JR東海・紀勢線
神志山
KOUSHIYAMA
JR東海に入って5番目の駅、南牟婁郡最後の駅になります。
駅を出てすぐに志原川に掛かる鉄橋を渡ります。これを越えると熊野市です。
神志山駅は旧神志山村の駅として整備され、小さいながらも駅前にロータリーを持った駅です。
今は無人になっていますが、上下二本の線路と二本のホーム、そして跨線橋まで持った駅です。それでも、特急は通過し、乗降客もほとんど無くなった寂しい駅です。
この神志山(こうしやま)も「神」の字が付きますが、この一帯では『神』の付く地名がすごくたくさんあります。
すぐ山側が『神木・こうのぎ』さらに山を越えると『神川・かみかわ』『神上・こうのうえ』『神山・こうのやま』などです。イザナギ・イザマミ時代からの地域ですから、神が一杯居てもおかしくないのでしょうね。その代わり、鬼もたくさん居ます。隣駅の市木は本来『一鬼』だそうです。駅名の『二木島』も『二鬼島』だそうです。熊野市駅の旧駅名『木本駅』は『鬼の元』です。一番から9番まで、揃っていたそうです。
神志山にはかつて農事試験場があり、この地方のみかん作りの本拠地でもありました。