Pearl III  モノクロ試写

 パールIIIは小西六の誇るヘキサー・3群4枚のテッサータイプが搭載されており、非常にシャープなものです。
 戦後の復興期で「四畳半メーカー」などと言われる町工場のようなところでも、進駐軍さん向けや輸出用にカメラが作られた時代ですが、小西六などは別格扱いの高級品でした。


 昭和のカメラだからこんな街並みを撮りました。
 75oと言うレンズの遠近感はおとなしい描写になります。

 ちょっと絞り込んでの近距離です。
 少し硬めの描写になります。
 今どきのレンズとの差はモノクロでは感じられません。


セミ判での75oは少しデフォルメ感が出ることもあります。
 中判ですからガラス部分などの質感もよく出ます。



右側に光線漏れのような状況も見られますが、フレアーなのかよくわかりません。


全て、フィルムはTRI-X400
現像は D76二倍希釈、20℃標準現像です。