レンズによる違い
パースペクト
画角

 下の写真は同じところに三脚を立て、レンズのみをズームし、交換して撮影したものです。同じミノルタα7700iでPモードのオート露光です。ピンともセンターのカンナの花にあわせて自動です。途中でレンズが変わり計三本のレンズですが連続撮影同じフィルム、同じスキャナー無調整ですから、焦点距離によるオート露光の違いも出ています。

200mm撮影
ミノルタ・80〜200ズーム
135mm撮影
ミノルタ・80〜200ズーム
80mm撮影
ミノルタ・28〜85ズーム
50mm撮影
ミノルタ・28〜85ズーム
28mm撮影
コシナ・19〜35ズーム
19mm撮影
コシナ・19〜35ズーム

 真ん中の花まで約.1.5mくらいです。
 200mmとか望遠ですとこの距離でもかなが主体になり露光も花に合ってきます。背景もぼけて主体が浮かび上がります。
標準レンズではもはや何をとったのやら分からなくなってきます。露出も背景の明るい部分に引っ張られかけています。
 下の段のワイドレンズ系になるとまさに状況説明写真になってきます。
 ピントの深さはワイドになるほど大きくなりますから、このようにうんと手前のカンナに合わせても背景まであってきます。本来ならもう少し後ろに合わせて、背景のピンとももっと確かなものにするものです。
 このように同じ場所で同じように撮ったのでは、写真がなんともならなくなることが多いです。
 特にワイドのほうでは、被写体に張り付いてポイントをつけないといけないと思います。ぎりぎりまで張り付いても超ワイドの場合なら画面中ピントが合っています。
 画角の違いと、ピントの違いを利用していろんな味の写真を作るのがコツです。
 今は、ほとんどズームレンズが付いていますから、それを利用してやれば楽にできると思います。
 近づくのが面倒だからズームで引っ張る・・・これはやはり本当ではないですね。自分の意図する画像に合う焦点距離のレンズで、人間のほうが画面にきちんと納まるように動くべきです。

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