珍カメ・変カメ

127フィルムカメラ

 127フィルムとは今の日本ではあまりなじみの無い企画のフィルムですが、裏紙が付いていて4*4とかの写真を撮るものです。ベスト判とも呼ばれるものです。
 日本ではあまり普及しなかったものですが、6*6などより小さく作れることと、裏紙付きで赤窓でのフィルム巻上げが出来るので簡単なカメラが作れるので、初心者用や玩具のようなカメラがたくさん作られています。日本のメーカーも輸出を中心に大量に作りました。この規格でも高級品のベビーローライなどまともな物もたくさんあります。
 フィルムは輸入品が販売されていますから、これらのカメラは実際に使って遊ぶことは出来ます。

 カメラの画像はクリックすれば大きくなります。解説は個人的な見解ですし、実物を手に出来ないものばかりなので不正確な場合があります。あくまでも、参考程度です。
 実用上の評価ではないものが多いですから、めぐり合えても自慢の種にするつもりでゲットしてください。持つことが楽しそうと言う基準で収録してゆきます。

イコネッテ
IKONETTE
ツァイス
Zeiss
ドイツ1929頃
詳細は良く分かりませんが、ツァイスが作っている物です。レンズはフロンタールが付いているとのことです。
ゲルトD3
GELTO
東亜光機
TOAKOKI
日本1950〜52
ゲルトフレックスやスプリングカメラまで作って輸出していた日本の中堅メーカーのもので3*4レンズがグリンメルシャッターはT・B5〜250と金属ボディで作られたものです。
コリブリ
KOLIBLI
ツァイス
Zeiss
ドイツ
1930〜35
ツァイスの作った3*4の沈胴式カメラです。レンズはトリオプランが使われシャッターもTB1〜300のちゃんとしたカメラです。携帯性を重んじたしゃれたケースに入っていました。
コメット S
COMET
ベンチーニ
BENCINI
イタリア1950頃
珍しいイタリア製のカメラです。シャッターはBと1/50だけ、絞り調整はなしです。距離の調節は付いています。おそらくf110くらいで当時のフィルムのASA50で昼間に撮るように作られたのかと思います。カメラの割りに純正ケースが立派です。
タニット
TANIT
フェラーニア
FERRANIA
単速シャッターで沈胴式のものですが、詳細は良く分かりません。作りとケースからして玩具ではないようです。
デトローラ HW
DETROLA
ウォレンサーク
WOLLENSAK

アメリカ
アメリカらしからぬきちんとしたカメラらしいものです。デトロイトで作られています。レンズは2インチf4.5ですが、絞りなど詳細は分かりませんが距離調整もきちんと付いたカメラのようです。
WALZ AUTOMAT
ワルツ オートマット44
日本  単なるワルツの44二眼レフではありません。なんと、レンズがズノー60mmf2.8です。それだけでマニアには価値があります。ズノーの一眼レフは夢物語ですがこちらはその1/10くらい?それでも高嶺の花ですが、ベビーローライなどは欲しくないですがこちらは使ってみたいですね。シャッターはコパルMXでしょうか。