昭和時代
洋裁学校

 昔は小さな田舎の町にでもあった『洋裁学校』です。戦後、少し世の中が落ち着いてきた頃、若い女の子が通ったところです。
 自分の服が縫えるように・・・将来、子供の服くらいは縫って上げられるように・・・手に職をつけておくために・・・
 この町にもドレメ系の物、田中千代系のものの二校もありました。
 こうした学校の母体三校は今もあるようですね。文化・杉野・田中・・・戦後の女性のどれだけの人がお世話になったでしょうね。

 木造の結構大きな校舎です。このバス停もかつては華やかなうら若き女性の乗降客でにぎわったのでしょうね。
 この昭和を象徴する学校の卒業生も年金生活に入り、ミシンの糸が通せない歳になっていますね。

 もうひとつ何処にでもあって、女の子の集まっていた『編み物教室』も消えて行きましたね。
 こうして『手作り』と言うものが消えて行きましたね。
 昭和は遠くなりにけり・・・