竹薮

 今全国で増えて困っているものの一つにタケヤブがあります。
 昔は物干し竿、ざる、篭、垣根など生活の中で使われることが多く、大切な資源として管理されてきました。
 今では竹製品は趣味の世界に入ってしまいました。筍も営業用は別として掘って食べる人も減っています。そのために田舎の里山の竹やぶは荒れています。
 普通は荒れると減るものですが、孟宗竹などは勢力が強く根っこを伸ばして段々と周りの植物を押しつぶして行きます。
 地震の時は竹やぶへ・・・などといわれていましたが、現実の竹やぶは根が浅いために山腹崩壊を防ぐ力は弱いのです。おまけに他の植物との共生を嫌い滅ぼしてしまうので余計に困り者です。
 ただ、単に眺めるには竹やぶはいいものです。

 左の一枚は19mmズームのワイド側を使い遠近感を誇張したものです。
            ミノルタ α7700i コシナ・ワイドズーム19〜  コダック T-MAX100