熊野古道
松本峠

熊野市木本町ー大泊町

 世界遺産に登録された「熊野古道」の中で、一番人里に近いものです。
 熊野市の中心木本町(きのもと)のはずれから小さな尾根を越えるものです。熊野市駅から歩いてちょうどハイキングコース程度です。車の入る終点からだと峠まで250mくらいしかありません。タクシーでそこまで行っても片道1.5Kmくらいです。一番手軽に石畳の古道を味わえるところです。
 そんな峠に上る道も、眼下には弓なりに連なる七里御浜と熊野灘が広がり、かなたには紀伊山地がかすんで見える絶景の散策路です。

 この峠は簡単に見えても、歩きよかった浜街道を離れこれより伊勢路までの30里ほどの険しい山道の入り口なのです。逆に伊勢路から来た人には、これより浄土・熊野の入り口が明るく開けて見える峠です。

上の一枚がIKOFLEX2A・・・他はIKONTA523/16・・レンズは共にテッサーです。