Nikomat EL
ニコマット EL

ニコマート EL


 1972年に発売されたニコマートシリーズの終わりのほうのものです。ニコンFの弟分として出された数々の普及機の中では、最高に良く出来たものです。
 絞り優先のTTLオートが使える設計です。シャッターはコパルの縦走り金属シャッターです。X接点も1/125までになっています。このカメラの一番優れているところは、電池が切れても、メカニカルの1/90のシャッターが切れるということでしょうね。これさえ分かっていれば、安心して撮影は続けられますからね。
 私は、大事なNIKON Fを温存するために、これを購入し、旅行などにもこれをもって行きました。ペンタゴンもへっこみ、ブラックのペイントもはげて地金が出ていますがノートラブルで来ています。
 写真の質はボディではなくレンズで決まります・・・このカメラはニッコールがそのまま使えるものでした・・・・

 上部右側
 シャッターはニコンFとほぼ同じ形です。ストロボは縦走りシャッターになり赤の1/125で同調します。緑のAの位置で絞り優先のオートになります。小窓は古いカメラの証拠にストロボとフラッシュバルブの同調ポイントの切り替えようです。赤の矢印がストロボでシャッターリングの外縁を持ち上げて廻すと切り替わります。
 フィルムカウンターは自動の順算式です。
 左端に少し見えているように頭にホットシューつきのアクセサリーシューは着いていますから市販のストロボも普通に使えます。
 巻き上げレバーのそばにある丸に一文字はフィルム面を示すもので古い日本のカメラには表示されたものが多いです。
 巻上げレバーがこの位置に収納されている時は電気回路が遮断されシャッターもロックされています。スイッチの切り忘れも少なく合理的なものです。
 上部左側
 この部分がニコマートELの特徴的なところです。
 @の小さなポッチを動かしながら巻き戻しノブを二段引っ張り上げると裏蓋が開きます。これが発見できずに蓋を開けられない人も多いです。
 Aのポッチを押し込みながら外リングを廻すとフィルム感度がセットできます。ASA25から1600まであるのでh実用上は足りると思います。シャッター速度も4秒から1/1000という設定でバルブ以前に長時間も制御できるようになっています。
 この左側すぐ下にシンクロ接点があります。接触不良尾起こしやすいストロボなどでも左手で自然に押し付けながら写真が取れるので安心感が強いです。
 後から
 ファインダーの丸い部分はねじ込み式で視度調節用のレンズがつけられます。
 その左の丸いものは左側の白いボタンを押すと右の黄色いテストランプが点灯すれば電池があるということです。
 ただ、このニコマートのいいところは例え電池がなくなっても、メカニカルシャッター機能は生きていて1/90でシャッターが動作することです。露出計も止まりますが、マニュアルで露光を決めれば、ニコンF同様の自動絞りですからなんの支障も無く撮影が続けられます。
 プロがニコンFのサブ機として持ち歩いたのもこの信頼性があるからでしょう。