ローライ・コード
III型
Rollei Cord 3
ローライ コード 3型
西ドイツ クランケ アンド ハイデッカー 社 通称ローライ社
レンズ シュナイダー社 XENAR 80mm f3.5
フィルターサイズ バヨネットタイプ T型
シャッター コンパー・ラピッド
二眼レフの王者「ローライ」の普及機として誕生したローライコードの3号機です。ローライフレックスとの違いはフィルム巻上げがクランクからノブへ、完全オートマチック巻上げセルフコッキングからセミオートマットで手動シャッターチャージになったところが大きく違います。つまり、本体の操作性の部分が違うわけです。レンズの当初はツァイスのトリオタールと言う、甘めのレンズが搭載されていましたが、この型からはシュナイダーの『クセナー』が搭載されました。これはスプリングカメラなどにも使われ、その後では本体の「ローライフレックス」にも搭載されています。シャッターもコンパーラピッド・最高級のものが使われています。と、言うことは操作性以外は高級機と同じ性能と言うことです。撮影するにはお買い得商品ですね。それでも、ステイタスシンボル的なローライにおいては安物扱いでした。しかし、安物と言えども当時の日本ではサラリーマン初任給1年分近くに匹敵する代物でした。フレックスになると2年から3年でしょうね
![]() |
背面とコンツールファインダー この時代のカメラの多くはボディの開いたスペースや革ケースなどに露出表を付けたものが結構沢山あります。 フィルムもさほど種類が無かったので表も作りよかったのです。それでもこのコード3型時代でASA12・25・50・100と4種類表示されています。 入門機を意図したコードなので露出表も絵表示で分かりよくされていますから、万国共通で理解できます。最も太陽の明るさは日本程度の緯度を想定しているようです。 モノクロ写真ではこうした露出表を経験で補正する程度で充分撮影できます。この時代のカメラマンはアマチュアでもかなりのシチュエーションの露出は覚えていたものです。 上のフード部分は透視型ファインダーに下状態です。 二眼レフはスクリーン上で天地は合っていますが、左右が逆になってしまいますから。動くものを撮るのは苦手です、スクリーンで右から左に進むものを追いかけるのにカメラを左に振るのではなく右に振らなくてはならないのですから無理な話です。そのために考案されたのがこの形です。もちろんピントは合わせられません。置きピンで撮影したものです。 何もここまでしなくても・・・と、今のカメラマンは思うでしょうがこの時代は一人で持っているカメラは一台です。カメラがあるだけで『お金持ち』に見えた時代です。 ローライオートではフードにミラーをつけてピントをみながらアイレベルでの撮影を可能にしましたが、左右が逆は解決されていませんから短期間で廃止されました。私のローライオートマットIIIはその方式です。 |