一本足のものをこう呼びます。一本しかなくてもしっかりと地面に押し付けることによって、手持ち撮影とは比べ物にならない安定性が保てます。持ち運びも楽ですから、風景撮影などには役立つものです。風景の場合、被写体が遠いためわずかなブレが大きく作用します。
糸巻き収差 写真 レンズは修正しても多少は歪が残ります。その歪の中で四隅方向に物が伸びて写るもの。四角いものが糸巻きのようになるもの。古いタイプの広角レンズに多いものです。
イプシロン シャッター カメラ 英国の最高級シャッターです。ドイツと言うカメラ王国がそばにあるため、ヨーロッパでは中々カメラ産業が育ちませんでしたが、英国では戦後ドイツからシャッターなど輸入して組み立てるメーカーも多かったのですが、このイプシロンシャッターは高級機に採用されていました。
イルフォード フィルム 主に白黒フィルムと印画紙・現像薬品が輸入されて流通しています。印画紙はフィルターで調子を換えれるタイプがあり、ユーザーも多い。
イルフォード マルチグレード 暗室 イルフォード社の多諧調印画紙。台紙はバラ板紙です。フィルターにより0号から5号まで変化させれるので、ほとんどのネガに対応できます。
色温度 撮影 太陽の表面温度は約6000℃です。人間の目は太陽光を基準に色を判断します。6000℃のものから出る光を『白』と判断するのです。それより温度が低いと赤っぽくなり、高いと青白く感じます。カラーフィルムも太陽光を基準に色が正常に出るように設計されています。そのため、照明の光源温度が問題になります。普通の電球やフラッシュではそれ専用のフィルム以外は写真が赤くなります。このように光源の温度により光線の成分が変わるので、色温度と呼んで、場合によってはフィルターで補正します。ストロボはスパークなので色温度が高く、自然光に近いものです。
色収差 カメラ 光には赤から紫まで色々な周波数のものがあります。レンズが光を曲げるときに周波数によって若干の違いが出ます。たとえばプリズムで光が分かれてしまうようなものです。これを色収差と呼びます。カラー時代になってそれが色のくすみや滲みと言う問題がおきました。それ以降、コーティングや光学ガラスの質を色々組み合わせるなどの工夫でこれを取り除いてきました。最近のカメラでは、ほぼ、問題はありませんが、クラシックカメラでモノクロームでは抜群なのにカラーになると色が出ないとか。シャープさが消えるとかはこれが原因のときがあります。設計当時にはカラー写真が存在しなかったのですから、設計に織り込まれていません。
インフラ レッド フィルム 赤外のこと。可視光線より波長の長い赤外線では、補色の青や緑は暗く、同系の赤などは明るく見えます。光源の波長によっては肉眼で全く見えないものがフィルムには記録されます。そのための赤外フィルムも出ています。デジタルカメラの受光素子にもこれを感じるものがあり、特殊撮影に使われたりします。可視光線をカットするために赤のフィルターを使い効果を高めます。
ヴィテッサ ブランド Vitessa ドイツフォクトレンダーのユニークな35mmカメラ。観音開きの前蓋のスプリングカメラで、軍艦部に突き出た煙突のような長いパイプを押し下げてフィルムを巻き上げる物です。一度みたら忘れられないものですが、後期にはそれが廃止されたようです。
ヴィトー ブランド Vito ドイツ・フォクトレンダーの35mmレンズシャッターカメラ。中級機のジャンルかと思います。海外市場ではふんだんに出回っています。
ウエスト WEST 撮影 ウエスト電気。フラッシュの球の大手。今はナショナルの傘下。フラッシュの発光器も作っていました。球は今も作っているとか聞きますが…
ウエストレベル     ファインダー カメラ 今の35mm一眼レフは目の高さで普通に覗けるアイレベルファインダーですが、接写する時とかには、非常に除きにくくなります。そのために覗き込むことが出来るものです。
ウエルタ ブランド Welta スプリングカメラ時代のドイツのブランド。イコンタの陰に隠れているが、戦前からよいものを作っていた。生産量もイコンタほど無いため出回る量も少なめです。
ウエルミー ブランド 輸出を中心に販売された日本製スプリングカメラ。海外のオークションでは時々お目にかかります。
雲台 うんだい パーツ 三脚の上に付いている、カメラを自由に動かすもの。色々な形式がありますが、普通に付属するもので大丈夫です。
エアーレリーズ カメラ 離れたところでシャッターを切るためのレリーズは普通針金が入った二重ケーブルですが、長くすると当然引っかかったりしてトラブルが増えます。2mも離れるような時には、細いパイプの先にゴム球を付けそれを握ると片方につけたピストンの先が出てきてシャッターを切るものが出ていました。これは空気の圧力を使うのでこう呼びました。パイプを足せば10m以上離れても動かせましたから、リモコンとかセンサーの無い時代は、野生生物撮影などで活躍しました。
映写電球 パーツ プロジェクターや一部の引伸機8mm映写機に使われている電球で、特殊なものです。ほとんど生産がなくなっていますから、自分の物と同じ物が出たら確保しておく方がよいでしょうね。
エキザクタ ブランド ドイツ製高級一眼レフ。日本の一眼レフが世界に羽ばたく前は最高級を誇っていました。
エクステンション    ケーブル 撮影 ストロボやフラッシュをカメラから離して使うときに使う延長ケーブル。正面からだと平面的になりますから、少し離して、反射光で撮ると陰影が少しついてきれいに写ります。カメラマンの腕の範囲で上等です。これに、スレーブを使って後からも小さなストロボをたくと、プロ並の人物写真が撮れます。   スレーブ参照
エクステンション   チューブ カメラ 接写リングと同じ。接写するにはレンズをうんとセり出さなければなりませんが、レンズが大きくなるし、普段はそんなに近づかなくても良いので、大体1mくらいで設計してあります。もっと近づくときには何も入っていないチューブを間に入れてピントを合わせます。最近はマクロとかマイクロとかのポジションのある、近距離まで使えるレンズが増えています。デジタルカメラのズームはほとんどこの設計になっていますね。
エキスプレス ブランド 英国のエンサイン社のカメラにつけられた最高級のレンズです。設計者の名前をつけてロス・エクスプレスとも呼びます。
エキスポーズド 写真 Exposed 露出・撮影済みのこと。120などのフィルムの最後や封印シールに印刷されています。現像にまわしてください。
エジソンベース パーツ 普通の電球のようにネジのあるものです。フラッシュでも電球と同じ大きさの大型のものに採用されています。エジソンベースには常夜灯のナツメ球から大きいのまでありE-14とかで表します。
エバーレディ パーツ 海外ではすぐに使えるという意味から、速写ケースをこう呼んでいます。電池のメーカーにもこの名前のところがあります。
エルモ ブランド 映写機メーカーとして有名。一時期カメラも生産、プロジェクターもたまに見かけます。
エレガ フレックス ブランド 二眼レフのブランド。出た数が少ないため、あまり見かけません。中級機です。
エレベーター パーツ 三脚の中心に付けた歯車の付いた棒が上下してアングルを変えられるもの。すごく便利ですが、意外と使わないものです。今の三脚にはほとんど付いています。
エンサイン ブランド 英国のカメラ・フィルムメーカー。セルフィックスなどという高級機からおもちゃに近いカメラまで数多く生産しました。今でも、海外の中古市場では出回る量も多いほうです。ここのロス・エクスプレスは40’から50’のものとしては、最高級の評価を得ています。
エンナ ブランド Enna  ドイツの中堅レンズメーカー。エンナーやエナゴンというレンズを各社に提供しています。割と、評判のいいレンズです。
円盤シャッター カメラ 簡単シャッター。円盤に穴を開けたものを回転させて露光するもの。おもちゃのカメラの一部にあります。
追い写し 撮影 自動車レースの写真などで使われている、車が止まっていて、背景が流れている写真の取り方です。慣れれば簡単です。あまり早くないシャッター速度(1/60以下くらい)で、被写体をしっかり見ならら追い続けながらシャッターを切るだけです。子供の運動会でも近くを走るシーンには使えますし、子供が目茶早く移りますよ。ビデオ撮影の途中でシャッターを切る感覚です。
覆い焼き 暗室 引伸ばし作業で部分的に暗すぎる部分を手や道具を使って部分的に覆って、印画紙に当てる時間を減らして、調子を整えようとすること。ムラが出来たり、かなりの経験が要ります。自分で伸ばすときの楽しみの一つです。反対は部分焼きです。
押す 暗室 現像時間を延長すること。露出不足を補うために増感を試みること。
オート アップ パーツ 距離計連動のカメラで接写を行うとき距離計も補正するために、接写レンズとファインダーの前につける長方形のレンズをセットした物です。カメラによってレンズの口径、ファインダーの位置などが違うため、それぞれ専用のものがあります。
オート コード ブランド ミノルタ・フレックス・オートコードをさします。国産最高のカメラと称された、このカメラは今でもファンとユーザがかなりいます。これを前を省いてオートコードと呼ぶことがあります。
オート フォーカス カメラ 自動で焦点を合わすこと。今のカメラはほとんどこれです。
オートリターン カメラ 一眼レフのミラーはシャッターを切る時跳ね上がります。今ではすぐに戻って、跳ね上がったこともあまり意識しないくらいです。初期の頃はこれがついているとカタログに書いて自慢したものです。中型の一眼レフではMAMIYA RB67などは、オートリターンが無いので、シャッターを切るとミラーが上がりっぱなしで、ファインダーが真っ暗になります。
オートワインダー カメラ マニュアルカメラ時代に高級機を中心にオプションで用意された、巻き上げ装置です。
おもカメ カメラ おもちゃのカメラの略称。おもちゃといっても一応カメラとして写真が撮れなければ、ただの「おもちゃ」です。
オリンパス ブランド 昔の高千穂光学、高千穂からオリンポスとなりオリンパスと言うブランド名をつけたそうです。顕微鏡レンズなどで培った工学技術から生んだ、切れ味などで定評のあるズイコー(瑞光)レンズを武器にスプリングカメラ・二眼レフ・レンズシャッター35mm時代と高級機として名をはせました。しかし、戦後一時期のズイコーレンズは経年変化で白濁すると言うトラブルが発生し中古市場ではまともなものが少ないのが現状です。日本では他社にレンズを売ることは少なかったのですが、アイレスフレックスとか他のメーカーの二眼レフにも載せられていた位です。35mm時代にはオリンパスペンでハーフサイズを普及させ、世界で唯一つのハーフサイズの一眼レフオリンパスペンFまで発売しました。今では、デジタルカメラのほうで高級一眼レフまで手がけているようです。
オリンパス ペン ブランド オリンパスが発売したハーフサイズカメラ。コンパクト、高性能で評判になり、その後のハーフサイズ・ブームの火付け役となりました。いろいろな方が出ましたが、初期型の何も付かないシャッターも羽根の数の少ないものは、骨董価値から高値を呼んでいます。
外式カラー フィルム カラーフィルムの方式の一つですが、色を出す色素を現像処理のときに外から加える方式です。コダックが一部に採用しましたが、処理工程が難しいので広がりませんでした。発色・保存性には優れているといわれています。
海鵬 ブランド 中華人民共和国の二眼レフのブランドで、近年大量に出回っています。二眼レフですが、新品もあり、新しいものが多いです。価格は、国産の古い物より安いくらいです。これも、マニアが居てサークルも沢山ある様です。
カコ ブランド ストロボの専門メーカー。プロ用からアマチュアまで幅広く作ってきました。
片溝式タンク 暗室 現像タンクのリールに溝が下側にしかないものです。35mmフィルムなら幅が狭いため片側を支えるだけで充分独立を保てるので考案され、両溝より巻き込みが楽なので多く使われましたが、ステンレスのタンク時代になり下火になりました。かつてはこのリールに同時に二本のフィルムを背中合わせに巻き込んで現像したものです。
カッター 暗室 写真用カッターは非常に高価です。丸い刃が回転すっる方式は刃物が切れるうちは安心感もあります。将来を見込み、新しいうちに替え刃を用意してください。押し切り式の普通のものは文房具の方が若干安いと思います。一台あれば普段も便利かも…
蟹つめ金具 カメラ ロライに使われている、釘の頭みたいな物がついた金具のストラップを付けるための特殊金具です。マミヤRBや、古いリコーフレックス・ミノルタオートコードなどはこうした金具のあるストラップしか使えません。結構高いですし、流通が少ないですから、なくさないようにしてください。ロライ純正などはリコーフレックスより高いときがあります。
蟹目レンチ カメラ カメラのレンズを抑えている金具は対角線上に切込みを入れてあり、そこに工具を嵌めて廻してはずします。その工具を蟹の目のように離れて出っ張りがあるのでこう呼びます。
ガバナー カメラ シャッターは電気式以外はバネの力でシャッターを動かします。数ある速度ごとにバネを替えるわけにも行きませんから、高速と低速くらいのバネの違いで全部をまかないます。その時に早く動いてしまいたいシャッターを制御してブレーキをかけなくてはなりません。この制御装置をガバナーと言います。
カビネ 写真 今の2L版と同じくらいの大きさの印画紙。12×16.5cm
かぶせ式 カメラ フィルターやフードの種類でレンズにねじの無い時代のもの様で、文字通りかぶせて使います。当然、落下の恐れが多いものです。
カブリ 写真 余分な光が入った状態です。フィルムや印画紙に光を当ててしまった時を言います。照明がレンズに入って明るくなったものを言う時もあります。最近では空港の手荷物検査のX線によるかぶりもあります。後進国の空港では特に気をつけたほうが良いでしょう。X−RAY防止バッグは必需品です、
カメマイ 写真 雑誌『カメラ毎日』をこう呼びました。アサカメ・ポンカメ
カメラアイ 撮影 写真のセンスや目の付け所のこと。よい題材を探し出し、それに適したアングルで切り取るセンスです。
カラーネガ用    印画紙 暗室 カラー印画紙のベースには一般的にオレンジ的な色が付いています。この色は印画紙の安全光に近いため、普通の印画紙で焼付けすると、トーンの調子がおかしくなります。このベースの色がある事を前提に作られた印画紙もあります。あまり普通には見かけません。
カリカリ 写真 写真のピントがきちんと合って手ブレもなく言葉どおり『カリカリ』の仕上がりになること。レンズを表現する時は「切れの良い」と言う意味になります。  焼付けの方では、白黒のトーンが非常にはっきりした硬い調子に仕上げることを良います。これは、フィルム選び、フィルターそしてネガと印画紙の調子の組み合わせ薬品の濃度・温度で加減が出来、作者の好みや意図で変わります。
カレンダーフィルム 撮影 家庭カメラマンのフィルムで正月・入学式・運動会・海水浴…など一年中のものが一本に入っているものを良います。フィルムは撮影してなるべく早く現像した方が、色もきれいで、しっかりした仕上がりになります。思い切って一杯撮るか、巻き戻すかして、早めに出してください。
乾式写真 写真 写真が発明された頃、銀の化合物をその場で銅版やガラス板に塗りつけて、すぐに撮影すると言う技法が使われていました。暗室施設が無ければ写真も取れない不便なものでした。これを解消するために銀化合物(感剤)をゼラチンに混ぜてガラス板に塗りつけて乾かしたものが発明され、保存が出来、どこへでもカメラを運べるようになり、飛躍的に写真が普及し始めました。これは乾いているので乾式と言われガラスに縫ったものを乾板といい、セルロイドなどに縫ったものをフィルムと呼ぶようになりました。
乾板 フィルム ネガ式写真はガラス板に銀化合物の薬品を塗って乾く前に撮影するものから始まりました。これを湿式といいます。これでは暗室と調合道具を運ばなくてはならず、不便なものでした。これを改良し、ガラス板に薬品を塗ったものを乾かして使えるようにしました。これで、持ち運んで、何処でも取れるようになりました。乾いているので「乾板」と呼びます。近年まで大判はフィルムでなくこのガラス乾板が生き残っていました。大きくても完全に平面に出来るからです。
冠布・かんぷ 撮影 大判カメラでピント合わせを実際のフィルム面で行うとき、外界の光をさえぎるために頭からカメラまですっぽりとかぶせる黒い遮光の布のこと。
キエフ カメラ ソビエト・ロシアの有名な町の名前ですが、ここに第二次世界大戦のあとドイツからツァイスのコンタックス工場が技術員ともども接収されて運ばれてきました。そのままの機械でそのままの設計でそのままの行員が指導してコンタックスのコピーが作られました。日本などと違いまったくのコピーでしたので、初期の一型では部品が全て本国のコンタックスに合うといわれています。カメラの名前は町の名前を撮って『キエフ』とつけられました。日本ではコピーから改良進化しましたが、ソ連では改悪・手抜きが進んで年を経るごとに、型式が変わるごとに悪くなっていったと言われます。
基線長 カメラ 二重増合致式距離計の二つの窓の間の距離です。これが長いほうが測定精度が上がります。旧海軍の軍艦の距離計はこの長さが2mを超えるものです。カメラの場合、ファインダーに−の倍率が掛けられていることが多いのでそれをかけた有効基線長が実際の測定精度になります。測定精度の関係で昔の距離計で使える望遠レンズが135mmになっていました。
絹目 写真 印画紙に規則的な細かい点をプレスして凹凸をつけたもの。描写が柔らかになるので人物写真に多く使われました。写真館の写真は茶系の色に絹目と言うのが相場でした。
逆ガリレオタイプ カメラ ファインダーの形式。望遠鏡を逆にのぞくようなタイプで被写体が少し小さく見えますが、鮮明で視野が確認しよいため、戦後のカメラはほとんどこのタイプになりました。
逆算式 カウンター カメラ フィルムのカウンターで普通の逆の方式で残った枚数を表示するものです。35mmのように撮影可能枚数が色々あるものは手動でフィルムを入れたときその枚数にに合わせます。
ギャゼット バッグ パーツ カメラバッグのことです。固めに作ったものを昔こう呼びました。今でも、オークションではニコンのものなどが出ています。
キャッチ アイ 写真 人物写真の眼球に光の反射の白い部分を入れること。絵画でも使われる技法ですが、表情が生き生きしてきます。レフ版や白い紙などを使ってモデルの目に入っていることを確認して取ります。黒目の部分に入ってしまうと異常なものになります。一眼レフは確認が確実に出来ますが他の形式では多少のずれが出ます。
キャニスター パーツ 主にフィルムを入れる缶を言います。
キャパシター パーツ 昔のフラッシュにはこれが入っているのがほとんどです。電池の形をしたキャパシターと言うものは中身はコンデンサーです。点火するフィラメントを一瞬にして高温にするように電気を溜め込むものです。パンクするとフラッシュが燃えません。見えないものはボディの中に部品が隠されています。今あるコンデンサーで電圧に合うもので代用できます。少々違っても大丈夫のようです。
キャビン ブランド プロジェクターの一流メーカー。一般用から大型まで生産しています。
距離計連動 カメラ 1950年代ごろに、35mmカメラを中心に距離計が内蔵され、それと連動してレンズも前後するようになりました。それまでは、目測で距離を決めるか、別売りの距離計で測って、その距離をカメラに移していました。 この、距離計連動によりピンボケが大幅に減り、これを取りいれたカメラはカタログに『距離計連動』と書いてアピールしました。
ギロチンシャッター カメラ 簡単な構造のシャッター。二枚の羽根をはさみのように開閉するだけのもの。光線にむらが出るとか、高速が出せないとか云われますが、アジフィックスのように実用上問題の無いレベルのものもあります。普通は尾真茶のカメラレベルに使われています。
銀塩写真 写真 フィルムを使って撮る、いわゆる普通の写真です。白黒もカラーも銀の化合物の光に対する反応を応用して像を保存するものですから、フィルムを使わないデジタル写真が実用化されてからは区別する意味でこう呼ぶことが多くなりました。
キング ブランド 黒い現像タンクを昔から作り続けている、カメラ用品の名門です。複写台なども発売しています。
銀レフ 撮影 反射板で反射光を当てて陰を減らしたり、表情が生き生きするように、目に光の点を入れる(キャッチアイ)ために使います。映画・ビデオのロケでも使っています。アップではキャッチアイのある写真と無い写真ではまるで変わってしまいます。
クイック シュー パーツ カメラと三脚をワンタッチで着脱する部品。カメラの大きさ、重さによって適当な大きさのものを選ばないと、外れたり、カメラからはみ出したりします。複数のカメラを使うときはカメラ側の部品を複数用意すると便利です。
クセナー ブランド Xenar ドイツ・シュナイダー社の高級レンズ。4枚構成でローライコード他各社のカメラに乗せられています。描写には定評があります。
グリップ パーツ カメラをしっかり握るための部品で三脚穴に止めて使うものがほとんどです。レリーズケーブルを取り付けてシャッターを切りやすくしたものとか、カメラの下に直接握り手をつけるピストルグリップなどと言うものもあります。
グリーン      エンハンサー 撮影 緑色を強調するフィルターです。あまり使うことは無いかと思いますが、ポジを本格的にやれば欲しくなるかもしれません。
軍艦 カメラ レンジファインダーカメラの上の部分。ライカ型などではファインダー、シャッターボタン、巻き上げノブ、巻き戻しノブ、シャッターダイアル、アクセサリーシューなどが船橋部分のように盛り上がるところにぎっしり並ぶので、軍艦のデッキのようであると、こう呼ぶようになった。
現像タンク 暗室 フィルムを簡単に現像できるように考案されたタンク。アマチュアは本数が少ないので、フィルムをリールに巻き込んで、少量(500cc位)の薬液で行います。方式はリールによって違います。『リール』参照下さい。
現像用薬品     通信販売 暗室 現像用の薬品類は都市部の人意外は入手しにくくなっています。こんな場合は大手のカメラショップの通販に頼るしかありません。ショップでも薬品類は通販しないところもあります。参考までに ビッグカメラ https://www.biccamera.com  や ヨドバシカメラ http://www.yodobashi.com/  では一応フィルムから暗室用品まで通販にあります。但し、両社ともに全てのものが通販のリストにあるわけではありません。リストに無くても普通のものは取り寄せてもらえるようです。発送も敏速ですし、送料もリーゾナブルなものです。私も使いますが、田舎暮らしにはありがたいものです。
減力 暗室 露出オーバーや現像オーバーになったネガを漂白により少し白くしようと言う作業ですが、粒子も荒れるしさほどの効果も無いため一般には行われません。今ならデジタルカメラでトーンを合わせた法花きれいに行くでしょうね。
光学式録音 写真 映画の音声の録音方式でフィルムの脇の部分に白黒のバーコードに似たような物を焼きこんであるものです。デジタルではありません。アマチュア用の磁気方式と違いフィルムの複製作業で映像焼付けと同時に音声も複製されるため、営業用の映画はこの方式が使われていました。
高感度フィルム フィルム 感度のよいフィルム。フィルムの進歩により感度がよくなっても粒子とかが見えなくきれいに写るようになったのと、ズームレンズの普及で手ぶれやピンボケを防ぐ意味でもよく使われます。サービスサイズとかしか使わないときは便利でしょう。大きく伸ばすと従来のISO100クラスよりは解像度などは落ちます。適材適所で使いたいものです。
光軸 カメラ レンズの中心を直角に貫く、光学的な軸。普通はこの軸とフィルム面は正確に中央で直角に交わります。この角度が狂うと、片側のピントがずれたり、像が歪みます。これを利用して遠くのものが小さくなるのを補正するアオリという技法もあります。又、中央を外れても像が歪みます。これを利用して撮影するのがシフトです。
硬調 写真 写真の調子がコントラストが強いものを言います。印画紙の場合は同じネガの場合にそのように出来上がるものですから、逆に軟調でコントラストのないネガをなるべく普通に仕上げるのに使います。そのために印画紙には号数が書いてあり号数が大きい方が硬調に仕上がります。フィルターで調子を変えられるマルチタイプも出ています。
硬膜(現像)液 暗室 フィルムはセルロイドやポリエステルの膜に銀塩写真の塩化物を混ぜたゼラチンを塗って乾かしたものです。これを20℃〜50℃の水中に置けば当然のように柔らかになってきてしまいます。柔らかくなれば傷がつきやすく、場合によってははげてしまいます。それを防ぐため、乳剤部分が柔らかくならない薬品を使います。今の現像液は硬膜剤の配合されたものです。
ゴースト 撮影 汚れたレンズにおきやすいものですが、逆光や半逆光の時、画面に絞りの形とかだ映し出されること。ファインダーでの確認は難しい。絞りのゴーストは絞りが5枚羽なら5角形…そのままの形が出ます。    ゴーストとは幽霊です。
コーティング カメラ レンズの表面では余分な反射が生じたりします。それに、レンズを通して余分な光の成分も入ります。それらを解決するために、レンズの表面に透明な膜を作ります。これが変質してレンズがにごることもあります。又、比較的柔らかですから、拭き傷の原因にもなります。コーティングが進歩し始めた頃、ミノルタのロッコールが緑色のコーティングをかけ、そのボケ味とともに話題になったことがあります。ロッコール神話の始まりです。
コシナ ブランド レンズ専門メーカー。あまり販売量は多くないようだが、近年ではカメラ製造にも進出しているようです。Voightlanderという消滅してしまったドイツの名門光学メーカーのブランド名で出ています。
コダック フィルム 世界一といわれたフィルムメーカーで数々のフィルムの規格を生み出したり、自社のカメラを出したりしました。アメリカ本土のほかに世界各国に工場を作りました。カメラではドイツコダックにレチナと言う名機も生まれました。8mmではスーパー8という規格を広め日本代表FUJIのシングルエイトと死闘を演じましたが後半はシングルエイトに分があったみたいです。しかし、ともにビデオ時代に入り消えて行きましたね。 現在ではフィルムの多様性では世界一ではないでしょうか。
コニカ フィルム フィルム 近年存在感の薄いフィルムになってしまいましたね。フジとの宣伝合戦でも、吉田拓郎のCMソング以来、いつも話題になった富士に対し、小西六は恵とも子などを動員しても、パッとせず、押されてゆきましたね。下に、CMとは怖いものなり…   今ではさくらでなくてはと言う商品は『赤外フィルム』位ですね。
コニレット ブランド 小西六からフジペットに対抗して発売されたプラスチックボディのすぷいん具カメラで、安くてよく写るをモットーに開発されました。フジペットよりはカメラらしいものです。
コダック ブランド ご存知コダック社。フィルムからカメラまでの総合メーカーです。世界各地に現地法人があり、カメラとしては本国のものがぱっとしなかったのに。ドイツのコダックはレチナという名機を作り上げました。  コダック社が世界のフィルムの規格を作るほどの独占体制でしたので、色々な規格のものを送り出してきましたが、目新しさがなくなるとともに、他のメーカーの離脱もあり淘汰されてゆきました。代表的なものに620フィルムや110(ワンテン)カメラがあります。フジなども参加したAPSもその一つです。
コダック式接栓 カメラ フラッシュ・シンクロ用の接栓の形式。コダック社が提唱した方式ですが、ほんの一時期他のメーカーも対応しましたが、特別のメリットがあるわけでもなく接栓が大きくなるため、今見られるドイツ式と言われるものに軍配が上がりました。クラシックカメラを選ぶとき、これの付いたものを選ぶと、ストロボなどが事実上使えません。アダプターを手配すれば使えます。
コパル ブランド レンズシャッターのメーカー。後期にはメタル幕縦走りと言う既製品のフォーカルプレーンシャッターも開発、NIKOMAT ELなどはこれを採用、ストロボがそれまで1/60だったのが1/125になり、日中シンクロなどで使い勝手が良くなりました。
コムラー ブランド サードパーティのレンズのはしり。当時としては破格の値段でワイドから望遠まで供給してくれたので、評判は別にして、お世話になったアマチュアは多かったと思います。
コンタックス ブランド Contax ツァイスの35mmレンズ交換式の最高級機としてライカとともにあこがれられたものです。機構的には優れていたのですが、無骨さと商売下手からか、ライカの後塵を拝するところとなりました。日本ではニコンがこの模倣からスタートし、ソビエトでは戦後接収品としてキエフに持ち帰った設備と連行した技術者でまったくのコピーが作られました。ニコンは独自の進化を遂げ世界一に、キエフは年を経るごとに品質が低下してしまいました。  日本では元祖コンタックスより京セラコンタックスのほうがなじみがあるようです。本家もレンジファインダー復活とか話題には事欠かないブランドです。
コンテッサ ブランド ツァイスの35mmスプリングカメラ。レチナと並び賞されたものですが、レバー巻上げとか新機能の採用が遅れて低迷しました。
コントラスト 写真 白黒や明暗の鮮明度のこと。コントラストが強い=明暗がはっきりしている。色の対比がはっきりしている。
コンパー ブランド ドイツのレンズシャッターの最高級ブランド。戦前でも1/400を実用化していました。古いマニアには「コンパーラピッド」「シンクロコンパー」というとそれだけで高級イメージがわいてくるものです。事実これの載せられたカメラは高級バージョンです。
コンバージョン   レンズ カメラ カメラのレンズにつけて焦点距離を変えるもの。2倍とか3倍にして望遠側に変えるものはテレ・コンバージョンレンズと呼ばれレンズの後ろに入れるものが多い。反対にワイド側に偏光するものはレンズの前に凹レンズを付け足すものが多い。
酢酸 暗室 お酢の主成分。現像工程終了時にこれを薄めた液にフィルムや印画紙を浸して付着している現像液を中和し、漸増作用の停止とともに、次の定着液を保護するものです。これが無くても、現像作業は出来ます。
サモカ ブランド 35mmの大衆機のブランド。販売当時よりも、近年になってからの方がマニアが出てきて人気があります。マニア向けにオークションにも出ています。あくまでも大衆機です。
三脚穴 カメラ 三脚を取り付けるネジ穴です。今のカメラはネジが統一されていますから、どの三脚でも入るようになっています。大型の望遠レンズはレンズの方が重くてボディだけ持つと壊れるので、レンズの方に三脚穴があります。必ず、そちらに三脚を付けてください。 クイックシューと言うあだぷたーを使うと着脱がワンタッチになります。風景を撮る方は検討してください。 古いカメラなどで三脚穴が大きいときはスリックなどからアダプターが出ています。  クイックシュー参照
散光式 暗室 引伸機の光源の種類です。電球の明かりをすりガラスなどで散らして均一な明るさを得ようとするものです。仕上がりに丸みがあるといわれました。実際はネガの調子、印画紙選びの方が影響があります。
シート フィルム フィルム 一枚ずつに切ってあるフィルムで大体パックに入っている。プロ用の中型大型カメラで使われます。
シーガル ブランド 中国製二眼レフ。新しいものが多いです。中には日本仕様の物もあるそうです。性能的には大衆機です。
シグマ ブランド レンズ専門メーカー。近年では色んなカメラ用を作れてコストも下がるので、性能でも見直されています。
シチズン ブランド レンズシャッターのメーカーで時計のシチズンと同じです。コパルの後を受けるようにレンズシャッターを供給しています。
湿式写真 写真 写真が発明された頃、銀の化合物をその場で銅版やガラス板に塗りつけて、すぐに撮影すると言う技法が使われていました。暗室施設が無ければ写真も取れない不便なものでした。これを解消するために銀化合物(感剤)をゼラチンに混ぜてガラス板に塗りつけて乾かしたものが発明され、保存が出来、どこへでもカメラを運べるようになり、飛躍的に写真が普及し始めました。これは乾いているので乾式と言われガラスに縫ったものを乾板といい、セルロイドなどに縫ったものをフィルムと呼ぶようになりました。
ジッツオ ブランド 三脚の世界的ブランド。高級アマチュアが好んで使います。
視度調整 カメラ 近眼・遠視ともにメガネのままではファインダーを覗きにくいものです。そこで登場するのがこの装置?です。一部のカメラやデジタルカメラには覗くところにダイヤルがあり調整できるものもあります。一眼レフではアタッチメントが別売りで用意されている場合が多いようです。自分の度数に合わせたものを買い求め、はめ込めば楽になります。但し、他の人には邪魔なものです。付けられるカメラの方が少ないですよ。
シネ雲台 パーツ 三脚のカメラをつける部品で、水平方向を止めたり動かしたりするのが長い棒(パン棒)になっていて左右に動かす(パン)のが楽に出来ます。傾きに関しては別のネジが用意されています。今の三脚は形式に多少の違いはあっても、この雲台の三脚がほとんどです。高級三脚は上の部分の雲台は好みで選べるように別売りのものもあります。元々、8mm撮影用に進歩したものです。
絞り優先 カメラ 自動露出のカメラで絞りを指定すると、シャッター速度の方が変化して適正露出を決めるもの。初期のセミオートには多いタイプです。フルオートのカメラでも、風景写真などは焦点深度をフルに活用したいので、オートを解除してこのモードで撮る事をお勧めします。
紗 しゃ 撮影 「紗をかける」と言う風に使います。ソフトフォーカスの写真を撮るのに薄い布をレンズにかぶせる事を良います。
遮光版 カメラ 中版カメラなどでフィルムをパックごと交換したり、レンズを交換するとき、フィルムが感光しないようにする金属板。取り外して撮影します。  引き蓋参照
シャッターが粘る カメラ シャッターが切れるには切れるが、速度が出ないでジワーッと切れる感じのもの。粘っているのです。高速シャッターはばねの強いのを使っていますが、低速部分では弱いばねになっているものがあり、大体1/25とか1/30以下のシャッターにおきやすいものです。解体して掃除、ほんの少しスピンドル油などさせば直るものです。古いカメラに多いものですが、低速を諦めて1/50以上のカメラだとか割り切れば使えます。
シャッター優先 カメラ 自動露出でシャッターを手動で決めると、絞りが変化して適正露出を出してくれるもの。運動会など、シャッター速度を確保したい時に使います。
写場 しゃば 撮影 スタジオのこと
ジャバラ カメラ 紙などを折りたたんで、伸び縮みできるようにしたもので、昔のスプリングカメラに使われていました。今でも、大型カメラなどには使われています。穴さえ開かなければ、乱反射も防ぐので、優れたカメラ部品です。
自由雲台 パーツ 三脚のカメラをつける部品で、ネジを緩めるとどちらにでも自由に動かせる構造のものです。慣れると使いよいものですが、気を抜くとカメラががくんと傾いてしまいます。ネジ一個で止めるのでしっかりした作りが必要で、見かけの割りに高価です。普通の三脚より高いときもあります。
集光式 暗室 引伸機の光源の種類です。電球の明かりをコンデンサーで集めてフィルムに当てます。仕上がりがシャープになると言われていました。実際はネガの調子や印画紙選びの方が影響があります。この形式の引伸機が多いようです。電源によってはネガに熱が集まるとか言われましたが、普通には影響ありません。明るさの面では有利です。
順算式 カウンタ カメラ フィルムのカウンターで普通の方式で撮った枚数を表示するものです。35mmでオートのものはほとんどこの方式です。手動のものはフィルムを入れたとき0に合わせます。
収差 カメラ レンズのひずみのことです。学校で習うようには簡単にレンズの光は束になってくれません。と言うことは、理論道理に被写体のそっくりさんがフィルムの上に出来ないということです。レンズを磨く時に正確に磨けなかった頃は高級機はチェックしてやり直してでひずみの少ないレンズを作りました。それでも、今みたいにコンピューターの上でシュミレーションして設計するようなわけに行きませんから、設計図どおりに磨き上げてもひずみが残りました。膨れて写るのを『たる収差』『真ん中が引っ込む感じのを『糸巻き収差』と呼びました。特にワイドレンズの周辺は曲がって当たり前だと思っていました。それらを解決すくのにも、成型の難しい非球面レンズが使われるようになりました。昔、28mmで画面が曲がったのに、近年のレンズは19mmでも曲がりが感じにくいですね。正確に写すには無いほうが良いわけですが、作品を作るうえでは、収差もあるレンズのほうが面白いかも・・・
集散光式 暗室 引伸機の光源の種類です。コンデンサーで集めた光をすりガラスで拡散させて均一化しようと言うものです。集光式と散光式の中間的な物です。
肖像権 写真 顔・容姿を写真やえにかかれる場合、本人の意思が尊重されること。自分の肖像を作るか作らないかを決まる権利です。近年はとみにうるさくなっていますから、街角でのスナップなどには気をつけてください。撮った写真の著作権の前に肖像権があります。特に、写真を発表する時は十分配慮してください。
焦点距離 カメラ レンズの光学的焦点が何処にあるかをmmで表したもので、小さいものの方が広い範囲が写せるワイド、大きいものを長焦点・望遠と呼んでいます。
焦点深度 撮影 カメラと使うときピントを合わせたところから前後何処までピントのあって居るかという事。同じレンズなら絞りを絞った方が広くなり、レンズが違う時はワイドになればなるほど広くなります。21mmクラスで昼間のf11くらいを使うと2.5mくらいに合わせておくと1mくらいから遠景までピントが合っています。レンズの距離表示のところの左右に刻まれた線がその範囲を示していますから、マニュアルでセットしてスナップを撮れば距離あわせが要らなくなります。但し、最近のオートのカメラレンズにはまともに表示していないものもあります。 この目盛りがあれば今の絞りとピントの位置で何処までシャープに写るかが判断できます。前方向より後方向の方がはるかに大きい範囲ピントが合います。 ちなみに、記念写真などは前から1/3の辺りを目安にピントを合わせると前列から後までピントが合っています。当然絞りは可能なだけ数字の大きい方に絞り込んでください。
ショット 写真 写真の一シーンのこと。一瞬を切り取るのでこう言う呼び方になったのでしょうね。
シリコンクロス パーツ 魔法の布と言われたネル地にシリコンオイルをしみこませたもので、一時はカメラマンの必需品として、ボディの手入れからレンズの清掃まで使われましたが、レンズに対してはシリコンオイルが悪影響を及ぼすので、使われなくなっています。ボディやケースの手入れには有効なものです。レンズには鹿皮のセーム皮か紙のレンズクリーナーペーパーを使いましょう。
シングル エイト フィルム 富士フィルモの提唱した8mmの規格です。従来の8mm撮影機は16mm映画用フィルムに往復撮るものでしたが、これを最初から半分に裁断してカセットに入れ、片道で撮影できるようにしたものです。これに対しコダックは従来の方式を採用しダブルエイトと呼びました。
シングル コート
カメラ
レンズに乱反射や色による収差を防ぐためにコーティングと言う表面処理がされるようになったのは1950年ごろです。最初の頃は技術的なこともあり、一回だけ処理していました。それをシングルコートと言いますが、それ以前のノンコートに比べ逆光などのシーンではフレアーの発生などをかなり抑えて格段の描写をします。  コーティングは柔らかいものが多いため、ノンコートに比べ掃除などでは気をつけないと傷が入ります。
シンクロ接点 カメラ 外付けのストロボやフラッシュを繋ぐところで、昔は二種類(ドイツ式・コダック式)ありましたが、今はドイツ式に統合されてどのカメラでもOKというありがたい形でした。近年、ストロボがズームに連動したり…と言うことで、アクセサリーシュー自体がそれぞれ勝手な形になってしまい、挙句の果てに、この、接点(接栓)までもなくして来ました。カメラ界は付属品は共用できる…出来たのですが、『純正を買え』が露骨に出ています。ある意味でユーザー不在の発想ですね。余計にカメラの衰退を早めるかもしれませんね。
シンクロ カメラ シンクロナイズドの略
シンクロ コンパー カメラ ドイツのレンズシャッターの最高級ブランド。「コンパーラピッド」の次に発売されフラッシュが正式に同調するようにしたものです。これの載せられたカメラは高級バージョンです。
シンクロナイズド カメラ フラッシュの同調装置内臓のこと。シャッターとフラッシュやストロボがきちんと同調していないと光量不足や一部しか光の無い写真になります。戦前からこの装置がシャッターに組み込まれ、そのタイミングの取り方でX・M・F・FPなどがありました。近年では最早フラッシュの球を使うことも無いのでX接点だけになっています。X接点とはシャッターが全開になったタイミングで電気が流れるもので、高速発光のストロボに向いています。
ズイコー ブランド オリンパスのレンズで切れ味には定評がありました。別項にも書きましたが、古いズイコーには白濁してしまったものがあります。一目で分かりますから、レンズを覗いてから、買ってください。レンズのDは4枚Eは5枚と言う風になっています。Gズイコーは7枚構成ですから高級品との目安になります。
水洗促進剤 暗室 フィルムや印画紙の水洗いの時間を短縮するために、定着液を中和してしまおうというものです。写真の変色の第一の原因は水洗不足ですから、これを使う価値はあるかと思います。50年先のためにね。
スーパー プロドール 暗室 フジ・現像能力に富んだもので、名のごとくプロユースに向くものです。アマチュアではフジドールとかの方が無駄が出ないでしょうね。いっぺんに10本とか20本の数になる時は経済的です。
ズーム カメラ レンズの焦点距離を変える物です。最近は非球面レンズというものを動員して焦点距離を変えてもピントがずれたりするのを防いで、単体レンズと言う普通のレンズに引けをとらないものがでています。今では、マニア以外はほとんどズームレンズですね。ズームでも3倍ズームとか10倍ズームとかありますが、あまり高倍率のものは描写が落ちる場合があります。銀塩写真はシビアーですから目に見えるときがあります。
スカイライト パーツ フィルターの一種で常用に使われるものです。少しピンクがかったもので、青空などをきれいに写すとともに全体をすっきりさせる効果があります。露出倍数も考えなくてよいため、昔のUVに代わって使われることが多くなりました。UV ヘィズカット
スキャナー 写真 写真をデジタル化するには、映像を読み込む必要があります。一般のスキャンアーで取り込めますが、反射原稿しか読み取れないものでは、プリントからしか読み取れません。この場合、映像データはそのプリントサイズのものとして認識され、解像度は落ちてしまいます。写真を取りこむ目的がある場合は専用の「フィルムスキャナー」を選ぶか、普通のものでも、透過原稿の読み込めるものを選んでください。ふたの中にも光源があり、35mmのネガとかを挟むものが付いています。自分のカメラに応じて機種を選んでください。中版・大判のアダプターは別売りの場合もあります。機種の変更が早い世界ですから、オプションは早めに手配してください。
スクリーン 写真 プロジェクターの映像を写すものです。8mm時代にたくさん出回りました。白い布ではスライドの美しさは再現できません。細かいビーズ状のものを塗ったものが色の透明性は一番よいみたいです。
スクリューマウント カメラ バヨネットと違い普通のネジがきってあり、レンズをねじ込むもので、ライカマウントが代表格です。近年のフィルターはこのねじ込み式です。
スコパー ブランド Scopar フォクトレンダー社のレンズの中で高級品とされているもので、最上級グレードに搭載されています。中でもコーティングのかかったカラースコパーには定評があります。中級にはフォイクターがあります。
スタート ブランド おもちゃカメラのトップブランドでした。戦後このカメラから写真に入った子供も多かったですね。
スタートマーク フィルム 120フィルムなどの裏紙つきのものに印刷されたマークでこの矢印をカメラにつけれれた印に合わせて裏蓋を閉めると、自動的に1コマ目で止まり、次からは順次各番号で止まるセミ・オートマット・システムのためのものです。
ステップアップ      リング パーツ フィルターは色々なサイズがあってそろえるのも大変です。ここではほとんどの場合「大は小を兼ねる」が通用します。一番大きなサイズのフィルターを買って、あとはこのステップアップリングで小さなレンズにつければよいのです。   例えば口径72mmのレンズと55mmのがあるなら高くても77mmのを買えばあとは500円くらいで55⇒77と言うアダプターを買えば両方に使えます。ほとんどのサイズに当てはまるものがあります。
ステップダウン リング パーツ ステップアップリングの逆です。こちらは本来より小さなフィルターを使いますから、レンズの前枠よりガラス部分がかなり小さなレンズ以外では『けられ』が出る恐れがあるので使えません。
ステレオ写真 写真 人間の目と同じくらい離れた、二つのレンズで同時に撮影し、右目・左目で見たわずかに角度の違う写真を二枚取れるようにしたカメラを使います。これを、専用の覗く機械に入れて鑑賞すると、物が立体に見えます。昔から、普通のカメラのレンズを半分に仕切って取るアダプターや、専用のカメラなど数々出ましたし、自作する人も居ましたが、これといって決まった規格も無く、実用性も乏しいため、普及しませんでした。映画でも、テレビでも立体に見せる試しみは繰り返されています。
ストーン バッグ パーツ 三脚を立てていても三脚自体が揺れることがあります。又、大型カメラなどでは不安定にもなります。それを防ぐため、三脚の脚の部分に網を張るようにして石などを載せて重心を低く、重くする三脚用のアクセサリーです。
ストロボ パーツ 一般的に使われている補助光源。高圧電気による放電で光を出すもので発光時間が非常に短く1/1000秒以下を出せるので物が止まって見える写真が取れます。それ以前のフラッシュバルブに比べ出力は小さいですが、繰り返し使える利点が大きいので普及しました。
ズノー ブランド かつての最高級一眼レフの名前です。一眼レフ創世記の頃低いペンタゴンとともにf1.1とうい明るいレンズを付け、1/1000と言う最高レベルのスペックで登場しました。後発メーカーでもあり商業的には失敗しましたが、幻の一眼レフ名機として、現存するものは高価なものになっています。
スーパーイコンタ ブランド Super Ikonta ツァイス・イコンの最高グレードのスプリングカメラ。戦前より戦後までスプリングカメラの最高峰として君臨しました。6*9・6*6・6*4.5と各サイズあり、基本的にはテッサー搭載距離計連動です。一部にNOVARを搭載したスーパーイコンタらしくないものもあるようです。子らのコピーがソビエトのモスクワと言うカメラです。
スピードライト 撮影 ストロボのこと。フラッシュバルブに比べ、閃光時間が1/1000とか超高速なので初期にはこの呼び方もあった。
スピグラ カメラ プレスカメラの代表格。ハリウッド映画で新聞記者がフラッシュをたいて撮っているやつがそうです。スピード・グラフィックですが、今だと、スローグラフィックです。当時はプレスカメラマンで「これを渡されたら一人前」と、憧れの対象でした。
スプール カメラ フィルムを巻きつけてある軸やフィルムを巻き取る軸のこと。今のカメラはこれを意識することがなくなりましたが、少し古いカメラだと35mmでも巻き取り軸にフィルムをきちんとはめ込むところから始まります。ブローニーなどではフィルムが一方通行なので、毎回、このスプールを巻き取り側に移します。
スプリット イメージ カメラ マニュアル一眼レフのピント合わせを楽にするように開発されたもので小さなクサビ形のプリズムをピントグラス中央に配置しピントが合うときちんと線がまっすぐなることで確認するものです。当然中央でしか確認できないのですが、周囲の普通のマット部分でもボケ具合でピントは合わせられます。
スプリングカメラ カメラ ジャバラ式で折りたためるカメラでブローニー版のように原版が大きくてカメラがかさばった時代に実用化され、もてはやされました。ふたを開けるとレンズ部分が飛び出してきます。今でもクラシックカメラとして流通しています。ジャバラは紙ですから、優しくそっと開いてやってください。
スプロケット カメラ 35mmカメラにある巻き上げようの歯車。映画にフィルムからスタートしたので35mmフィルムには両脇にパーフォレーションと呼ばれる穴が並んでいます。35mmカメラではこれを利用してフィルム巻上げを確実にし、コマ送りの量も制御しています。この歯車のことです。自動装填で意識することが減りましたが、古いカメラでは、確実にこれにフィルムのパーフォレーションが掛かっている事を確かめてふたをしないと、フィルムが送れていなかった、と言うトラブルが起きます。マニュアルカメラではフィルムを入れて、軽く巻き戻しノブを廻してから、フィルムを空送りして、まき戻しノブが廻る事を確認した方が良いですね。但し、ほんの少し巻き戻しボブを廻すだけにしてください。力を入れて廻すと、きちんと嵌っていない場合に、フィルムが全部パトローネに入ってしまいます。
スポット 測光 カメラ 顔だけが明るく回りが暗い時、そのまま自動露出かけると、中心部の平均になり、顔が白く飛んでしまいます。それを防ぐには、このモードがあるカメラなら、これを使って目的の部分だけを測って露出を決めます。一眼レフにはついているものが多いです。
スポット ライト 撮影 写真用の反射型電球で狭い範囲に光を集めるように設計したもの。狭い場所では広がらないので、小物撮影以外は使いにくい面もあります。目で見るより中心と周辺では光量が違います。
スリーブ フィルム 現像を終わったフィルムを長いまま、もしくは何駒かごとに切った長い状態のもの。ポジの場合、スライドマウントに入れる仕上げに対し、長巻のままで受け取る事を言う。プロジェクターにかけるにはマウントに収める必要がある。35mmと4*4は普通のプロジェクターに掛かるがそれ以上は掛からない。スリーブの方が整理しよい面もあります。
スリック ブランド 三脚の名門。日本ではまともな三脚の草分けでした。今はケンコーと同じグループのようです。
スレーブ 撮影 ストロボを何灯か同時に発光させる時、普通のストロボでは増灯端子もなく、延長用のケーブルを何メートルも用意するのは困難ですが、この器具はカメラのストロボが発光した光に反応して器具に繋がったべつのストロボを発光させるものです。単独で動きますから、何灯でも増やせます。3センチ角ほどの小さなものです。最近ではストロボにこの機能を内蔵したものも出ています。但し、大きな出力のものではありません。スレーブとは奴隷です。
スワンベース パーツ フラッシュのたまの一番ポピュラーなもので、ネジの無い金具にピンが出ている、自動車のテールランプなどと同じものです。
セイコー ブランド レンズシャッターのメイカーですが、時計の精工舎です。ほんの一時期カメラを作ったらしいのですが、実物は幻のようです。シャッターとしては後発のようですが、精工舎・服部時計店のブランド名でトップに躍り出たようです。
セーム革 パーツ 柔らかい鹿革のなめしたもので、カメラの手入れや貴金属の手入れには最適とされています。昔はシリコンクロスが魔法の布といわれこの世界でも万能とされなしたが、シリコンオイルがあるのでボディの手入れには良いのですが、レンズにはよくありません。そういう意味ではセーム革は万能です。但し、レンズはレンズ用の紙でさえ拭かないに越したことありません。光学ガラスとコーティングは目茶柔らかいものですよ。
赤外ストロボ 撮影 赤外フィルム用のストロボ。ストロボの前に赤と言うより赤外だけを通す黒いフィルターをつけたものです。人間の目に感じない赤外線が主なのでそうめんから見れば光るのは分かりますが、ほとんど分かりません。元々軍用とかに研究されたものですが、近年ではよからぬ用途に普及しているようです。同じものがビデオ用のフィルターとライトに出ています。
赤外フィルム フィルム 赤外線を良く感じるようにしたフィルムです。通常は赤いフィルターを掛けて、緑や青の部分をカットして撮影します。フィルターなしですと普通のフィルムの用の仕上がります。赤とその外側と言う特殊な光を白黒の濃淡にしますから、特異な感じになります。木の葉でも、新緑は赤外線を多く跳ね返すので真っ白に、古い葉は吸収するので普通どおりに写ります。人間の肌は比較的白めにでますが、一寸色が黒いだけで真っ黒になります。風景写真で使って平凡なものを??と思わせるために使ったりします。近年ではH系盗撮にも使われるようです。発売はさくらとコダックです。コダックにはカラー赤外があるそうです。
関式サロン露出計 パーツ 一種の計算尺で日時・天候と被写体のある場所・被写体の種類・ASA感度を合わせることによって、露出を決めるものです。非常に緻密に分析されていますので、モノクロであれば通常の露出はほとんど誤差無く決められます。時間の代わりに影の長さでも決められるというきめ細かさです。直径7cmくらいの円盤に6ポイントくらいの活字でプリントしていますので、視力が落ちては使えないほどのものです。これに似たものは海外にもありましたが、ここまで詳しくは無いものでした。
積層乾電池 カメラ 昔のフラッシュに使われていたもので、小さいのに15Vとか22.5Vもありました。今では006と呼ばれる9Vのものは売られていますが、これらのフラッシュ用は何年か前に富士通が015−22.5Vの製造をやめて以来、国内での製造販売はなくなりました。外国では製造もされていますので、一応入手可能で、私もフラッシュを復活出来ました。問い合わせください。
セコール ブランド マミヤのレンズです。マミヤファンの中には中版カメラのレンズに慣れているセコールのファンも多いようです。
接写リング 撮影 マクロレンズの無い時代、撮影できる最短距離は90cmくらいでした。そんな時文献を複写したり、花を接写したりする時使いました。レンズをうんと前に出すためのリングです。色んな長さがセットされていて組み合わせましたが、焦点の合う範囲が狭く、交換も面倒で大変なものでした。
セピア 写真 白黒写真の仕上げに薬品処理をし、黒い部分が茶色になるようにしたもの。コントラストも和らいで、人物写真に向きます。わざと、昔の写真風にするのにも使います。
セミ オートマット カメラ 120フィルムなどの裏紙つきのものにを使うカメラの自動巻き止め装置。フィルムに印刷されたマークをカメラにつけれれた印に合わせて裏蓋を閉めると、自動的に1コマ目で止まり、次からは順次各番号で止まるものです。このマークが印刷される前の一部のカメラでは赤窓で一コマ目を確認してカウンターを0に合わせるとスタートする方式のものもあります。しかし、35mmのように歯車でフィルムのコマを制御できなく。コマ数が進むと軸が太くなり、一回転で送れる長さが変わると言う宿命を解決したものですが、精度的には35mmのようには行かないものが多いです。しかし、後ろの赤窓で番号を見ながら巻き上げることからすると。格段に撮影がしやすくなりました。
セルフ コッキング カメラ フィルム送りとシャッターのチャージを同時に行うもので、今では常識の機能です。クラシックカメラを使うときはこの機構の無いのもが多いですし、二重写しすら防止されていないものがあります。
セルフ タイマー カメラ シャッターを時間が来ると自動的に切る装置。カメラに内蔵されていないときは外付けのものを使います。
セレン カメラ 一番最初に実用化された半導体です。これに電気を流すと一歩通行になるので直流をと来るのに使いますし、光を当てると電気が出来ます。そして、強ければ強いほど大きな電気が生まれます。これを利用して光の量を測るのがセレン式露出計です。プチプチの丸いレンズが集まったような割と大きな窓のあるのがこれです。
全紙 写真 半紙の倍。普通にはここまでの大きさです。アマチュアの展覧会では最大のものです。
前玉回転式 カメラ 焦点調節をレンズの前の玉を回転させて行うものです。構造が簡単なので、古いカメラに多いものです。
増感現像 暗室 フィルムは感度が最初から決まっています。しかし、それでは暗いところではフラッシュ無しで取れません。それでは困る時、フィルムの現像時間を延ばして少ししか感光していないフィルムの像を出そうというやり方です。感度を上げたことになりますから、こう呼びます。元々感度の高いフィルムを使ってASA400を2分伸ばして800に更に延長して1600や3200にします。夜の公園が昼間のようになりますが、その代償にフィルムの粒子がどんどん粗くなります。どれくらいの増感になるかは調べれば分かるでしょうが、そんなときの露出はほとんどはかれません。かなり、感の部分で露出を決め現像処理を決めます。赤外ストロボではトーンの異常なものになりますが、増感ではトーンは一応正常です。   カラーでもプロラボでは増感現像に応じてくれるところもありますが、どのフィルムでもよい訳ではないので、ラボと相談してフィルムと増感のレベルを決めて下さい。
速写ケース カメラ  カメラケースです。一番古くはカメラに合わせたバッグにすっぽり入れて運ぶためのものでした。これでは不便だと考案されたもので、カメラのボディ部分を硬い革で作り三脚ネジで固定し、レンズなどの操作部分を別のものとして、ボタンをはずすだけでパッと撮影に写れるように考案されたものが出来ました。これを速写ケースと呼びます。
今でも、コンパクトカメラは全体を柔らかいソフトケースの入れてしまうのに対し、一眼レフなどはボディーを守る硬い革の部分と、レンズ部分を守る柔らかくて取り外せる速写ケースがオプションで売られています。
以前はカメラ=速写ケースと言う図式でした。二眼レフのリコーなどの古い物は速写ケースに入れるのを前提につくらられています。
ゾーン フォーカス カメラ 自動焦点カメラで、コンパクトカメラなどは無段階に合わせることはコスト的に無理なので、何段階か飛び飛びに距離を変える方法です。コンパクトカメラでも高いの安いのがありますが、この段階が三段しかなくて本当にピントの合う場所があまり無いものと、十段もあってそれなりにピントが合うものがあります。当然、出来た写真にはっきりした差が出ます。これが、『あのカメラはうまく写らん』の原因です。伊達に高いわけではありません。カタログをよく見ましょう。
粗粒子 写真 フィルムの粒子を目立たせ、粒々の画面にすること。わざと極度の増感現像を行い、フィルムを荒れさせる。仕上がり具合は、経験と感で決める。素粒子でもきれいな写真は作れます。
ソフト フォーカス 撮影 少し輪郭がにじんだ、ムードのある写真。レンズの前に被写体をにじませぼかすために、専用のフィルター・ストッキング・薄い布などを掛けて撮影します。掛けるものによって効果とにじむ色合いが変わります。要らなくなった透明フィルターに油など塗って丸くボケさせたり色々あります。やってみないと効果は分かりません。ぼやけていることとピンボケとは全く違います。ピントが合っていて、にじんでいるので鑑賞に堪えるのです。
ソフトケース パーツ カメラ全体を袋状の柔らかいケースに入れるもので、最近の小型カメラはこの形のものがほとんどです。
ソラリゼーション 写真 フィルム現像などで、超高温処理を行うなどで、像の輪郭部分などに異常を起こさせた作品を作るもの。出来上がりは多分に偶然の産物となります。最近はレタッチによりその効果を出そうとしているようです。
ゾリダ ブランド Sorida FRANKAの6*6スプリングカメラ。3型までありレンズやシャッターのバリエーションや距離計などのバリエーションがあります。
ゾリナー ブランド Sorinar アグファ社の高級レンズ。アグファカメラの最高級グレードに搭載されています。中級にはアグナーやアポタールがあります。
ゾルキー ブランド ソビエト製のライカコピー。設計図も機械もドイツから接収して作ったカメラ。本物の偽物。組み立て精度が段々悪くなったといわれる。見かけは全く変わらないものでした。極めつけはナチス親衛隊のマークを入れたものや、戦車部隊の紋章を入れた偽物まで作る悪徳振りを発揮しています。先行きはコンタックスコピーのキエフ同様でした。
ダークバッグ
暗室 暗室の無いところで現像タンクにフィルムを装填したり、故障のカメラからフィルムを回収するときに使うもので、ナイロン製で両側から腕を差し込んで作業します。見かけは黒いナイロンのウインドウブレーカーのような感じです。大き目の方が作業化しよいです。
ターレット ファインダー カメラ レンジファインダーでレンズを交換すると、それに合わせてファインダーを変えなくてはならないのですが、一つで兼用するために何種類かのレンズを付けてそれを回転させて切り替えるものです。カメラの上にこれを乗せているということは、交換レンズも在るということなので、羨ましく見えたものです。それぞれそのレンズ専用のものもありました。
タイムラグ カメラ
時間的ずれ、遅れのことで、カメラの世界では次のようなことがあります。
シンクロ接点・・シャッターが開き始めるタイミングとシンクロ接点をつなぐタイミングのことで今のストロボなどはシャッターが前回になったタイミングに合わせてあります。フラッシュバルブなどは点火から燃え上がるまでに時間がかかりますからその特性に合わせたように接点をつけます。このずれを言います。
フォーカルプレーンシャッター・・このシャッターは二枚の遮光幕を走らせてその隙間を通る光の量を調整するものなので前幕が走ってから後ろ幕がスタートするまでの時間差によって光量を変えますからその時間差をいいます。
撮影・・シャッターボタンを押してからシャッターが実際に落ちるまでの時間差です。レンジシャッターのマニュアル機ではシャッターボタンを押したときに起きる動作はシャッターが落ちるだけです。それでもわずかなずれが出ます。オートフォーカスの一眼レフともなるとシャッターを押すーレンズが回り焦点を合わすー露出を計算するー絞りとシャッターが変化するー絞りが絞られるーミラーが上がるーシャッターが切れる・・・これだけの動作が行われますからかなりの時間が必要です。これを1/10秒で行っても動くものの撮影では大問題です。この遅れ、ずれをタイムラグと言います。
多諧調印画紙 暗室 普通はネガに合わせて印画紙の号数を変化させるが、光の色により特性が変化するように作られたものが発明された。引伸機にフィルターを付けることで変化させれます。普通の印画紙は2〜4号の三種類しか用意しませんが、こちらは15段階とかに変化しますから、きちんと使えば目的の調子に仕上げられます。月光・イルフォードにありますが、富士から発売されていないのもあって、まだ少数派です。
タクマー ブランド 旭光学・ペンタックスのレンズです。ボディとともに小型軽量を目指したものが多かったですね。
ダコラ ブランド Dacora ドイツのカメラメーカーでスプリングカメラなどを作っていました。基本的には大衆機から中級機です。
タナック ブランド 戦後日本、ライカのコピー機の一つ。非常に数が少ないと思われる。
ダブル エイト フィルム コダックの提唱した8mmの規格です。16mmフィルムを使うものです。
タムロン ブランド 交換レンズ専門メーカー。各カメラ用にレンズを供給した。他にはアイデア商品のネガを反転させてテレビに映すものを発売して、今でもオークションではたまに見かける。さらにはカメラバッグまで手がけるようになった。
たる型収差 写真 レンズは修正しても必ず少し像がひずみます。その歪の中で上下左右の端の真ん中辺が少し膨れて写り、四角いものが樽型になるもの。逆は糸巻き収差。
タロン ブランド 戦後のカメラのブランドで輸出を中心に35mmカメラが製造されました。
タングステン タイプ フィルム カラーフィルムの種類で電灯光の時に一番自然な色げ出るように作られています。室内で電灯光の状態で使うときはこれを選べばフィルター無しで撮影出来ます。最近はストロボを使いますから、色温度の高い光源ですから、室内でもデイライトタイプを使うことが増えています。タングステンタイプはプロ用ですし普通あまり手に入りません。必要な時は早めに手配しなくてはなりません。
チェキ カメラ フジフィルムが発売したインスタントカメラ。日本国内の販売も一時的なのので、最近は忘れられかけている。
直進ヘリコイド カメラ 焦点調節をレンズ全体の移動で行うもので、レンズ自体は回転させず周りのリングをまわして行うもので、今のレンズはほとんどこの形式です。レンズシャッター式では、これでないとシャッターの操作が出来なくなります。これが実用化されるまでは前玉回転式という一番前のレンズだけを動かして焦点合わせをしていました。
著作権 写真 写真の場合、撮影者にあります。勝手に発表したり、レタッチを行うことは出来ません。著作権より肖像権が優先しますから、人物撮影には気をつけてください。
沈胴式 カメラ レンズが使わないとき、押し込めるようにして、カメラを持ち運びしよいように考えられたレンズで、昔の標準レンズに見られます。何だか胴の真ん中が細くて頼りないようなものがそうです。今のデジタルカメラはその発想になったものが多いですね。今と違い、昔は手で所定の位置まで引っ張り出しました。
ツァイス ブランド ドイツの名門メーカー。カール・ツァイス。レンズメーカーとしてテッサーを産み、カメラメーカーとしてはコンタックス・イコンタなどの高級機を生みました。今では日本のデジタルカメラにこのブランドのレンズが搭載され高級感をあおっています。
ツーリスト ブランド Turist コダックの6*9スプリングカメラですが、これもコダック製らしく620フィルム仕様ですから、今ではそのままでは使えません。
低温保存 フィルム フィルムや印画紙は銀化合物の薬品が塗ってあります。当然のこととして経年変化がありますから、使用期限も記載されています。15℃以下保存とか書かれたものもあります。そういった生ものですから、保管は低温で行いたいものです。冬場は問題ありませんが夏は室内でも25℃を越えるようになります。冷蔵庫の庫内では低すぎて15℃とかにはなりません。家庭も冷蔵庫ですと、野菜庫が一番適していると思います。ナイロンの袋に入れて保管してください。問題は夏場に冷蔵庫から出すと露がつく可能性があることです。早めに出して涼しいところで外気に慣らす、優しい取り扱いが要ります。あまりたくさん買い込まないで、要る分だけでしたら、引き出しに転がしておいても大丈夫です。保管がちゃんとしていれば、多少期限が切れても問題ありません。食品と同じことです。車のダッシュなどでしたら、期限前でも駄目になります。といっても。写らなくなる訳ではありません、少し色が出ていないかな?と言う程度です。大事な写真には???ですがね。
低感度フィルム フィルム 感度の低いフィルム。わざわざ感度が低くて使いにくいものが存在するのは、明るすぎる場所と言うよりは、感度を低くすることにより乳剤を薄く出来、得られる像のシャープさが増すことを目的とします。  大きく伸ばさなくてはならないときなどに使います。ISO25程度のものもありますが、一般に使われるISO100に比べ絞り2段変わりますから、ピンボケや手ぶれの恐れが増えますからあまり使われません。最近のものに比べると絞り4段の違いです。
デイライト タイプ フィルム カラーフィルムの種類の内で一般的なもの。昼間の光で一番良い色が出るように出来ています。色温度で6000度辺りです。これを使って電灯光で撮影すると、光源の温度が低いので赤っぽくなります。その場合は青いフィルターで補正します。
デジタル プリント 写真 最近の自動処理プリンターはネガを内蔵のスキャナーで機械に取り込んでデジタルデータにしてから、色調整などの処理をモニターでやり、プリントするものが多くなっています。一見色鮮やかには上がりますが、解像度などはオリジナルより劣ると敬遠する向きもあります。  35mmなのにサンプル写真がついてくるところは、そのデジタルだと思って間違いないでしょう。光学式だと、ベタ焼きと言う密着ですから、フィルムと同じ大きさの画面です。高くつくので、サービスではつかない場合が多いですね。
テスト チャ−ト 写真 レンズの性能をテストするための縦横に線を引いた紙。これを撮影することによってレンズの中央・四方における歪の大きさや、何本の線まで解読できるかを、公平に測定しようと言うものです。光学的解像度のテストは出来ますが、ボケやニジミという、美的感覚に訴える部分は数値化できません。チャートテストがあまり良くなくても、表現面で好評を得るものもあります。
テッサー カメラ ドイツ・カールツァイスが戦前に作った3群4枚構成のレンズ。抜群の切れ味で定評があります。ツァイス社の高級カメラのほかドイツ各社の高級機に搭載されています。
テッサータイプ カメラ ドイツ・カールツァイスが戦前に作った3群4枚構成のレンズが、抜群の切れ味があったため、それからのレンズ設計のお手本となりました。同じタイプのレンズが沢山出たため、これらをまとめてテッサータイプと呼びます。白黒時代のものですが、このタイプはどれもシャープな像を結びます。 テッサー自身は色んなタイプのものがあります。
デフォルメ 写真 被写体を自然の状態ではないように、変形させること。ワイドレンズで一部を強調するのもそれに当たります。引伸ばし行程で印画紙を傾けて画像を変形させることもあります。この技法で、アオリの無いカメラで撮った建物の写真の遠近感を補正することも出来ます。
手札版 写真 今のサービスサイズと同じくらいの印画紙。カビネの半分です。
手ブレ 撮影 文字通り、シャッターを切るときに手が揺れていて、画面がきちんと写らないこと。人間ですから、必ず揺れています。息を止め、膝をついたり壁にもたれても揺れています。これを防ぐにはシャッター速度を早くしてごまかすか、三脚を立てて防ぐかしかありません。ボケていてもピンボケとは別のものです。
デュオ ブランド Duo コダックの6*6スプリングカメラ。この機種は名前の通りデュオ仕様で620と共に120も使えるように設計されています。元々フィルム自体は同じですから、巻き取り軸と、巻き取り側のフィルム押さえだけの問題なのですが、精密なものだけに兼用機は他にも少しあるだけです。レンズなどはいろんな意味でアメリカコダックらしいものだそうです。
テンバ ブランド 輸入カメラバッグの一流ブランド。かなり高価でコンパクトカメラ一台分くらい
ドイツ式接栓 カメラ フラッシュの接栓の形式。今のカメラに見られる普通のものです。ほとんどのストロボやフラッシュはこの接栓用のコードしか付いて来ません。コダックの古いカメラや一部のクラシックカメラに見られる真ん中の飛び出した大き目のものはコダック式と呼ばれアダプターを探さないと使えません。
トキナー ブランド フィルターの最大手、ケンコーのレンズ部門。他の専門メーカー同様近年は評価も高く、プロも使うようですが、物によっては非常に高価なものもあります。
トップライト 撮影 上から当てるライト。弱いライトをうえから当てると髪の毛がきれいに写ります。強すぎると顔の陰が消しにくくなります。
利根 暗室 フジ・密着用の印画紙。感度が鈍いので伸ばしには時間が掛かります。
トプコール ブランド 東京光学・トプコンのレンズで明るさと切れ味で評判のレンズでした。
トプコン ブランド 東京光学のブランド名。二眼レフ時代からカメラに参入、一眼レフでは光学専門メーカーらしいトプコールの名声とともにマニアに受けました。しかし、ニコン・キャノンなどのブランドには勝てませんでした。大型プレスカメラなども手がけ今でもファンが多いブランドです。
ドライウエル 暗室 中身は中性洗剤です。フィルムの乾燥前とかに使い、水が均等の広がり水玉の後が付かないようにするもので、なくても良い?物です。
トリガー カメラ 引き金のことですが、フィルム巻上げをカメラのそこに付けたレバーで行おうとしたものです。キャノンとリコーの一部にある珍しいものです。但し、故障が多かったのも確かです。
トリプレット カメラ レンズの中で三枚構成のものをこう呼びます。レンズの数が少ない分安く出来るので、1960年頃までは普及機用にたくさんのものが設計され作られました。シンプルでも切れ味の鋭いレンズも多くあります。
ドリマ フレックス ブランド 二眼レフ・四畳半メーカ-と称された戦後の二眼レフ時代だけのメーカーの一つです。ほとんど見かけません。
ドリュー ブランド ピストル型をした16mmカメラで有名だったメーカーです。形はおもちゃ的ですが基本性能はきちんとしたものでした。
ドンケ ブランド 輸入カメラバッグの一流ブランド。かなり高価でコンパクトカメラ一台分くらい。
内式カラー フィルム カラーフィルムのほとんどがこの方式で、色を出す成分を最初からフィルムの中に持っているものです。最近は区別して呼ぶこともほとんどありません。
内面反射 カメラ カメラの中やレンズの中で壁などに反射して、不要な光線が生じること。写真にもやが掛かったりしますが、最近のカメラにはほとんどないと思います。一番入り口のレンズの縁の反射などを抑えるためにも、レンズフードをつけましょう。
長巻 フィルム 35mmフィルムを名前の通り長いまま巻いてあります。100フィートとか書いてあります。これは適当に切ってパトローネやマガジンに自分で詰めて使うか、長いフィルムの使えるアダプターで使います。たまに、オークションにも出ていますが、間違えて買わないで下さい。明るいところであければ、まさに、『一巻の終わり』です。
軟調 写真 硬調の反対でコントラストが少ないものです。印画紙の場合はコントラストの強すぎるものを補正するために使います。 硬調参照
二重像合致式 カメラ マニュアル・レンジファインダーカメラの距離計の原理です。少し離れた二つの窓から入った像を片方を鏡で反射させ同じ窓で見えるようにします。被写体が近いと鏡をうんと傾けないと重なりません。これを利用して距離を測るものです。人間の目による距離感と同じです。この場合二つの窓が離れているほど精度が上がります。  この、反射鏡に色付のメッキをして二重像を合わせることが容易にしてありましたが、中古では経年変化で色が薄れたり、鏡が曇って見にくい物もあります。ガラスの汚れは掃除すればきれいに見えますが。反射鏡の色落ちは自分では治せません。覗いて確認しましょう。 余談ですが、鏡が水平方向に回転しますから、縦の棒は合わせよいのですが、横の棒は合わせられません。カメラを傾けるなどの工夫が要ります。パターンのはっきりしない被写体では合わせることが不可能に近い時もあります。
ニッカ ブランド ひのまる屋カメラ店から出ていたはずのライカのコピーです。品質には定評のあるきれいなフォルムのものです。
ニコノス ブランド 日本光学から出た珍しい水中兼用カメラです。歴史は古く1960年代の中ごろに出てきたと思います。普通のカメラで水中が撮れるようにした最初のカメラです。会社は今ニコンです。
ニッコール ブランド ニコンのレンズです。圧倒的にファンの多いレンズです。古くはライカマウントやブロニカ用のレンズも供給しています。大型用のレンズにもありますから、ニコンユーザー以外にもファンが居るのです。
ニコン ブランド 元の日本光学。戦前は軍用の光学機器を作っていた三菱系メーカーですが、民生用にドイツのコンタックスを模倣して『ニコンS』を発売しました。それ以降はレンズのマウントこそコンタックスマウントを踏襲しましたが本体は独自の進化を続けS3で追い越したと言われSPでレンジファインダーの世界最高水準に達しました。その後、ニコンFを発売し、一眼レフの先駆者アサヒフレックスを完全に追い越しこの分野でも世界一の評価を得ました。
日中シンクロ 撮影 昼間、明るくてストロボなんか要らないと思っても、逆光・半逆光などで顔に陰が出来てうまく写らない時があります。それは、日の当たるところと影の部分では、適正な露出が違いすぎるためです。そんな時、ストロボを顔に向けて発光させると、顔にも光が入り込み表情も写し出せる様になります。これを日中シンクロと言います。カメラによって表現や操作は変わりますが、『強制発光』『逆光モード』『日中シンクロ』とか『稲妻マーク』にセットすると明るいところでもストロボが作動します。せっかくのストロボです、ぜひ活用してきれいな写真を作ってください。
入射光式 撮影 露出計の測り方で、標準的な反射物から跳ね返る光の量と同じくらい光を取り入れる乳白色の半球型のドームを取り付けて、露出計のある場所の平均露出を測ろうとするものです。被写体のそばで測りますが、若い女の人の肌が大体基準だと思ってください。比較的安定した値を示しますので、安心感があり、昔から使われてきました。露出計の最高峰セコニックのスタジオマスターは基本的にこの方法で測光します。当然、黒っぽい被写体、白っぽい被写体での補正が必要となります。
ニュートンリング 暗室 引伸ばしのネガキャリアーなどで、ガラス面にフィルムが密着すると、負仮の干渉を引き起こして、くっついたところを中心に同心円的に光のムラを生じることです。ニュートンさんが発見したのでしょうね。厄介なものでガラスの表面を少しざらつかせたりして防いで居ます。スキャナーのガラス面でもおきたことがあります。
ネガカラー フィルム 現像したら明暗逆の仕上がりになり、プリントしなければ見られないが、逆に焼付けが簡単なので、一般的には一番使われるフィルムです。
ネガキャリアー 暗室 引伸機にフィルムをセットするものでフィルムサイズによって取り替えます。35mmのほか6*9・6*7・6*6・6*4.5などが用意されています。大は少を兼ねにくいです。フィルムの平面性を高めるためガラスの入ったものもあります。防ぐようにはしてくれてはありますが、たまにニュートンリングが出ることがあります。 ニュートンリング参照
ねむい 写真 ネガでも、プリントでも、コントラストが足りなくて、文字通り『眠い』感じのものを表現する時に使います。ハイキーとかでトーンを殺した作品ではありません。露出不足のネガを作ると、すぐに真っ黒になり、それを避けるとこうなりがちです。
ノバー カメラ ツァイスのカメラにつけられたレンズで3枚構成のものです。ネッターなど普及機に主についていますが、一部はイコンタなどの高級機にもついています。3枚玉でも、描写は確かです。
ノングレア ガラス 暗室 つや消しガラスのことですが、写真の世界では一見完全透明のもので。表面処理でフィルムが張り付かないようにしたものを良います。引伸機のネガキャリアー(ネガ挟み)にフィルムをセットする時ガラス無しで6*9などをやるとフィルムのそりが大きくなります。それを防ぐのにガラスを使うと吸い付いたところを中心に「ニュートンリング」が出てプリントに光の輪が出来てしまいます。そのため、画像がひずまないように透明で方面がざらついたガラスを使います。スライドを挟むマウントにもこのガラスを入れた高級品があります。
ノン コーティング カメラ レンズで古いものはコーティングがかけていないもののこと。コーティングがない分ふき傷も付きにくく掃除がしよいためきれいなものが多いようです。ただし、一般的には逆光に弱く、カラー撮影のも弱い傾向があります。おおむね第二次世界大戦後からコーティングレンズの時代に入ります。
ハードケース パーツ 古いカメラに多いタイプで硬い皮製のボディ部分のケースとレンズ部分の取り外せるカバーとの二つで出来ている。ボディ側は三脚ネジでしっかり止められている。カメラの保護には有効です。昔のカメラはこれにいれて使うのを前提としたようなものもあります。 二眼レフには硬いプラスチックや金属のものまであります。
パーフォレーション フィルム 35mmフィルムの両脇の穴のこと。フィルムを送るのに使われる。元々映画のフィルムとして開発されたので共通です。
ハーフサイズ カメラ カメラについてこう呼ぶときはオリンパスペンやリコーオートハーフに代表される35mmを半分にしたサイズの原版を得る物を指します。ブローニーのセミ判同様、経済性とカメラの小型を狙ったものですが、当然原版が半分になる分、画質の落ちるのはやむ終えません。カメラを普通に構えてファインダーを覗くとたて位置に構えた構図が見えるので、『写真機は横長画面』と言う観念を持ったものにとっては違和感があるかもしれません。これはハーフであるセミ判と共通です。
ハイキー 写真 意図して、画面を明るく仕上げるもので、焼付けの時間不足で黒くならなかった写真とは一線を隠すものです。白っぽく飛んだ中にもきちんとした黒とシャドーがあるものです。 女性の美しさや不安感などを表す手法に使われてきました。  ローキーの反対   
ハイドロキノン 暗室 現像薬の主成分で、銀の光に対する反応したものを還元作用で黒くする作用を行います。そのとき還元されなかった分を定着液で溶かして透明にするのです。  この『ハイドロキノン』は近頃では「究極の美白材」といわれて顔に塗るようです。暗室作業をやってきたものにとっては、怖いような話です。
ハイポ 暗室 定着液の主成分で、古い人は定着液をこう呼ぶこともあります。ハイポ計といって比重の変化で定着液の寿命を確かめるものもあります。
ハイポ計 パーツ 定着液の能力を比重の変化で調べるものです。完全な比重計です。
バウンド フラッシュ 撮影 ストロボなどのギラギラして陰の強い写真を防ぐため、上方向とか白い紙とかに反射させて撮影する方法。柔らかい写真が出来ます。
ハクバ ブランド 三脚・ネガホルダー・ストロボ部品などカメラ関係の総合メーカー
バックライト 撮影 被写体の後ろに当てる、もしくは後ろから当てるライトで被写体を浮き上がらせたり、髪の毛を光らせたりの効果を与えます。専用のスレーブストロボも売られています。
ハッセルブラッド ブランド 6*6一眼レフの最高級機。割と小形ですがずしりと来る質量感があります。日本ではゼンザブロニカがこの形で発売されました。ともに、パララックスなしと言うことで、プロの人物写真を中心に高級アマチュアに多く使われました。
パトローネ フィルム 35mmフィルムの入っている金属の入れ物、出入り口に光を防ぐ毛の生えた布を張ってあるため、昼間でもフィルムを装填できるのです。
パノラマ 写真 横長の写真ですが、今の一部のカメラのパノラマは、そのカメラの画面上下をカットして見掛けをワイドに見せているだけのごまかしです。ただ、逸れように焼き付けてくれるので…本当のパノラマは継ぎ合わせるか、専用の特殊カメラを使います。
バヨネット カメラ レンズやフィルターの取り付けをすばやく出来るように、爪をつけて固定する方式。今の交換レンズはほとんどこの方式です。フィルターのこの方式はロライとか二眼レフの一部に使われたことがあります。
針穴写真 写真 理科に教科書などにある写真発明の原理どおり、暗い箱に小さな針穴を明けると反対側に倒立した像が映し出されます。これをフィルムに写しとめる物です。レンズを使ったほどにはきれいには写りませんが、一応写真にはなります。この原理で写そうとするカメラが「ピンホール カメラ」です。
パール ブランド 国産のスプリングカメラ。最初は六桜社から出ていましたが、小西六写真工業に引き継がれ、高性能でもてはやされつけられていたヘキサノンなどの名前が有名になりました。ヘキサと言っても6枚玉ではなく小西六の六でした。会社はそのあと『さくら』になり今はミノルタと合併しています。
バルダ カメラ ドイツのカメラメーカー。戦前はかなりよいカメラを作るメーカーとして有名だったようです。
バルブ カメラ シャッター速度の中で「B」と書かれたもので、シャッターボタンを押している間開いています。長時間露光の時の使います。長さは自分で決めます。「T」と書いたものがあればタイムと言い、一回目のシャッターで開き、二回目で閉じるようになっていて長時間露光用です。  同じ名前で昔のフラッシュの球もこう呼びます。普通の英語では電球の事を指します。  フラッシュバルブ参照
ハレーション 撮影 レンズ表面や、レンズ枠、被写体の一部とかが強い反射を起こし、画面に白く抜けた部分が出来たしまうこと。予測は出来ても、ファインダーでの確認は難しい。
パンクロ 暗室 印画紙やフィルムで全ての色に均等に反応するようにしたものです。スーパーパンクロと言うものも同じようなものです。昔には印画紙にガスライト紙という、特性の違うものもありました。
ハンザ HANZA ブランド 昔の暗室用品大手でした。オークションでは見かけますね。
半紙 写真 四つ切の倍。展覧会などに使いますが、35mmからですとかなりフィルみ仕上げとピントなどがしっかりしないと苦しくなります。
反射型望遠レンズ カメラ 望遠レンズは焦点距離が長くなれば全長も長くなります。500mmとか1000mmになると大変な長さになります。そこで登場するのが、天体望遠鏡などで一般的な凹面反射鏡を使ったこの方のレンズです。中央部に本当は視界が無い部分があるのですが、実際は無視できる範囲になります。長さは極端に短くなりますが、径は大きくなります。目茶太いのに短いレンズを三脚の載せているのはそれです。 作品では、光や木漏れ日のボケがドーナツ状に出ますから、判別できる場合もあります。
反射光式 撮影 露出計の測り方で、移そうとするものから反射してくる光の量を測るものです。人物の場合は被写体の顔で、他の場合もメインになるものからのものを測ります。当然、向きが変わると針がどんどん揺れますからどれを取るか不安になります。それもあって、意外と評価が低くなります。昔、カメラに内蔵されていたのはこちらです。
パンタグラフ 暗室 引伸機のランプハウスなどの中心部を上下させるのに、電車のパンタグラフのようなひし形にバネを入れて軽くしたものを使う形式。柱に取り付けた部分を動かすよりも、小さな変更がしやすくなる利点もありますが、大きなヘッド部分のある大型には適しません。伝統的にラッキーなどはこれを使ったものが多く、富士は採用しません。35mmレベルでは、好みの問題だけです。
バンタム ブランド Bantam コダックの前蓋無しのスプリングカメラ。中級機ですが、これもコダックの6*6機ですから620フィルム仕様ですから、そのままでは使えません。
反転 写真 白黒又は色をを反対にすること。ネガを反転するとポジになります。フィルム同士で行うとネガからスライドが出来ます。
反転現像 暗室 反転をフィルムの現像段階で行うものです。普通の現像の途中の段階で光のあたった部分が還元されている状態をストップさせ、漂白してしまいます。還元されずに残ってまだ光に反応する部分がありますから、ここで二次露光をしてその部分を感光させ、更に現像すると今度はネガ出透明になるはずのところが黒くなってきます。元の黒いはずのところは漂白で消えていますから逆転したものが出てきます。ポジの現像はこのようにして行います。
引伸ばしレンズ 暗室 引伸機に使うレンズです。35mmは50mm6*6は90mmとか、カメラについているのと同じくらいのものを使います。引伸ばしでは焦点を合わせるための移動範囲が大きいので、レンズでやるのは無理です。従ってこのレンズには絞りはありますがピント用にリングなどありません。取りつけは特殊なものを除いて、ライカマウントに統一されています。一般にはFUJIとNIKONが出回っていますが、他のものでもかまいません。
引き蓋 カメラ 中版カメラの一部でフィルムをパックごと換える事の出来るものがあります。当然はずしたり、レンズ交換するときのフィルムに光が当たらないようにしなければなりません。そのための金属板で引っ張ってはずすので、こう呼びます。撮影前に抜かないと写っていません。  遮光版と同じ
非球面レンズ カメラ 普通、レンズは級の一部の弧を描いているものだが、色による屈折率の修正屋、ズームレンズの社汚点距離の変更でもピントの入りがずれないようにするなどの高度な部分で、単純な球形では解決できなくなった。昔は、最高級レンズに採用されるほどコストが掛かったものだが、、最近ではプラスチックを成型して作ることも可能になり、コストが下がった。おかげでズームレンズをはじめレンズの性能が大幅に向上した。但し、耐久性に付いては疑問視されるところです。入れる場所が一番外であれば、拭けば確実に傷になります。何処にどう入れてあるかは表示された居ません。デジタルカメラの高倍率ズームには多用されているようです。
引っ張る 撮影 望遠レンズで遠くのものを引き寄せること。
ビューティー ブランド 二眼レフのメーカー。結構数も出たのでオークシャンではまあまあ見かけます。中級機です。
ビューワー パーツ スライドを見るための道具。スライドを後ろから照らし、大きな拡大鏡で見るものです。プロジェクターのように暗くしなくても見られるので、一人で鑑賞するのに適しています。古い物は光源が白くないので色の再現性の悪いものが多いですね。電源の豆球を換えるなど工夫が要るかも知れません。
微粒面 写真 印画紙に不規則な細かい凹凸をプレスしてあり、平面のものより柔らかな感じがする。しかし、凹凸の粒子が小さく規則的な絹目ほど端正な感じではない。
氷酢酸 暗室 酢酸の濃縮したもの。現像終了時にこれを薄めたものの液にフィルムや印画紙を浸して現像液を中和して、現像作用の停止と定着液の保護をするものです。これが無くても現像作業は出来ます。
ピントリング カメラ マニュアルカメラのピントを合わせるためのレンズ周りの部分。古い物はレバーが付いている物が多いです。オートのカメラは解除した時に必要ですがあまり使いよいようにはなっていないようです。
ピンボケ 撮影 文字通り、ピントがあっていなくてボケた写真。昔はピントの合わせ忘れがそれでした。最近のカメラはシャッターを押す時にはピントを合わせてくれますからないはずなのですが、結構多いですね。オートフォーカスの落とし穴に落ちるのです。オートフォーカスは大体において中心のほんの一部で距離を判断します。だから、二人並んだ写真では真ん中に物がなく、覗いている人は見えていても、カメラの撮っては後の風景を撮っているのだとしか思えないので後に合わせるのです。必ず、真ん中で合わせて、シャッターを半分押したままカメラを振って撮ってください。それが出来なければ三人で撮るか肩を組ませてください。そうでなければ『エッフェル塔の前に居るの誰?』と聞かれる羽目になりますよ。
ピンホール カメラ カメラ 針穴写真機。理科に実験で習ったとおり薄い板に針穴を開けたものでレンズの代わりをさせて写すものです。露出時間が長いのと、適当な穴を開けることが難しいらしいですが、最近でもこれを自作して撮影しているマニアの方が結構居られるようです。
フィート 撮影 古いカメラやフラッシュで数字的に変な距離表示があります。これは距離をフィーとで表したものです。戦後しばらくはカメラはフィート(30cm)でした。目測ですから、古いカメラマンは約3mではなく、約10フィートと感じたものです。日本には尺と言う長さがあり、その頃には残っていましたから、1尺=1フィートなので、割と抵抗無く受け入れられていました。過渡期には両方表示して、距離目盛が賑やかなカメラもあります。
フィルター 撮影 レンズの前につけてレンズを保護したり、色の付いたもので色々な効果を期待するものです。レタッチを先に行うものです。
フィルム クリップ 暗室 フィルムを乾燥させるとき、上を挟んで紐に引っ掛け、下を挟んで錘にしてまっすぐ乾燥させようというクリップです。さほど高いものでもありませんが、くわえる力の強い洗濯バサミで代用できます。重さが足りないので下はまっすぐなるまで5・6個つければよいでしょう。
フィルムカウンター カメラ フィルムの撮影枚数計で、最近のは「順算式」といって撮った枚数が表示されています。一部の昔のカメラで残り枚数を表示する「逆算式」があります。そのときは入れたフィルムの枚数をセットしなくてはなりません。順算式でも、0に戻さないといけないものもあります。
フィルムスキャナー 写真 写真をデジタル化してパソコンに取りこむ時、小形プリントからでは、本来の解像度が保てません。やはり、元のネガやポジから取り込んだほうが正確なデータが得られます。この用途のために作られたものがフィルムスキャナーと呼ばれるものです。35mm専用のものもあり、取りこみ作業は一般のスキャナーで行うよりは操作性がよいです。価格的には高価なものです。
フィルムピッカー 暗室 パトローネに巻き込んでしまったフィルムの先を引っ張り出す道具、あまり使うことは無い。自分で現像する時はパトローネを開けてしまうから、ベロを出す必要もない。途中巻き戻しで全部巻き込んだときくらいしかない。
フィルム面移動式 カメラ 焦点調節をレンズの移動ではなくフィルムの位置を動かすことによって行うものです。スプリングカメラの場合レンズ自体が折りたたまれるため、距離計を組み込むことが難しいために考案され日本の「マミヤシックス」はこれを搭載していました。非常に精密な精度を要求されるため、他にはヨーロッパで一機種あるようですが、例を見ないものです。
フィルム類     通信販売 フィルム 色々なフィルムが発売されていますが、最近のショップではネガカラー全盛でポジカラーなどは置いていない場合があります。それに、ブローニーだとか赤外だとか言っても無理です。あとはオークションに頼るか通販です。暗室用品同様、大手の通販でも全てが揃うわけではありません。と言うより、ほんの一部しかないといったほうが良いくらいですが、一応のものは揃います。 ビッグカメラ https://www.biccamera.com  や ヨドバシカメラ http://www.yodobashi.com/  です。例えば赤外で置いているのはヨドバシはコダックですし、ビッグカメラはコニカです。
フィルムワイパー 暗室 水洗いを終わったフィルムの水滴を拭い去るゴムベラ。水滴をなくして早く乾かそうというものですが、水に濡れて柔らかくなったフィルムに傷を入れる恐れがありますから、使わない方が良いという人も居ます。私は使いません。
フィンガス オークション fingus レンズに生えるカビのことです。カビはレンズが大好きらしく日本のように湿気の多いところで放置するとすぐに生えてしまいます。日本の中古カメラには多いですから気をつけてください。保管は高級機があるときなどは防湿機に入れるか少量のシリカゲルを入れた密閉機でしましょう。海外の場合湿気が少なく、カビの率は下がりますが、表示にカビの無いことをきちんと歌ったものにしましょう。
フェロタイプ 暗室 昔、バラ板紙という完全に紙の印画紙の頃、ピカピカに仕上げるために、金属のメッキした板(フェロ板)に張り付け、電熱で乾かしました。その板に少しでも傷があったり、貼り付け方が下手だと光にむらが出ました。こんな所でも暗室作業の上手下手が出ました。
フォーカス カメラ ピントのこと
フォーカスゾーン カメラ 自動でピントを合わせる時の測定範囲。ファインダーの中に小さな枠で示されています。ピントを合わせたいものをその中に収めないとピンボケになります。
フォーマット カメラ 撮影画面サイズのこと。同じフィルムでも出来上がるフィルム画面サイズが違うものがあります。そのために、ネガサイズで呼ぶと正確になります。35mにもかつては半分のハーフサイズがありました。いわゆるブローニーのフィルムでは4.5*6・6*6・6*7・6*8・6*9と一般にも5種類のフォーマットがあります。
フォーマ パン フィルム チェコ製のフィルム。印画紙なども輸入されている。フォーマ同様、旧東ヨーロッパではモノクロームがずっと現役であったから、品質の高い画質がえられると、マニアがいる。 一般の店では見かけないがグレイというモノクロフィルム専門の商社がある  http://www.graltd.com ここではMACO FORTE FOMA の製品を扱っている
フォクトレンダー ブランド 元々ドイツのカメラメーカーのブランドで実にさまざまなカメラを作ってきました。  近年では、懐かしい香りのするカメラを、現代に生産するブランドにもなっています。多用なものがありますが、形が古くても今のものもあります。そちらはムードを楽しむなら確実に動作しますし良く写ります。
フォト レタッチ 写真 写真の修整のこと。パソコンに取り込めばかなりの部分は修正できます。パソコン処理した写真は銀塩写真であっても、証拠能力が疑われます。但し、レタッチしないとNETに適したサイズにはならないと思います。
フォルテパン フィルム ハンガリーのフィルム。モノクロームは最近入ってきています。東欧諸国ではモノクロ写真がずっと現役でしたから、実力はかなりのものとされています。   一般の店では見かけないがグレイというモノクロフィルム専門の商社がある  http://www.graltd.com ここではMACO FORTE FOMA の製品を扱っている
俯瞰撮影 撮影 上から覗きこむようにして撮ること
フジ フィックス 暗室 フジ・定着液の定番中の定番。フィルムも印画紙も同じです。但し、度々暗室作業を行うのですたら、フィルム用と印画紙等を分けて使いましょう。
フジ フィルム フィルム ご存知フジフィルムです。戦前まで登ると写真は小西六写真工業が日本をリードしていました。今のコニカ・ミノルタですね。戦後は国の保護政策でコダックの世界戦略に対抗するべく体力をつけ、自由化するまでには肩を並べるまでになり、コニカを抜き去りました。
フジタ ブランド 中版一眼レフをプロ用に発売、スタジオなどで使われたが、販売量が少なく、今の市場ではほとんど見かけません。
フジドール E 暗室 フジ・微粒子標準現像液。非常に使いよい現像液です。普段はこれでよいでしょう。
フジブロ 暗室 フジ・引伸ばし用高感度の印画紙。純黒調で使いよいものです。種類も多く、ほとんどの用途の対応できます。
フジペット ブランド 富士が発売したプラスチック製カメラ。35mmのものと6*6のものがあります。『低コストで絞りやシャッターも簡略化して誰でも写真が撮れる』という後年の『写るんです』と同じ思想で発売されました。カメラが高価で手の出ない時代に誰でも撮れる安いカメラと言うことで、子供だけで無く、大人まで入門用に売れました。小西六からはコニレットというスプリングカメラが出ました。
不動ミラー一眼レフ カメラ 一眼レフではミラーを跳ね上げないとフィルム面に光が届かないから、結構大きなミラーを動かします。機構も複雑ですしショックもあります。それなら動かないミラーにすれば解決だ・・と作られたのが半透明ミラーを使ったものです。ところが、全部の光で見てもさほど明るくないファインダーが暗くなります。ファインダーを明るくすればフィルムに届く光が減ります。非常に使いにくいものになりました、ニコンがやってみましたが、評判も悪く直ぐにやめて、それっきりですね。   デジタルカメラだはミラーを廃止してファインダーの中に小型モニターを入れる方法もあります、見ている画面は後ろのモニター同様、写す画面ですから、一眼レフと同じですね。
フード 撮影 レンズフード。被写体から以外の余分な光線がレンズに当たらないようにするため、レンズの前につける筒状の物。最近のレンズはコーティングの進歩などで障害は置きにくくなっていますが、これをつけることで全体にすっきりした画面が出来ることが多いものです。クラシックカメラでの撮影には必需品です。ボール紙などで自作も可能です。ただし、ケラレには注意してください。
部分焼き 暗室 引伸ばし作業で部分的に濃すぎるネガの部分を手で小さな穴を作ったりして印画紙に他より多く光を当ててバランスをとろうとする作業です。
ブライトフレーム カメラ レンジファインダーの撮影範囲を示す枠を金色とか目立つようにしたものを良います。この枠を距離計と一緒に動かして、近距離のパララックスを解消したカメラもあります。
プラスチック レンズ カメラ レンズとはガラスという概念が定着していますが。ガラスは磨くのにコストが掛かりますが、、プラスチックを成型すれば一発で出来ます。透明度などの面は解決され、最初はおもちゃのカメラや使い捨てカメラ・今のレンズつきフィルムに使われました。抜群のコストパフォーマンスと設計の自由さで、高級カメラのズームレンズなどの分野でも使用されるようになっています。硬さ、耐久性、経年変化に対しては疑問視をする声もあります。但し、光学ガラスばかりで作れば、かなり高いものになりそうです。
フラッシュガン 撮影 フラッシュの発光器のこと。
フラッシュ バルブ パーツ フラッシュ用の電球。中にマグネシウムやアルミ箔が封入してあり、それが燃えて強力な光を発します。この球は一度きりしか使えません。国内では今年までナショナル傘下のウエストが造っていたようです。
フラッシュ メーター パーツ 露出計の一種で、ストロボ撮影などの際の正確な露出を測るものです。一般的にはオート撮影かガイドナンバーかを距離で割って算出する値で十分ですが、シビアなものを要求するときは使いますが、入射光で被写体のある場所の光量を測定するので、被写体の明るさや周りの明るさなどを補正する作業も要ります。普通の露出計と兼用できるものもあります。
フラット スキャナー パーツ 普通のスキャナー。フラット ベッド スキャナー 原稿を乗せるところが平らなのでこう呼びます。最近のスキャナーは解像度も上がり、フィルムを直接読み込める機能のものがあり、フィルム専用のフィルムスキャナーに匹敵するものもあります。
フラッド ライト 撮影 照明用の反射型電球の内、広い範囲を照らそうと設計したものです。アマチュアが使うにはこちらを主体に買い揃えたほうが良いと思うます。一般にはこれを含めてスポット電球などと呼ぶときがあります。そのスポットはこの反対です。
プラクチカ ブランド アサヒフレックス・ペンタックスのスクリューマウントのモデルともなったねじ込み式交換レンズを使う一眼レフ。
ブラケット撮影 撮影 露出がはっきりしない時、ポジフィルムのように少しの違いで表現が違うような場合、露出を少しずつ変えながら何枚か撮る事。大切な記念写真などでもやります。写真屋さんは必ずやりますね。失敗は許されませんからね。このモードがあって自動的にやるカメラもあります。
フランカ ブランド ドイツのカメラメーカー。戦前から戦後にかけてスプリングカメラを中心に作っていました。
フランジ バック カメラ レンズ交換式カメラで使われますが、レンズ取り付け用マウントからのフィルム面方向への距離のことです。フィルム面からマウントまでの距離はマウントごとの規格で決められています。レンズもこの許される大きさはカメラによって違います。レンジファインダー式はシャッターまで何も無いので中に出っ張ることが出来ましが一眼レフの場合ミラーが跳ね上がるので中に入り込んだレンズか使えません。
ブルー        エンハンサー 撮影 青色を強調するためのフィルターです。あまり使うことは無いと思いますが、ポジを本格的にやると欲しくなるかもしれません。
フレアー 撮影 ハレーションとは違い明るい部分がぼやけてしまい、輪郭がはっきりしなくなります。レンズ設計だけでなく、汚れたレンズでもおきやすいものです。
プレスカメラ カメラ 大型のカメラで昔の新聞社が大型フラッシュとともに持ち歩いた、一応スナップも撮れるものです。『スピグラ』といわれる名機はハリウッド映画でよく出てきます。日本でも戦後トプコンプレス・マミヤプレス・コニカプレスなど出ましたが、既に新聞社のカメラは大型の時代ではなく、マニアと写真屋の出張撮影用になっていました。
フレネルレンズ カメラ 二眼レフや一眼レフはレンズを通した光を反射させスリガラスに映したものを見ています。そのままにすると周辺はかなり暗く見えます。それを修正して周辺の光も目の方に来るように凸レンズを置くわけですがそのままでは大きく重い割りに効果もなくひずみも出ます。そこで登場したのは、凸レンズの端っこばかりを集めたようなものです。これなら平面に近いものが出来て軽いです。一眼レフなんかでかすかに同心円の筋が見えるものはこれです。これによりファインダーが画期的に明るくなりました。古くて暗いものにはプラスチックで大きさをはさみで調節できるものが出ています。どうしても明るくしたい時は購入してください。
ブロアー パーツ レンズのホコリを吹き飛ばすための、ゴム製の物。先にブラシがつけられるのももあります。最近ではエアーのスプレー缶を使う人も居ます。持ち歩いてレンズにほこりがついたとき直ぐに吹き飛ばせば、レンズやフィルターを磨くことはあまりなくなります。出来る限り、保護フィルターを付け、磨くのはそれだけ、それもなるべくはずさないままでしてください。
プログラム EE カメラ 全自動で露出を決めるとき、カメラの方で段階ごとに組み合わせが決めてあり、その中の一番近いものを採用するもの。モード切替をしないとこのモードで動くカメラがほとんどです。
プロジェクター 写真 スライドを投影する機械。昔は幻灯機などと呼びました。オークションなどにもよく出ていますが、ほとんどのものは35mm用です。6*6とかの物はかなり高価ですし、あまり数がありません。
ブロニカ ブランド ゼンザブロニカ。6*6の一眼レフとして発売され、先行したハッセルのスタイルのコピーといわれた。機能的には方やレンズシャッター、方やフォーカルプレーンとの違いもあった。レンズはニッコールと自社のレンズの二本立てで売られ、ニッコールが使えるということもあり、プロや高級アマチュアの使われた。
プロンター ブランド ドイツのレンズシャッターでコンパーに次ぐ評価のものです。最高速はコンパーラピッドなどよりは遅いですが、安定性は負けません。高級機から中級機まで使われました。
プロント ブランド プロンターと同じくドイツのレンズシャッターで中級機用です。
ヘィズカット パーツ フィルターの一種で常用に焼く使われるのもです。もやがかかったような感じになるのを防ぐ効果があり、露出倍数も考えなくてすみます。 UV・スカイライト
ヘキサノン ブランド コニカ・小西六のレンズで戦前からの歴史があり、昔はNo.1の声がありました。
ベスト単玉 カメラ コダックのベスト版の安カメラに付けられた、最低限度のレンズというものです。ピンともはっきりしないくらいですが、その味を好きなマニアも居ます。まあ、写真用のレンズとはいいがたいものです。
ベスト判 フィルム 幅47mmの裏紙付きのものですが、今ではクロアチア製の白黒用が入手できる程度になりました。カメラにはベビーイコンタやベビーローライなどの高級機もあります。
ベタ (焼き) 暗室 密着。フィルムの内容や調子を見るために印画紙の上にフィルムを置いてガラスで押さえて焼き付けたものです。今のDPEのサンプルはパソコン処理したもので、ネガの大きさとは違います。35mm36枚は六つ切りに収まります。
ベッサ ブランド Bessa フォクトレンダーの6*9スプリングカメラ。色んなバリエーションがありますがゾリナーが付いたものが最高バージョンです。
ペトリ ブランド 戦後の35mm時代に活躍したメーカーで、一眼レフまで手がけました。国内での評価がいまいちなのに対し、海外でも販売量は多かったようで、当時のカメラの中古の流通量は海外ではかなり見受けられます。レンズの白濁というトラブルのあるオリンパスの古いものよりははるかに多く流れています。
ヘリコイド カメラ レンズの焦点調節用の螺旋ネジのこと。距離調節をしてもレンズが廻らないようにしたものを直進ヘリコイドと呼びます。偏光フィルターを使うときは、玉が回転すると効果が変わるので不都合があります。
ペルケオ ブランド Perkeo ドイツ・フォクトレンダーの6*6スプリングカメラ。
ベルト式タンク 暗室 現像タンクの形式でフィルムを凸凹の付いたベルトと一緒に巻き込むものです。フィルムに触る心配が少なく初心者でも簡単に巻き込めるので入門用には良く使われます。きつく巻き込んだり攪拌が足りないといぼいぼの痕が現像むらとなって出ます。
ベルボン ブランド 三脚の一流メーカー。クイックシューなどの付属品もあります。
ベロ フィルム 35mmフィルムの最初の部分。パトローネから舌を出しているからこう呼ぶ。今のフィルムは先端の半分にしてある部分が短いが、以前は7cmとか長いものでした。これはライカに代表される底蓋開閉式といって、底をはずしてフィルムを出し入れするカメラでは、フィルムを巻き上げる時に使うスプロケットと言う歯車の下側に引っかからないように、フィルムガイドレールに引っかからないように、と切り取っていたものです。今式の切り欠きのままでは、うまく装填できず、切り欠きを長くした方が良い場合もあります。
ベローズ 撮影 大体が接写用のジャバラを指します。レールでジャバラが伸び縮みして無段階に拙者が行えるというものです。それに合わせた専用レンズまで在りました。接写リングよりはるかに使いよいものですが、価格も…でした。今はマクロレンズが出て、普通はそちらになっていますね。
ペンタプリズム カメラ 一眼レフの上に載っているもので、元々、左右逆に見えるスクリーンの映像を反射させて、まともに見せようとするものです。この発明によって一眼レフ時代が来ました。
保管庫 カメラ カメラの保管には神経を使うと思います。すぐにカビます。レンズまでカビにやられます。何処に保管するか?押入れ?乾いた押入れならまぁまぁでしょうが…ナフタリンとかつるしてあれば、レンズのコーティングと反応してにごってしまうかもしれません。乾いた机の引き出しの方がましかもしれません。簡単なのは、せんべいなどに入ってくるシリカゲルを溜めておいて電子レンジでチンして色が青くなったものと一緒にシール容器に入れることですね。乾かしすぎると皮がはがれたりしますが、なかなかそこまでは行かないでしょうね。   完璧なのは自動式のカメラ保管庫です。ここに保管すればカメラもネガもスライドも長持ちします。湿度が30〜50に年中保てれば大丈夫でしょう。但し、普通のデジタルカメラ一台分です。
ポジカラー フィルム 現像すると本物どおりのフィルムが出来るもの。スライドと呼ばれるもので、透明感のある発色でプリントよりはきれいといわれています。若干、露出等は正確さが要求されますが、今のカメラなら問題は無いと思います。ただ、小さなスライドでは見られませんから、プロジェクター(幻灯機)などの機械が必要です。
補色 撮影 色を分類して円形にまとめたもののちょうど反対側にある色。二つのフィルターを重ねると真っ暗になるはずなんです。完全補色のものはありません。この性質を利用して、白と黒しかないモノクロ写真で同じ明るさだと区別つかなくなる赤と緑とかを分離させたり、空を少し黒っぽく、空らしくしたりします。
ボックス カメラ カメラ 箱型カメラ。おもちゃのカメラには多い形です。日本では少ないのですがアメリカでは数多く作られました。箱をベークライトなどで作ってしまえば。レンズ部分の取り付けなど、あまり精度を要求されません。低価格向きです。箱型をしていても二眼レフや6*6一眼レフはこれに含めません。
ホット シュー カメラ カメラのアクセサリーシューというフラッシュを乗せたりする金具にフラッシュ用の接点をつけたもので、どのカメラも同じです。これがあるカメラにストロボをつけると、ケーブル無しで発光させられます。古いカメラにはありません。、アクセサリーシューの真ん中に何か別のような部分があれば付いています。ダだし、近年のカメラでは、ストロボをカメラ側でコントロールしたりするため専用のアクセサリーシューになってしまい、アダプターがないと汎用のストロボが付かないものが多いです。場合によってはカメラの数だけストロボを買うことになるかもしれません。
ボディ レリーズ カメラ シャッターボタンがボディについているもの。当たり前に思えますが戦前・戦後の一部のカメラにはレンズのところでシャッターを切るものがあります。プロ用の機材にはこれの無いものもたくさんありますが、一般には操作性は落ちます。
ポラロイド カメラ インスタントカメラの代名詞。直ぐに見られる写真として、画期的な発明でした。ずっと遅れて出た富士のインスタントカメラも特許侵害で訴訟沙汰になるほど、完璧な発明品でした。デジタルカメラや30分仕上げなどで需要が減っています。
ボルダ判 フィルム 今ではまったく入手不能の規格のフィルムですが135つまり35mmフィルムでも代用できるようです。カメラはおもちゃに近いものがたくさん作られたようです。
ホルディング カメラ カメラ 日本で言うスプリングカメラ。海外ではレンズボードがパンダグラフで飛び出してくるタイプをスプリングカメラと呼び、前板を折りたたんで収容するものをホルディングカメラと呼んでいます。Foldind Camera
ポンカメ ブランド 雑誌『日本カメラ』をこう呼びました。アサカメ・カメマイ
マイク スプリット   イメージ カメラ 一眼レフのピント合わせを楽になるように開発されたもので、スプリットイメージを改良し、極小さな沢山のプリズムを固めて配置してあります。ピントがずれるとその部分の被写体が、いきなり形が崩れます。これも、中央部分で合わせますが、周辺でもボケを見て合わせられます。
マイクロ フィルム フィルム 超微粒子で文献などを複写しておくものです。35mmで一般に入手できるのは富士フィルムのミニコピーでしょう。
マイネッテ ブランド 暗室用品・撮影用品を作るメーカー。今では数少ないメーカーです。
前幕 カメラ フォーカルプレーンシャッターは二枚の幕を走らせ、その時間差で露出時間を変えるものです。この場合の先に走り出す幕のことです。幕の速度は前と後は基本的に同じです。
マウント フィルム 仕上がったポジフィルムを枠に入れるがその枠のこと。35mmは4*4と同じ寸法外寸のものを使います。4*4は一般の35mm用スライド用プロジェルターで見られます。但し、4*4は消えかけています。このマウントには紙のもの。プラスチックのもの、フィルムが平らになるようにガラスの嵌ったものがあります。35mmならさほど反り返ることもないと思います。
マウント カメラ 交換レンズを取り付ける部分のこと。昔はレンズだけ替われば良かった単純なものなので各社共通で、ねじ込みはライカマウント、バヨネットはコンタックス(ニコン)マウントでした。二眼レフの発売と同時に、ミラーの上げ方、絞りの動かし方など独自性がでてきて、各社独自の方法に替わりました。同じメーカーでも時期が違えば全く使えないものが多いですから、交換レンズを買うときやボディーを買うときは十分調べてからにしてください。ニコンFシリーズは長くマウント自身を変えず、取りつけは出来るという安心感でニコン党を握りました。
前板 カメラ 二眼レフのレンズを取り付けてある前面部分。ほとんどの二眼レフはこの板全体を前後させてピント合わせを行います。古い物では上下のレンズを歯車で連結して同じだけ動かすものもあります。前板を完全に平行に光が漏れないようにして、ボディ横のノブで動かすよりははるかに簡単なので、戦後しばらくは歯車式が多かったのですが、後半では全部この前板移動式になりました。
前ピン 撮影 被写体より前にピントがあっていること。アップ以外は救われる場合が多いです、焦点深度が後ろの方が大きいからです。 あとピンの反対
マガジン フィルム パトローネと同じく35mmフィルムの入れ物ですが、こう呼ぶ時のものは、特殊構造で入り口が完全に開くものが多かったものです。当然、そのカメラ専用です。パトローネには入り口にモルトという毛の生えたもので中に光が入らないようにしていますが、それでこすれて傷がつく…長巻を使うとき難解でも使える…と、昔は使いましたが、今では博物館物に近いですね。   オートマチック拳銃の弾入れもマガジンですね。
巻き戻しノブ カメラ 35mmカメラはパトローネに裸のフィルムを入れてあります。撮る分ずつ引っ張り出して使います。撮り終わった時には巻き取り側に裸のフィルムが巻き付いています。このままフタを開けるとフィルムは感光してしまいますし、カメラから外れません。今のカメラは使いきって巻上げが硬くなったら、センサーが感知して巻き戻しモーターで自動的に巻き戻しています。マニュアルの場合は、人間がやらなくてはなりません。この時にスプロケットをフリーにするのが巻き戻しボタンで、パトローネの軸を廻しすのが、巻き戻しノブです。後期のものはこれに折り畳みのハンドルをつけて廻しやすくしてあります。こうなったものは「巻き戻しクランク」とも呼びます。35mmマニュアルカメラでは『巻き戻し』を努々忘れないで下さい。
巻き戻しボタン カメラ 35mmカメラでは一旦巻き上げたフィルムを撮影が終わると元のケース・パトローネに戻さなくてはなりません。今のカメラは終わると自動で巻き戻しますが、途中で撮影を打ち切り現像する時は巻き戻しスイッチを探して押してください。マニュアルカメラの場合は必ず巻き戻しボタンがありますから、それを押して巻き戻しのノブで巻き戻してください。大体、カメラのそこにありますが、ニコンはシャッターボタンのリングを廻すようになっています。
マクロ レンズ カメラ 普通のレンズよりうんと近くのものが撮れるように設計されたレンズ。デジタルカメラでは常識になっています。マクロ的ではなくミクロの世界を撮るようなものです。ちなみにニコンはマイクロ・ニッコールと呼びました。
マジック ランタン パーツ 古い幻灯機。本格的なものはなかにローソクなどを入れて映すものもあります。日本ではほとんど使われませんでした。
マスク パーツ 主にブローニー判の6*9カメラでフィルムの節約などのため、小さなサイズ6*6や6*4.5の写真を撮るための枠のこと。カメラの構造が違うため、それぞれ専用に設計されたものを使わないと、ピンと位置が違ってしまうなどのトラブルを起こします。クラシックカメラではこうした兼用機が多くありますが、マスクを紛失したものが多いです。エンサイン社のセルフィックスなどは内蔵されていますから、残っています。
マミヤ ブランド マミヤ精機・スプリングカメラ時代はマミヤシックスで一世を風靡しました。それ以降も二眼レフで後期にはレンズ交換式のものを出したり、プレスカメラを出したりしていました。一眼レフでは35mっも出しましたがあまり売れず、中判のRBなどに活路を見出す中版カメラのメーカーになりました。
ミクロファイン 暗室 フジ・超微粒子仕上げ用現像液。大伸ばし用フィルムなどを仕上げる時に使います。感度が犠牲になりますから、あらかじめそのつもりで撮影しましょう。時間を延ばせば所定の感度になりますが、現像液に標準時間に合わせたほうが仕上がりはきれいです。
ミニカム ブランド フラッシュやストロボのメーカー。プロ用の機材を中心に製造してきました。
ミニ コピー フィルム 文献複写用の富士のマイクロフィルム。一般に手に入るコピーフィルムはこれになると思います。普通のフィルム並の価格で買えます。コダックのものはかなり高くなります。ASA10くらいしかありませんし、普通のものを撮ると、白と真っ黒しかない変な絵になります。意図して使う以外は使用に耐えませんから、ご注意ください。
ミノックス ブランド 16mmフィルムを使うスパイカメラをはじめ、独創性のあるカメラを作りました。実用面は別にしてここのカメラはおもちゃではなく、実用・高性能のカメラですから、いまだにファンがたくさんいます。
ミノルタ ブランド スプリングカメラ時代からのメーカーです。ミノルタは「稔る田」だそうです。そしてロッコールは「六甲」だそうです。社名は幾度も変わり今はコニカと合併しています。
ミハマシックス ブランド 輸出を中心に販売された日本製スプリングカメラ。海外のオークションでは時々お目にかかります。良心的なカメラ作りで定評があります。
ミラーアップ  撮影 一眼レフの反射鏡を跳ね上げて固定すること。接写や顕微鏡・望遠鏡写真を撮る時ミラーの動くショックを防ぐために使います。
ミラー ショック カメラ 一眼レフカメラで問題になることです。一眼レフは撮影の直前に勢い良くミラーを跳ね上げます。当然のこととしてショックがありカメラが揺れます。これが微妙なブレになる可能性があります。そのため、速写性を言わない天体写真や顕微鏡写真などではピント合わせの後、ミラーを先に上げてしまうミラーアップをします。中判の一眼レフになるとミラーも大きくショックの大きいのでミラーを跳ね上げないで、ずるっとずり落とす方式を採用した物もあります。RBなど。
ミランダ ブランド 日本製の高性能一眼レフ。明るいファインダーと、味のあるレンズで好評を博したものです。今でもファンはたくさんいますが、高級路線では各社ともにNIKON Fには勝てませんでした。
ミローナ ブランド Milona チェコ・メオプタ社の6*6スプリングカメラ。2型まで出ていますが、それにはこの手のカメラでは珍しいあおり装置が付いています。レンズが1mmだけ傾くようになっていて、記念写真や建物の写真で遠くが小さくなるのを補正できるようになっています。別ページに解説と試写があります。
六つ切 写真 週刊誌の大きさA4程度です。これだけだ系列外の大きさです。
名刺判 写真 手札・サービスサイズの半分です。昔物資が乏しい頃にはこれが多かったのですが、今では見かけません。
メオプタ カメラ チェコの光学メーカー。今でも残っている東欧一のメーカーです。二眼レフは近年まで作っていました。東欧では高級機として使われ、性能も西側にひけを取らないものです。
目線 撮影 被写体人物の視線の方向。  これにより表情と写真の雰囲気が異なってきます。上向きは希望・祈りなど、下向きは反省・失望などといった表現に使われます。特に女性を撮る時は、ポーズ・顔の向き・表情・目線に気を配れば、いつもと違う写真が撮れます。撮られ慣れれば素人でも様になる雰囲気が出せるようになります。ぜひ、撮る側も撮られる側もチャレンジしてみてください。
メダリスト ブランド Medalist コダックの最高級中盤カメラです。フィルムが620ですからそのままでは使えません。軍用に作られた頑丈なものらしいです。蛇腹ではなく35mmカメラをごつくしたようなものです。
メディア パーツ デジタルカメラのほうで云うときは、記憶用のカードのこと。スマートメディア・CFカードなど各種あります。
モスクワ ブランド Moscva ソ連製スプリングカメラでツァイス・スーパーイコンタのデッドコピーからスタートしました。5型まで出ていますが型式が下がるほど折時丸とは違ってきます。組み立て精度からか光線漏れが問題になっています。6*9とマスクで6*4.5が兼用できます。
モノクロ 写真 モノクロームの略。白黒写真のこと。
モノクローム 写真 白黒写真のこと。カラーフィルムと同じように扱える白黒フィルムもでてきています。使ってみてください。
モノ トーン 写真 一つの色調・階調で表されたもの。霧の中のイメージや雪原のイメージのようなもの。
モノ ポッド パーツ 一脚のこと。三脚はトライポッド。簡易型ですが足場の悪いところでもしっかりカメラを支えられる非常に役立つものです。
モルト カメラ カメラのフタとボディの継ぎ目や一眼レフのミラーの当たるところなどの張ってある、クッション材兼光漏れ防止材。柔らかい毛が生えていて密着性を良くしてあるのが多いです。最近はクラシックカメラブームもあって修理用にオークションなどにも出ていますし、通販でも入手できます。   「モルト切れです」といわれたら、経年変化で元のモルトが駄目になったということです。つまり、裏蓋から光が入るということです。器用な方なら自分で張りかえられます。ボディの張り皮も通信販売で入手できます。
焼きこみ 暗室 部分焼きと同じです。
夜景 撮影 夜景撮影はカメラ任せでは中々うまく行きません。カメラも何を基準にしたら良いか、判断に苦しむのです。同じところでシャッター切るとカメラが違う露出を計算したりします。夜景を撮る時はカメラの露出を参考に、全体を明るく写すのなら、絞りかシャッター速度で1段階ずつ3段階ほどまで多くしながら撮影してください。その中に一枚くらい良いのがあるかもしれません。それで、自分のカメラの癖も分かります。ライトだけ写す時は逆に減らしながら3段階くらい撮ってみてください。三脚は必需品です。
ヤシカ ブランド 二眼レフ時代にヤシマからヤシカになり大衆路線のリコー対中級イメージのヤシカの大戦争を繰り広げました。それ以降35mmでも中級機を中心に生産を続け、今は京セラ傘下に入っています。
ヤシノン ブランド ヤシカのカメラに搭載されていたレンズです。二眼レフ以来スタンダードなレンズが多かったようです。
安原 ブランド 近年、カメラらしいカメラを作ると言うコンセプトで生産された、35mmレンジファインダー、フォーカルプレーンのカメラです。『一式』『秋月』と造りましたが中国での生産になってしまい思うように売れませんでした。今は生産も中止になり、今後の修理なども不透明ですが、この形ですと、国産のものでは京セラコンタックス以外はメーカ修理はありませんから、ほとんど新品同様のもんpですから、しばらくは心配なく使えるのではないかと思います。
有効基線長 カメラ 二重増合致式距離計で距離測定の精度を示す基準になります。この数字が大きいほど精度が上がります。倍率の低いファインダーのものは見掛けの距離が大きくてもその倍率を書けた数字は下がってしまいます。35mmカメラでは最高に広いキエフのファインダー倍率は0.7倍程度ですからバルナック型ライカの距離計ファインダーのように1.5倍もある物と比較すると変わらなくなってしまいます。
四つ切 写真 アマチュアが作品用に一番多くたかったサイズです。カビネの2倍です。
ライカ ブランド 35mmカメラを実用化したカメラ。並び称されたコンタックスに比べ圧倒的なシェアーを獲得し、日本を始め世界各国でこの模倣品が作られました。日本のキャノン・ニッカ・レオタックス・ミノルタなどほとんどのレンズ交換式はこの模倣からのスタートです。ニコンはコンタックスの模倣からのスタートです。
ライカMマウント カメラ ライカがM型に発表とともに採用したバヨネット方式のもの。少し径を大きくし、着脱を敏速に出来るようにしたものです。
ライカマウント カメラ レンズのマウントの規格。ライカのねじ込み式のもの。世界で一番沢山のカメラが採用したので、レンズの数、種類ともに一番多いと思います。
ライツ ブランド ドイツの名門。ライカを生み出し世界のカメラの歴史を35mmへと変化させました。
ライト ボックス 写真 蛍光灯とかを内蔵し、乳白色の板の上で、ネガの点検や、ポジを見るもの。病院のレントゲン写真を見るパネルの小型版です。あれば便利です。空き箱で自作も出来ます。
ライト パネル 写真 ライトボックスと同じ
ライトバリュー カメラ 露出計の値を単純化しようと開発された物です。確かにシャッターと絞りを決めれば片方一段上げればもう一方を一段下げるのですから、何処かの組み合わせに番号をつけて光の明るさとすればよいわけで、簡単なのですが、日本人は暗算が得意ですし、それに頼ることになる前に、カメラに露出計が入って連動し、次にオートになってしまいました。  日本のカメラの一部にはこの値がLVとか書いてあります。露出計にも表示があります。まず、使うことは無いでしょうね。
ラジオナール カメラ Radionar ドイツ・ローデンシュトックのレンズ。三枚構成のもの。中級機用ですが侮れないレンズです。
ラチチュード フィルム 露出の違いをどれだけ許せるかと言うこと。最近のフィルムはこの面でも進歩しているので失敗が少ない。
ラッキー ブランド 藤本写真工業のブランド名で引伸機の普及機を作りアマチュアが大変助かったものです。パンダグラフ式の昇降装置が印象的なものです。
ラック ピニオン 暗室 引伸機の焦点合わせのレンズの上下はカメラのレンズより大きいから、レンズには距離調節の装置はありません。レンズのついた板ごと溝を切ったまっすぐな棒と歯車の組み合わせで上下させます。このようなシステムをこう呼びます。接写装置の一部にも使われています。間にアンドを入れるときもあります。
ラボ 写真 現像所のこと。ラボラトリーから来ています。街中のプリントショップをもこう呼ぶときもありますが、割とプロショップ的な現像所を指すことが多いですね。
リコー ブランド 二眼レフ以来日本の中級機から普及機を中心にがんばってきたメーカーですが今ではコピー機のイメージが強くなっています。
リコーオートハーフ ブランド ハーフサイズカメラの中でも異彩を放つものです。ぜんまいを巻いておくとシャッターを切ったあと、フィルムが自動で巻き上げられると言う。今のカメラ並みのアイデアを織り込んだものです。ぜんまい仕掛けの分、引っかかるなどのトラブルもありましたが、いまだにファンがいるものです。
リコーキン パーツ リコーフレックス6*6判のカメラで35mmを使おうと言うものです。カメラが高価で難題ももてない時代の部品で、本家のローライキンのまねでした。当然レンズは80mmで中心部だけを使うので性能は上がります。
リコ− フレックス ブランド 二眼レフの全盛時代にヤシカと低額路線で争ったカメラ。上のビューレンズと下のテイキングレンズを歯車で連結して簡単に焦点合わせをしようとしたスタイルが印象的なカメラです。最後のほうでは高級機のスタイルと言われる前板全体が前後する普通の二眼レフになりました。販売量が多いので中古市場でもたくさんあります。ボディも歯車式の頃は鉄板をプレスしたものです。
リーク カメラ 漏洩のことで、写真のほうでは光が漏れること。原因は裏蓋とボディの間がおかしくなっている場合がほとんどです。クラシックカメラでは防止用の材料が劣化したりボディが変形している場合があります。防止材はモルトとかを買って直せる場合が多いです。更に赤窓式の場合今のフィルムは感度が高いので窓を閉めないと感光してしまいます。スプリングカメラは蛇腹に穴が開いて光漏れを起こす場合もあります。
リール 暗室 現像タンク付属のフィルムを巻きつける枠。これには色んな形式があります。 片溝式・・片方にだけ溝を切ってあり。その溝にフィルムを沿わせるもので巻き込みは容易です。35mmは幅が狭いので張り付きの心配もほとんどありません。Kingにありましたね。  ベルト式・・これはフィルムと一緒にプラスチックの両脇がいぼいぼのベルトを一緒に巻き込むもので、フィルムに直接触る率が少ないので、初心者向きといわれています。巻き込みがきつくてフィルムが自由に動けないとベルトのいぼいぼの跡が残ります。緩々に巻くのがコツです。これもkingにありました。   両溝式・・ これはリールの両側に溝があり、確実にフィルムの間隔を保とうというもの。巻き込みは一番難しいですが慣れの問題です。これのステンレスの代表的なものがLPLからでていますね。ブローニーの現像タンクでリールさえ準備すれば35mmも二本まで出来る便利さもあります。 どの形式かは好みの問題です。
リスト ストラップ カメラ 手首にかける短いストラップ   最近の小型デジタルカメラに付属することがあるようですが、かつてカメラにストラップ用の金具が無かった頃などに三脚穴を利用して付ける短いストラップが売られていました。小型のクラシックカメラを使うには便利なものです。
リス フィルム フィルム 根がフィルムを複写反転させるためのもの。普通のフィルムでは感度がありすぎるので、感度を落として微粒子の物になっています。コピーフィルムよりは表現が普通に近いものです。
立体写真 写真 ステレオ写真と同じ  
リバーサル フィルム スライド用のフィルム。ほとんどがカラーですがモノクローム用もあります。仕上がりは見たままのとおりのフィルムになってきます。焼付けも出来ますがサービスプリントなどには対応していないところが多いです。見るためにはプロジェクターでスクリーンに投影します。本来の色がそのまま見えますから、印刷原稿などには多用されています。ただし、みるときに色の補正など出来ませんから、撮影時の露出やフィルター選びが重要になります。
リバース アダプター パーツ リバースリングと呼ばれることもありますが、レンズを前後逆にしてカメラに取り付けるアダプターです。レンズの後ろの玉とフィルムの間は約3cmほどしか離れていません。レンズの特性はそれを前提に設計されます。従って、極端な接写のときはその特性を逆に使うことによって、歪の少ない映像が得られます。一部の一眼レフ用にはこれが出ていますが、当然、自動絞りやオートフォーカスなどと言うボディとに連携はなくなってしまいます。
両溝式タンク 暗室 現像タンクで巻き込みリールの上下共に溝があってフィルムをフォルドするものです。最近のステンレス現像タンクでは針金で作ったリールですからこの形式になっています。120など幅の広いものでは両方で支える方が安定します。
ルーペ 暗室 写真の方で使うルーペの多くはケースがついていて置いたところにピントが合うようになっています。大体、乳白色の板の後から光を当てたものの上にネガや、スライドを置きピントの状態などを調べるためのものです。普通には使いにくいものですよ。
レオタックス ブランド スプリングカメラから始まったカメラ作りがライカのコピー機の製造へとエスカレートしたメーカーです。非常に丁寧なつくりのカメラで、現役のときよりむしろ、クラシックカメラになってからの方が、貴重品扱いされています。
レチナ ブランド ドイツコダックの製品。35mmスプリングカメラで高性能なものを発売し、世界に名をとどろかせた。スプリングカメラの時代が終わるとともに、表舞台から消えて行きました。あまりかコダックとは一線を画す製品です。耐久性もあり、しっかりしたものが多いですが、昭和20年代から30年ごろの古いものですが、高価なものが多いです。
レッド        エンハンサー 撮影 赤色を強調するためのフィルターです。あまり使うことは無いと思いますが、ポジを本格的にやり始めると欲しくなるかも…
レトロフォーカス カメラ 一眼レフの広角レンズの設計方法。本来の広角レンズはその焦点距離どおりレンズが短くなってゆくものですが、一眼レフにはミラーがあって跳ね上がりますので、レンズをボディの中に入れることが出来ません。そのため独特の設計で広角レンズを設計しました。最初は28mmがせいぜいでしたが、今では超広角まで使える用のなりました。その代わり、広角レンズが大きくなってしまいました。普通に設計した広角レンズはライカマウントなどのものがたまにオークションに写真入ででています。レンズ全体がカメラのボディにめり込んでいるほど小さいものですよ。
レリース レバー カメラ 古い二眼レフやスプリングカメラではシャッターとボディを結ぶことが、機械的に困難でコスト高になるので、シャッター自体に、チャージを解除する手探りでも分かるように少し大きめのレバーをつけたものがあっら。このレバーのことです。二眼レフでは初期の大衆機に多く見られました。スプリングカメラはかなり複雑な形でボディーシャッターにしてありますから、壊れた時を考えて、シャッター側でも切れるようにしたものもあります。
レリースボタン カメラ シャッターボタンのこと。シャッターをチャージしたものを開放するからこう呼ばれる。
レンジファインダー カメラ 覗き窓から被写体を覗く形式で、一眼レフ二眼レフ以外の普通のカメラの形式です。これは写す範囲を知る窓があるという意味です。ただ、覗き窓とレンズの間が離れているので、近距離では誤差が出ます。これをパララックスといいます。二眼レフも上下に約4cm離れているのが、近距離で問題になります。頭の切れた写真が出来てしまいます。
レンズ  クリーナー液 カメラ レンズの汚れを取るための液体。アルコールなどを薄めたものです。レンズ用のペーパーなどにしませて軽くふき取ります。指紋などを取る時に使いますが、付けすぎには気をつけてください。流れてレンズの縁に滲み込むなどすれば、将来の故障の原因になります。かすかに湿っているかな?程度で使ってください。
レンズ キャップ パーツ レンズを保護するために最初から付属しています。フィルターを掛けてもつけられるようになっています。色々な形式はありますが、役目はレンズを守ることです。出来れば、移動中とか保管時にはつけて置きましょう。
レンズ シャッター カメラ シャッターがレンズ部分に付いたもの。シャッターの構造が簡単で共通部品として既製品が使えるので、安く上がる。ストロボも全速で同調する利点もありますが、レンズ交換などではハンディとなります。 大きさにより0番とか00番とか呼ばれます、
レンズ ペーパー パーツ レンズを拭くための専用の紙。油紙みたいなものです。レンズクリーナー液と一緒に使いますが、液の付け過ぎに気をつけましょう。保護用フィルターを掛けておけば、レンズをちゃんと保管していればレンズ自体を磨くことはほとんど無いはずです。磨いて傷つけるよりは保護して磨かない方が無難です。一回に引っ掻き傷一本と思ってください。
レンズつきフィルム カメラ 最初は使い捨てカメラと呼ばれましたが、環境面から、疑問の声が上がり、ヨーロッパなどでは消費者の反発を買うことになりました。今は、カラー時代で100%写真屋で処理をします。回収のシステムさえ作れば、各メーカーにボディを回収できます。今では、現像所にではボディはまとめて改修され、集積場で各メーカーに振り分けて回収されています。特別痛んだものは廃棄しますが、再生率は高いそうです。コスト的には安くなるわけではありませんが、資源の節約に役立っています。それとともに呼び名も「使い捨て」と言う言葉をはずしました。又、プラスチックレンズの性能向上で出来上がりも格段に進歩しました。
レンズフード パーツ 被写体から以外の余分な光線がレンズに当たらないようにするため、レンズの前につける筒状の物。最近のレンズはコーティングの進歩などで障害は置きにくくなっていますが、これをつけることで全体にすっきりした画面が出来ることが多いものです。クラシックカメラでの撮影には必需品です。ボール紙などで自作も可能です。ただし、ケラレには注意してください。
連動距離計 カメラ レンジファインダーカメラの語源にもなったもので、ファインダーの中の距離計を合わせるのと、レンズのピンとあわせをカムによって連動させ、そのまま撮影可能にしたものです。ライカなどのレンズ交換式のものでレンズ穴の中に見えるローラー状のものが連動用のものです。
レンブラント 暗室 フジ・バラ板紙の印画紙。フィルターを使えば多諧調印画紙としても使える標準的印画紙です。取り扱いはRCペーパーのほうが楽です。
ローキー 写真 意図して、画面を暗く仕上げたものです。ハイキーの逆ですが、印画紙の露光オーバーで真っ黒になったものとは違います。真っ黒な中にも白があり、ちゃんとトーンがあるものです。社会問題・人間の影の部分を表す手法として使われます。 ハイキーの反対
六桜社 ブランド 今のコニカミノルタ、昔の小西六の前に、スプリングカメラを作っていたときの会社名で国産のスプリングカメラの名機とされるパールです。この桜を引き継ぎフィルム名が「さくら」とされたようです。
露出計内蔵 カメラ その通り、カメラに露出計が内蔵されているだけです。露出に連動はしていません。その代わり、露出計が壊れていても、少し重いだけで、写真を撮る機能には関係ありませんから使えます。
ロッコール ブランド ミノルタのレンズ。緑のコーティングで話題を呼んだり、マニアの多いレンズです。
ロード ブランド 岡谷光学の35mmカメラで途中で現像するためのフィルムカッターがついた機種があるなど、面白いものがありました。
ロモ ブランド ロシアの大衆カメラのブランドで、おもちゃに近いものです。これは、写りがよいとか出なく、独特の描写とかを楽しむマニアが沢山居ます。写りを期待するなら、手を出さない方が無難です。
ローライキン パーツ ローライフレックスやローライコード6*6判二眼レフで35mmフィルムを使うためのものです。カメラが高価で何台ももてなく、時代が35mmへ移行し始めたことを背景に生まれたものです。今でも、中古市場にはかなり出ています。テッサーでもクセナーでも6*6をカバーするように設計されていますから、その中心部のみを使うので、性能、描写力には定評がありました。しかし、あくまでも。大きな6*6二眼レフを兼用機として使うものなので、扱いづらいものです。
ローライ コード ブランド 二眼レフで世界一を誇るローライの普及機として生まれました。セルフコッキングが付かないなどの簡略化はされていますが、レンズには途中からクセナーが載せられ、写真をとるという面では最高のものと同等でした。
ローライ フレックス ブランド 二眼レフの最高峰。クランクによるフィルム巻上げなどの高級機能と、レンズもテッサーやクセナー・クセノタールなどの高級品を採用したものです。今でも最高級品の名をほしいままにしています。
ロルフィックス ブランド Rolfix ドイツFRANKAフランカ社の6*9スプリングカメラ。レンズやシャッターにバリエーションがあります。ボナフィックスとはほとんど同じものです。
ロンド ブランド 暗室用品などを製造したメーカーです。今はこのブランドではないようです。
ワトソン式露出計 パーツ 昔の露出計で光によって色の変わる素材を内蔵しており、その色の変化をサンプルと照合して露出を決めるものです。BeeBeeとか云われて、アメリカを中心にずいぶん使われたようです。海外オークションではかなり出回りますが、日本では使われていませんでしたので、あまり目にはしません。
ワルツ WALZ ブランド 昔のカメラ用アクセサリーメーカーの最大手。フィルター、フードから露出計、フラッシュ発光器、何でもありました。オークションではよく見かけます。二眼レフも発売していた時代があります。