FRANKA BONAFIX 2 RADIONAR105mm 
           ボナフィックス・試写
   

 カメラ自体はあまり多くない機種です。
 レンズはローライなどでおなじみのXENARを作っているSCHNEIDERの物です。三枚玉のコーティング付です。

  絞り5.6開放に近いものです。距離は3.5フィート程度の至近距離、ボケも素直なものです。描写は開放に近いのでこの程度出れば上等かと思います。フィルムの平面維持が困難なため、ピントがあるかどうかは確信のもてないところもあります。
 フィルムはKODAK T-MAX 400

 中間距離絞りも中間f11の状態です。比較的細かいものも良く出ていると思いますが、モニターではあまり表現できません。少し硬めの描写になっています。

 逆光状態のものです。雲の陰に太陽がかすかに見える条件ですが、50年前のものとは思えない、フレアーの無いものです。格付けは中級機ですがレンズは高級機と同じものが使われています。6*9版でも。周辺の光量不足とか気になるような収差は感じられません。モノクロームでは完全に実用機として使えるレンズだと思います。
 6*6版のマスクを使えばフィルムの平面性も向上し105mmの中央部のみを使うためかなりの描写力になると思います。