RETINAS
レチナ各種
1a・2c・3c

左からレチナ1a・レチナ2c・レチナ3cです。
この形はそれぞれ標準レンズが付いたものです。1aはレチナクセナー50mmf2.8・・・2cはレチナクセノンC50mmf2.8・・・3cがレチナクセノンC50mmf2です。
 ボディは1aが8角形の角ばったものに対し2c3cは角を取った丸みを帯びたものです。これはa型とc型の違いで巻き上げればーもaが付けば普通の上面にあるものでcが付くと下になります。
 他にもcはれんぞが交換できる、cはライトバリュー式と言う違いも有ります。
 この他この時代のレチナの代表的なものにa型で距離計連動の2aがあります。私個人としてはレンズを換えないならこの2aが一番良いと思います。

 これは左から50mm標準、35mmワイド、80mm望遠をつけたスタイルです。外付けファインダーを載せたスタイルはとてもコンパクトカメラではありませんね。折りたためるのは標準レンズのときだけですからね。つまり、このままの形で持ち運ぶと言うことです。レンズキャップでも探して付けないとバッグの仲でも気になりそうです。
 Cシリーズのライトバリュー方式は露出が同じなシャッターと絞りの組み合わせを数値化したもので、慣れれば露出は覚えやすいのでしょうが、レチナはこの数値をセットする方式でレンズ下側の絞りセットレバーがロックされて一寸引っ張らないと単独では変わらないようになっています。つまり、絞りとシャッターがくっついて回るのです。
 1/250-f8にセットしたものを少し雲が出たからとシャッターを1/125に落として合わせたつもりでいると絞りもくっついてf16になってしまうのです。露出の組み合わせを変えるには絞りレバーのロックを解除する必要があります。
 今では使われていないライトバリュー方式のカメラは結構あります。これを嫌ってレチナの絞りレバーを変形させてロックしないようにする人もいるようです。解除してしまえば普通のカメラになります。
 3cの内蔵露出計は完全にライトバリュー式で追針式で出てくるのは15とか16とか言うライトバリューだけです。今ではまさにレチナ専用ですね。ちなみに、私のこの3cの露出計は動いていませんが、蓋を開けてみる気もありません。セレンなので組み立てなおせば動く場合が多いのですが・・・